岡田徹
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岡田徹 | |
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生誕 | 1949年4月23日 |
出身地 |
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死没 | 2023年2月14日(73歳没) |
学歴 | 立教大学卒業[1] |
ジャンル | ロック |
職業 |
キーボーディスト 作曲家 編曲家 音楽プロデューサー |
担当楽器 |
キーボード アコーディオン |
活動期間 | 1973年 - 2023年 |
共同作業者 |
はちみつぱい ムーンライダーズ |
岡田 徹(おかだ とおる、1949年4月23日 - 2023年2月14日)は、日本の男性音楽家。ムーンライダーズのキーボーディスト、アコーディオン奏者、作曲家・編曲家、音楽プロデューサー。
来歴
[編集]1949年、東京都に生まれる。立教大学卒業。のちにムーンライダーズのメンバーとなる岡田と武川雅寛、白井良明は立教大学の音楽サークル「OPUS」出身であった[1]。
1973年、鈴木慶一が率いるロックバンドのはちみつぱいに加入、解散後はそのメンバーを母体としたムーンライダーズに参加。
ムーンライダーズでのボーカル曲はメンバー中で一番少ないが、アルバム『Istanbul mambo』収録の「週末の恋人」ではダミ声で歌っている。鈴木慶一は「普通に歌うとアナウンサーみたいな歌い方になるので、この歌唱法で歌っている。(岡田の)家族はみんなアナウンサーだ」という。岡田はこのコメントに少々傷心し、以降は「このバンドでは美声ではダメだ」とダミ声で歌ったり、機械で加工するなどの工夫を凝らすようになったという[4]。
音楽プロデューサーとしても、様々なミュージシャンのプロデュースを担当し、PSY・S、パール兄弟、プリンセス プリンセス(「赤坂小町」から「JULIAN MAMA」を経ての本命名者)、Nav Katze、野田幹子、坂本美雨などのプロデュースを手掛けた。
またムーンライダーズやソロ活動以外にも、様々なミュージシャンと音楽ユニットを組み、1987年に松浦雅也、安部隆雄と「AMOR」、1995年に大所帯のアコーディオンバンド「LIFE GOES ON」、2001年に山本精一、伊藤俊二と「ya-to-i」、2008年、エイプリルズのイマイケンタロウ、ELEKTELのporymoogと「CTO LAB.」、2014年には夏秋文尚(ジャック達)、吉田孝(Rose-Unlimited、5thガーデン)、黒田英明(plusico)と「UKULENICA」を結成した。
「打ち込み」という言葉を初めて用いた人物[5]とされる。いち早くローランドのデジタルシーケンサーMC-4を導入してプログラミングを担当した。
数多くの映画・アニメのサウンドトラック、コマーシャルソングも手掛けた。なお、初代プレイステーションの起動時に流れるサウンドロゴの作曲者と言われることがあるが、この起動音は藤澤孝史の作曲であり、岡田が担当したのはプレイステーションのコマーシャルのサウンドロゴ[注釈 1]である。
2023年2月14日、心不全のため死去[2][6][7][8]。73歳没。
参加バンド
[編集]- はちみつぱい(1973年9月 - 1974年10月)
- ムーンライダーズ(1975年 - )
- AMOR(1987年 - )
- LIFE GOES ON(1995年 - )
- ya-to-i(2001年 - )
- CTO LAB.(2008年 - )
- UKULENICA(2014年 - )
ディスコグラフィ
[編集]はちみつぱい
[編集]ムーンライダーズ
[編集]ソロ・アルバム
[編集]LIFE GOES ON
[編集]ya-to-i
[編集]CTO LAB.
[編集]プロデュース
[編集]- アグネス・チャン
- 『Love me Little, Love me Long』(1981年)- プロデュース・編曲
- プリンセス プリンセス
- PSY・S
- パール兄弟
- Nav Katze
- CHIROLINE
- 久保田洋司
- Vanity『トラブル』(1995年)
- 篠原ともえ『MEGAPHONE SPEAKS』(1998年)
- 覚和歌子
- 初音ミク 『plays 月光下騎士団』(2011年)
- Recto Berso 『Nice To Love You!』(2012年)
- nAo 『Strawberry Heart』(2012年)
- APRILS 『MAGICAL GIRLS』(2012年)
- little moa 『Good evening』(2013年)
- GARLAND
- 坂本美雨
- BEGIN
- 野田幹子
ほか多数
作曲
[編集]- アグネス・チャン「Try Again」- 作曲・共編曲
- 収録アルバム『Mei Mei いつでも夢を(1976年)』には「鈴木慶一とムーンライダース」として参加
- SDガンダム外伝 騎士ガンダム物語(OVA)
- クラッシュ・バンディクー (ゲーム)
- 天才ビットくん(The Bittles)
- ドコモダケ
- PlayStation (ゲーム機) - CMサウンドロゴ
- ペイル・コクーン
- イヴの時間
- ジ、エクストリーム、スキヤキ
ほか多数
映画音楽
[編集]CM出演
[編集]- NTTドコモ「ユニバーサルデザイン」(2007年)
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 当該音源は、ムーンライダーズのアルバム『MOONRIDERS CM WORKS 1977-2006』に収録されている。
出典
[編集]- ^ a b moonriders(ムーンライダーズ)が2月に急逝した岡田徹を悼むトリビュート・ライブを開催! 日本コロムビア プレスリリース、PR TIMES、2023年6月29日、2025年2月13日閲覧。
- ^ a b c 「ムーンライダーズ」岡田徹さん死去73歳 音楽イベント出演へリハビリ続けるも願いかなわず 日刊スポーツ、2023年2月23日
- ^ “さっき当日の新聞をググッてみたら。実況志村アナになってた。じぇじぇ!! ラジオだったのかなぁ。父の声にしか聞こえなかったのに。でもミュンヘンオリンピック女子100mバタフライで「あの青木が泣いています」と放送したのは父です。青木まゆみさんは金メダル。しかも世界新!!”. Twitter. 2021年11月14日閲覧。
- ^ 『ミュージック・マガジン』12月増刊号『ムーンライダーズの30年』株式会社ミュージック・マガジン、2006年12月1日発行。雑誌コード 08480-12[要ページ番号]
- ^ 『キーボード・マガジン』1996年6月号付録内にて。
- ^ “「ムーンライダーズ」岡田徹さん死去、73歳心不全 プリプリら作品プロデューサーとしても活躍”. 日刊スポーツ. (2023年2月22日) 2023年2月22日閲覧。
- ^ 「ムーンライダーズ」岡田徹さん死去 73歳、心不全 4月ライブ出演目指しリハビリも… スポニチアネックス、2023年2月22日、2025年2月13日閲覧。
- ^ “お知らせ 訃報”. 日本コロムビア株式会社 moonriders division (2023年2月22日). 2023年2月22日閲覧。
- ^ “前田司郎監督「ふきげんな過去」小泉今日子と二階堂ふみのビジュアル発表”. ステージナタリー. (2016年2月6日) 2016年6月22日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- valb label - 本人主宰のインディーズレーベル(事実上の公式ウェブサイト)
- スーパーミューザック
- 岡田 徹 (@bi10R) - X(旧Twitter)