少女まんが館
少女まんが館 | |
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施設情報 | |
正式名称 | 少女まんが館 |
愛称 | 女ま館[1] |
専門分野 | 少女漫画 |
事業主体 | 個人(中野純・大井夏代夫婦)[2][3][4] |
管理運営 | 同上 |
開館 | 1997年(平成9年) |
所在地 |
〒190-0155[5] 日本 東京都あきる野市網代155-5[6][5] |
位置 | 北緯35度43分29.882秒 東経139度15分2.483秒 / 北緯35.72496722度 東経139.25068972度座標: 北緯35度43分29.882秒 東経139度15分2.483秒 / 北緯35.72496722度 東経139.25068972度 |
統計・組織情報 | |
蔵書数 | 50,000冊以上[7](2015年[7]時点) |
館長 | 中野純・大井夏代[4] |
公式サイト | 少女まんが館 |
地図 | |
プロジェクト:GLAM - プロジェクト:図書館 |
少女まんが館(しょうじょまんがかん)は、日本の東京都あきる野市網代[注釈 1]にある少女漫画専門の私設図書館[8][1]。略称は女ま館(じょまかん)[9]。2021年5月時点で、約6万冊強の蔵書を収める[6]。
概要
[編集]事業主および館主は中野純・大井夏代夫妻である。
少女漫画の永久保存を目的とした私設図書館で[3][4]、数万冊の少女漫画関連書籍(雑誌、単行本、その他書籍)、雑誌付録、その他の関連品を所蔵する[3][4][10]。マイクロ・ライブラリーとしてはテーマ目的志向型に分類される[8]。
旧所在地も現在所在地も、都心から遠く離れた東京都西部の山間部にある[11]。現在所在地は近場に多摩川水系の秋川渓谷(cf. 秋川)がある[11]。
毎年行われる東京国際アニメフェアには少女まんが館の蔵書を貸し出している[3]。また、少女漫画愛好者の交流を図っており、少女漫画作品をテーマとしてファンが語り合う不定期イベント「小さな茶話会」を開催している[5]。加えて、館主には、来館者のためにゲストハウスなどの施設を設けて宿泊できるようにしたいとの展望がある[3]。
歴史
[編集]1995年(平成7年)、文筆家の中野純が「少女まんが図書館」を構想し、パソコン通信で発信し始める[6][3]。
1997年(平成9年)、中野純・大井夏代夫婦が、東京都西多摩郡日の出町にて、私設図書館「少女まんが館」を開館する[3][4]。
2002年(平成14年)8月、施設の一般開放を始める[3]。6畳一間を閲覧室として開放す���[12]。
2009年(平成21年)、少女まんが館が現所在地である東京都あきる野市網代へ移転[3][4]。
2014年(平成26年)3月26日、館主・大井夏代の自著『あこがれの、少女まんが家に会いにいく。』が刊行される[13][2][注釈 2]。
2015年(平成27年)8月19日、三重県多気町丹生に姉妹館「少女まんが館 TAKI 1735」が東京から移住した志村夫妻によって開館される[14]。少女まんが館からの寄贈分を主とした約5,500冊の蔵書がある[14]。
2018年(平成30年)、佐賀県唐津市に「唐津ゲストハウス 少女まんが館Saga」が誕生し、姉妹館として連携している。同年、NHK『美の壺』File.451「心ときめく 少女漫画」2018年9月30日放送回(BSプレミアムは同年7月27日)で少女まんが館が取り上げられる。
蔵書の変遷
[編集]開館当初は中野純が所蔵していた少女漫画関連書籍 約500冊からの始まりであったが[3]、全国各地の愛蔵家などからの寄贈が続き、
- 1998年(平成10年) - 10,000冊を超える。
- 2008年(平成20年) - 少女漫画関連書籍 所蔵数 30,000冊以上[3]。
- 2013年(平成25年) - 秋時点で約55,000冊[15]
- 2018年(平成30年) - 少女漫画関連書籍 所蔵数 約60,000冊。
利用案内
[編集]姉妹館
[編集]- 少女まんが館 TAKI 1735(三重県多気町)
- 唐津ゲストハウス 少女まんが館Saga(佐賀県唐津市)
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b “あこがれの、少女まんが家に会いにいく。”. Amazon. 2016年10月29日閲覧。
- ^ a b c d e f g h 宮澤諒 (2015-08-17日). “三重県多気町に「少女まんが館TAKI 1735」 少女まんがを無料で公開 東京都あきる野市にある「少女まんが館」の姉妹館として。”. ITmedia. 2016年10月27日閲覧。
- ^ a b c d e f 和久井香菜子 (2015年9月26日). “これぞ少女漫画の金字塔『ガラスの仮面』茶話会に見たファンの熱量―「紅天女問題」「月影先生の年齢」白熱の120分”. サイゾーウーマン. サイゾー. 2016年10月27日閲覧。
- ^ a b c d e f 少女まんが館とは?/少女まんが館(2021年8月19日閲覧)
- ^ a b 大沢悠 (2015年8月17日). “【三重】多気の少女まんが館、19日に開館 16日内覧会”. 中日新聞. 2016年10月27日閲覧。
- ^ a b 宮内禎一(編集委員) (2015年10月25日). “マイクロ図書館、寄っといで 本のシェアで心も通う”. NIKKEI STYLE. 日本経済新聞社. 2016年10月27日閲覧。
- ^ 大井夏代『あこがれの、少女まんが家に会いにいく。』けやき出版、2014年、p.17
- ^ “読書の秋! 小さな図書館「マイクロ・ライブラリー」に出かけてみない?”. 資生堂ジャパン (2013年10月23日). 2016年10月29日閲覧。
- ^ a b 西牟田靖 (2015年5月31日). “BOOK STAND 西牟田靖さんが登場!”. J-WAVE. 2016年10月29日閲覧。[リンク切れ]
- ^ 米光一成 (2012年1月27日). “最初は5人の共同生活からはじまった。住み開きって何? 自宅が博物館に!?”. エキサイトニュース. 2016年10月29日閲覧。
- ^ ““憧れ”の少女マンガ家へのインタビュー本、萩尾望都ら10名”. コミックナタリー (2014年3月18日). 2016年10月30日閲覧。
- ^ a b 大沢悠 (2015年9月9日). “少女マンガ5500冊、多気町・丹生大師表参道に自宅ミュージアム「少女まんが館」”. 伊勢志摩経済新聞. 2016年10月27日閲覧。
- ^ 大井夏代『あこがれの、少女まんが家に会いにいく。』けやき出版、2014年、pp.156-157
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 少女まんが館 homepage
- 少女まんが館 (Jomakan) - Facebook
- 少女まんが館(ooi) (@shoujomangakan) - X(旧Twitter)