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唾壺

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
染地遺跡(調布市)出土 唾壺
調布市郷土博物館展示。

唾壺(だこ)は、もとは唾液や喀痰を吐き入れるための容器であったが、のちに実用性は失ったという。

和名抄』では、澡浴具の中に記されているが、平安時代には室内装飾の具のひとつであったらしい。白銀製で、二階棚の下段、右側に置かれるのが例であった。

深さ2寸、口径1寸4分、尻高3分の壺の上に、「唾壺羽」という深さ1寸5分、口径9寸5分の容器を載せたものである。

長さ1尺1寸、幅1尺の、蓋のような台の上に置かれた。

延喜式』には、「銀唾壺一口、口径八寸五分」とある。

関連項目

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  • 唾吐き - 結核についての研究があいまいであった時代には、公共の場所に痰壺を設置するよう定められた。のちに法律は撤回され唾吐きは禁止された。痰壺も撤去された。
  • 感染経路 - 唾液により接触感染・飛沫感染などを引き起こす。