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古河駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
古河駅
西口(2022年6月)
こが
Koga
栗橋 (7.5 km)
(4.7 km) 野木
地図
所在地 茨城県古河市本町一丁目1-15
北緯36度11分41.04秒 東経139度42分34.35秒 / 北緯36.1947333度 東経139.7095417度 / 36.1947333; 139.7095417座標: 北緯36度11分41.04秒 東経139度42分34.35秒 / 北緯36.1947333度 東経139.7095417度 / 36.1947333; 139.7095417
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 東北本線宇都宮線
キロ程 64.7 km(東京起点)
東京から尾久経由で64.9 km
電報略号 コカ
駅構造 高架駅[1]
ホーム 2面4線[1]
乗車人員
-統計年度-
11,304人/日(降車客含まず)
-2023年-
開業年月日 1885年明治18年)7月16日
備考 直営駅
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東口(2007年5月)

古河駅(こがえき)は、茨城県古河市本町(ほんちょう)一丁目にある東日本旅客鉄道(JR東日本)東北本線である。

宇都宮線」の愛称区間に含まれており、上野駅発着系統と、新宿駅経由で横須賀線に直通する湘南新宿ライン、上野駅・東京駅経由で東海道線に直通する上野東京ラインが停車する。

東北本線で唯一茨城県内に所在する駅である。両隣の駅は所在地がそれぞれ埼玉県栃木県であるため、隣接する3駅連続で所在県が変わる[注釈 1]駅ビルVAL古河」が併設されている[2]。茨城県の最西端に位置する駅である。

歴史

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駅構造

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島式ホーム2面4線を有する高架駅[1]2007年(平成19年)3月にエレベーターが設置された。東北本線大宮駅 - 小山駅間で唯一、上下線別々の列車待避が可能である。

自動券売機[6]、多機能券売機[6]指定席券売機[6]Suica対応自動改札機が設置されている。

1番線が下り副本線(一部上り始発)、2番線が下り本線、3番線が上り本線、4番線が上り副本線である。

のりば

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番線 路線 方向 行先 備考
1・2 宇都宮線(東北線) 下り 小山宇都宮黒磯方面  
3・4 宇都宮線(東北線) 上り 大宮東京新宿横浜大船方面 一部列車は1番線
湘南新宿ライン
上野東京ライン

(出典:JR東日本:駅構内図

  • 湘南新宿ラインの列車は前述のように横須賀線へ直通する。

備考

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  • 上り方面では快速・普通の相互接続を行う列車が設定されている。
  • 当駅東京方には下り線から上り線・宇都宮方には上り線から下り線への渡り線がある。当駅始発の上野・東京方面行きの上り列車は1番線から発車する。これは2010年12月4日の改正で、日中の1時間に1本が当駅折り返しになったものである。現在では日中、東海道線・上野東京ライン熱海小田原方面からの当駅止まりが折り返し上野東京ライン東海道線直通方面[7]となり発車する。4番線は宇都宮方面への折り返し運転が可能となっているが、通常ダイヤにおける当駅始発の宇都宮方面行きは設定されていない。
  • 下りの当駅止まりの列車は、一部を除いて湘南新宿ライン新宿方面からの小金井・宇都宮方面行き列車に同一ホームで接続するが、上りの当駅始発上野行きは平日朝1本を除き宇都宮・小金井方面からの湘南新宿ライン新宿方面行きと接続せずに発車する。大宮駅では後発の湘南新宿ライン快速に乗り換えることが可能。
  • ホームライナーがあったころはJR西日本の在来線電車が乗り入れる最東端の駅であった。

利用状況

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2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人���11,304人である [JR 1]新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行前の水準では、茨城県内の駅で水戸駅取手駅守谷駅つくば駅土浦駅に次いで第6位の乗降人数を誇っていた[8]

1997年度(平成9年度)以降の1日平均乗車人員の推移は以下の通り。

年度別1日平均乗車人員[統計 1]
年度 1日平均
乗車人員
1997年(平成09年) 16,589
1998年(平成10年) 16,260
1999年(平成11年) 15,993
2000年(平成12年) [JR 2]15,606
2001年(平成13年) [JR 3]15,388
2002年(平成14年) [JR 4]15,046
2003年(平成15年) [JR 5]15,025
2004年(平成16年) [JR 6]14,858
2005年(平成17年) [JR 7]14,570
2006年(平成18年) [JR 8]14,443
2007年(平成19年) [JR 9]14,362
2008年(平成20年) [JR 10]14,282
2009年(平成21年) [JR 11]13,810
2010年(平成22年) [JR 12]13,603
2011年(平成23年) [JR 13]13,437
2012年(平成24年) [JR 14]13,589
2013年(平成25年) [JR 15]13,798
2014年(平成26年) [JR 16]13,511
2015年(平成27年) [JR 17]13,579
2016年(平成28年) [JR 18]13,473
2017年(平成29年) [JR 19]13,477
2018年(平成30年) [JR 20]13,345
2019年(令和元年) [JR 21]13,050
2020年(令和02年) [JR 22]9,032
2021年(令和03年) [JR 23]9,709
2022年(令和04年) [JR 24]10,812
2023年(令和05年) [JR 1]11,304

駅周辺

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駅前にはスーパーマーケットビジネスホテルなど、商業ビルが多く立地するが、少し歩けばほとんどが住宅街である。

西側

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西側が旧城下町宿場町古河宿)であり、歴史的建造物も存在する。古河の元々の市街地である。

東側

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東口は1953年に開設され、ここから東へ伸びる「十間道路」を中心に比較的整然とした区画の市街が発達し、古河市の中心市街地を成している。

バス路線

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東口には古河市三和総和地区八千代町方面、西口には埼玉県久喜市栗橋地区、茨城県境町方面へのバスが発着する。

東口

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  • 古河市「ぐるりん号」
    • 古河庁舎・福祉の森コース:友愛記念病院行 / 福祉の森会館行
    • 西コース:静町けやき公園行 / 福祉の森会館行
    • 通勤通学コース
    • 総和庁舎・病院コース:循環
    • 北コース:茨城急行自動車古河営業所行

西口

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  • 朝日自動車境営業所
  • 古河市「ぐるりん号」
    • 西コース:静町けやき公園行 / 福祉の森会館行
    • 南コース:福祉の森会館循環
    • 南コース:栗橋駅東口行

その他

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  • 東口ロータリーのほぼ中央に鉄骨製のあずまやがある。屋根を支えている4本の柱は地上駅時代に使用していた跨線橋の脚部に用いられていたものである。
  • 地上駅時代には貨物扱いがあった関係から構内も広く、高架化後も1985年(昭和60年)3月14日の東北新幹線大宮駅 - 上野駅間開業までは、県内唯一の東北本線の駅として東北地方へ向かう急行「いわて」・「まつしま」・「ばんだい」などが停車していた。2010年12月3日まで運行されていた特急「おはようとちぎ・ホームタウンとちぎ」の前身である急行「なすの」とは異なり、これらの列車は大宮駅 - 小山駅間の停車駅は当駅のみだった。
  • 陸上自衛隊第101建設隊の手になる古河駐屯地施設補給処への専用線が存在した。現在では、駅南側から緩やかなカーブで駐屯地方面に至る道路と駐屯地内のホームにその名残を留めている。
  • 2011年にUQ WiMAX屋内基地局が設置された[9]が、サービス終了に伴いWiMAX2+基地局に転用されたかは明らかにされていない。
  • ホームライナー以外では、2010年3月のダイヤ改正より当駅発着の電車が設定された。2015年3月の上野東京ラインの開業に際して当駅止まりの電車の設定本数が増えており、2021年3月のダイヤ改正ではそれまで1日1本のみだった湘南新宿ラインの当駅発着の電車も大幅に設定本数が増えた。
  • 栗橋駅 - 当駅間の古河市の旧新郷村内には、かつて昭和20年代に新郷村民の猛運動でできた、出口や改札口、プラットホームもない新郷駅があった[10]。昭和45年発行の『古河市のあゆみ 市制20周年記念』によると、利根川橋梁のカスリーン台風に伴う改修工事中は単線運転になり、現古河市側は中田信号所が設置され、朝ラッシュ時上りと夕ラッシュ時下りの1本ずつが停車したとの記述がある。

隣の駅

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東日本旅客鉄道(JR東日本)
宇都宮線
快速(「ラビット」を含む)
久喜駅 - 古河駅 - 小山駅
普通
栗橋駅 - 古河駅 - 野木駅

脚注

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注釈

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  1. ^ JR在来線ではJR九州肥薩線真幸駅も同様の事例となっている。私鉄を含めると、東武日光線板倉東洋大前駅が同様の事例となっている。
  2. ^ 総工費は135億円で、110億円を地元が負担し、残りを日本国有鉄道が負担した[5]

出典

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  1. ^ a b c 『週刊 JR全駅・全車両基地』 05号 上野駅・日光駅・下館駅ほか92駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年9月9日、23頁。 
  2. ^ a b “古河駅ビルの客足好調”. 交通新聞 (交通協力会): p. 2. (1987年4月15日) 
  3. ^ a b c d 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、393頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  4. ^ a b “古河駅付近 連続立交化 近く下り線も完成”. 交通新聞 (交通協力会): p. 1. (1984年1月8日) 
  5. ^ a b c d “きょう盛大に竣工式”. 交通新聞 (交通協力会): p. 2. (1984年4月12日) 
  6. ^ a b c d 駅の情報(古河駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2023年7月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月25日閲覧。
  7. ^ 2021年3月改正までは上野行きだった
  8. ^ 国土数値情報ダウンロードサービス 駅別乗降客数(2017年 平成29年度)
  9. ^ WiMAXによる高速なモバイルインターネット接続がご利用できる駅が拡大しました。 (PDF) - 東日本旅客鉄道プレスリリース 2011年5月31日
  10. ^ 写真特集:東北本線と「はつかり」の時代 みちのく路の大動脈.毎日新聞。2024年1月31日閲覧。

広報資料・プレスリリースなど一次資料

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  1. ^ Suicaご利用可能エリアマップ(2001年11月18日当初)” (PDF). 東日本旅客鉄道. 2019年7月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月30日閲覧。

利用状況

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  1. ^ 統計古河 - 古河市
JR東日本の2000年度以降の乗車人員

関連項目

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外部リンク

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