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千葉胤成

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
千葉 胤成
人物情報
生誕 (1884-09-21) 1884年9月21日
日本の旗 日本宮城県
死没 1972年3月18日(1972-03-18)(87歳没)
出身校 京都帝国大学
学問
研究分野 心理学哲学
研究機関 東北大学建国大学
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千葉 胤成(ちば たねなり、1884年9月21日 - 1972年3月18日)は、日本の心理学者東北大学名誉教授。

経歴

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1884年、宮城県生まれ。1909年、京都帝国大学文科大学心理学科を卒業。1917年より京都帝国大学の助教授となり、ドイツのライプツィヒ大学に留学し、ヴィルヘルム・ヴントの心理学を研究。母校の京都帝国大学西田幾多郎のもとで1922年に文学博士号を取得する。1923年より東北帝国大学文学部教授となり、心理学講座を開設した。第二次大戦中は満州国に渡って建国大学教授を務める。

戦後は仙台市立第四中学校長、宮城県教育研究所所長をつとめ、1949年より新潟大学教授、教育学部長。1952年東北大学名誉教授。定年退職後も1953年より日本大学で教授を務め、また駒澤大学教授を務めた。

業績・研究内容

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固有意識を中心とする心理学の体系化を追究した[1][2]

著書

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  • 『意識・無意識の問題』東宛書房 1935
  • 『幼児の精神』「生活と精神の科学」叢書 東北帝国大学心理学研究室編 東宛書房 1936
  • 『現代の心理学』現代哲学全集 日本評論社 1940
  • 『無意識の心理学』河出新書 1956
  • 『日本芸術のこころ』誠信書房 1965
  • 『千葉胤成著作集』全4巻 協同出版 1972

論文

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脚注

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  1. ^ 日本人名大辞典
  2. ^ 20世紀日本人名事典