劉虹
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
選手情報 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
国 | 中国 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
競技 | 陸上競技 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
種目 | 20kmW | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
生年月日 | 1987年5月12日(37歳) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
身長 | 1.6 m (5 ft 3 in) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
体重 | 50 kg (110 lb) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
編集 |
劉 虹(りゅうこう、リウ・ホン、簡体字:刘虹、ラテン文字表記:Liu Hong、1987年5月12日 - )は、中華人民共和国の陸上競技選手。江西省吉安市���福県出身。競歩を専門とする。50キロメートル競歩の世界記録保持者。リオデジャネイロオリンピックと北京世界陸上の20キロメートル競歩の金メダリスト。
劉は2006年に世界ジュニア選手権とアジア競技大会で優勝し、世界に頭角を現した。翌2007年の世界選手権は19位と苦いデビュー戦となったが、2008年北京オリンピックでは4位で競技を終えた。世界レベルの主要大会での最初のメダルは2009年の世界選手権で獲得した銅メダルであった。同年、中華人民共和国全国運動会で優勝を果たす[1]。2009年のアジア選手権では失格となり、日本の川崎真裕美に優勝を渡した[2]。
劉は2010年のアジア競技大会で再度優勝を飾り、1時間30分06秒の大会新記録を樹立した。2011年シーズンはスイス・ルガーノで開かれたIAAF世界競歩チャレンジの一戦で優勝という好調な滑り出しを見せた[3]。これに続いて江蘇省蘇州市の太倉市で開かれた世界競歩チャレンジの一戦で自己ベストと同タイムをマークし[4]、アイルランド・ダブリンの拓かれた競歩チャレンジの一戦も制した。そして世界選手権ではオルガ・カニスキナにあと一歩およばず、銀メダルとなった。
2012年には、20km競歩で王妍が10代の時にマークしたアジア記録1時間26分22秒を塗り替える1時間25分46秒を太倉市で記録した[5]。こうして臨んだロンドンオリンピックでも快走を見せるも4位とメダルを逃し、銅メダルを獲得した切陽什姐にアジア記録を破られてしまった。しかしながら世界競歩チャレンジファイナルで切陽什姐に勝利したばかりでなく、金冰洁が22歳のときにマークした5000メートル競歩のアジア記録を更新した[6]。2013年シーズンは世界競歩チャレンジの一戦であるメモリアル・アルビセッティ(Memorial Albisetti)にて1時間27分06秒の大会新記録を出した[7]。世界選手権ではベラ・ソコロワが先行していたが、公道から陸上競技場に戻ってきたところでソコロワが失格となり、後を追っていた劉が銅メダルを獲得した[8]。
主な成績
[編集]年 | 大会 | 開催地 | 順位 | 種目 | 記録 |
---|---|---|---|---|---|
中国代表 | |||||
2006 | 世界ジュニア選手権 | 中国北京 | 1位 | 10,000 mW | 45分12秒84 |
ワールドカップ競歩 | スペインア・コルーニャ | 6位 | 20kmW | 1時間28分59秒 | |
アジア競技大会 | カタールドーハ | 1位 | 20kmW | 1時間32分19秒 | |
2007 | 世界選手権 | 日本大阪 | 19位 | 20kmW | 1時間36分40秒 |
2008 | オリンピック | 中国北京 | 4位 | 20kmW | 1時間27分17秒 |
2009 | 世界選手権 | ドイツベルリン | 3位 | 20kmW | 1時間29分10秒 |
2010 | アジア競技大会 | 中国広州市 | 1位 | 20kmW | 1時間30分06秒 |
2011 | 世界選手権 | 韓国大邱 | 2位 | 20kmW | 1時間30分00秒 |
2012 | オリンピック | イギリスロンドン | 3位 | 20 kmW | 1時間26分00秒 |
2013 | 世界選手権 | ロシアモスクワ | 3位 | 20 kmW | 1時間28分10秒 |
2015 | 世界選手権 | 中国北京 | 1位 | 20 kmW | 1時間27分45秒 |
2016 | オリンピック | ブラジルリオデジャネイロ | 1位 | 20 kmW | 1時間28分35秒 |
脚注
[編集]- ^ Jalava, Mirko (2009年10月25日). “Liu Xiang begins campaign; Li Shaojie bags fourth gold - Chinese National Games, Day 4”. IAAF. 2012年10月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年2月19日閲覧。
- ^ “女子競歩20キロで川崎真裕美が優勝”. 2009年11月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年2月19日閲覧。
- ^ Sampaolo, Diego (2011年3月21日). “Chinese dominate in Lugano”. IAAF. 2011年9月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年2月19日閲覧。
- ^ Wu, Junkuan (2011年4月24日). “China eyes race walking gold in Daegu worlds”. Xinhua. 2012年11月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年2月19日閲覧。
- ^ Jalava, Mirko (2012年3月30日). “Asian records fall in Taicang Race Walking Challenge”. IAAF. 2012年4月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年2月19日閲覧。
- ^ Jalava, Mirko (2012年9月18日). “Walking records galore at China’s National University Games”. IAAF. 2013年12月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年2月19日閲覧。
- ^ “Chinese walkers stroll off with two victories in Lugano”. IAAF (2013年3月17日). 2013年12月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年2月19日閲覧。
- ^ “五輪覇者ラシュマノワが女子20km競歩で金、第14回世界陸上”. AFPBB (2013年8月14日). 2013年8月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年8月19日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 劉虹 - ワールドアスレティックスのプロフィール
- 劉虹 - Olympedia