出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
元統(げんとう)は、中国・元の順帝(恵宗)トゴン・テムルの治世で用いられた元号。1333年 - 1335年。
- 元統元年:
- 5月に、汴梁の横の川は氾濫し、陽武縣の作物に被害を与えた[1]。
- 6月、京畿道で激しい雨が降った。さらに、陝西省の関中平野での洪水に加えて、黄河も河南省で洪水を起こした。また、中国南部の泉州で大雨が降り、小川が急上昇し、何百もの住宅が浮かんでいた[2]。
- 7月、中国南部の潮州で洪水が発生した[3]。
- ^ 『元史·卷五十一·志第三下·五行二』:「元統元年五月,汴梁陽武縣河溢害稼。」
- ^ 『元史·卷五十一·志第三下·五行二』:「六月,京畿大霖雨,水平地丈餘。涇河溢,關中水災。黃河大溢,河南水災。泉州霖雨,溪水暴漲,漂民居數百家。」
- ^ 『元史·卷五十一·志第三下·五行二』:「七月,潮州大水。」