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京都ハイジャンプ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
京都ハイジャンプ
第17回京都ハイジャンプ(2015年5月30日)
優勝馬:ルールプロスパー
開催国 日本の旗 日本
主催者 日本中央競馬会
競馬場 京都競馬場
創設 1999年11月20日[1]
2023年の情報
距離 障害芝3930m
格付け J・GII
賞金 1着賞金4100万円
出走条件 サラ系障害4歳以上 (混合)
負担重量 別定
出典 [2][3]
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京都ハイジャンプ (きょうとハイジャンプ)は、日本中央競馬会 (JRA)が京都競馬場で施行する中央競馬重賞競走 (J・GII)である。

概要

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1999年に創設された、障害の重賞競走[4]。高さ80cm、幅約15mのバンケット障害 (第9号障害)を使用し、遠近感に乏しい馬だけでなく、騎手にとっても技量を問われる難度の高い障害となっている[4]

競走条件

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以下の内容は、2023年現在[3]のもの。

出走資格:サラ系障害4歳以上

  • JRA所属馬 (外国産馬を含む)、未出走馬・未勝利馬を除く

負担重量:別定

  • 4歳59kg、5歳以上60kg、牝馬2kg減
    • J・GI優勝馬2kg増、J・GII優勝馬1kg増

賞金

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2023年の1着賞金は4100万円で、以下2着1600万円、3着1000万円、4着620万円、5着410万円[3]

歴史

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  • 1999年 - 4歳以上の馬による重賞 (J・GII)として創設[4]、京都競馬場の障害芝3930mで施行[1]。このレースでは発走した13頭中、7頭が落馬・競走中止
  • 2001年 - 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走資格を「3歳以上」に変更[1]
  • 2009年 - 開催時期を11月から5月に変更したことに伴い、出走条件を「4歳以上」に変更[5]
  • 2020年 - 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大防止のため「無観客競馬」として実施[6]
  • 2021年 - 京都競馬場の整備工事に伴い、中京競馬場の障害芝3900mで施行(2022年も同様)[7]

歴代優勝馬

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距離のコース種別は、最後の直線コースを走行する際の馬場で記述する。

優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記に揃えている。

回数 施行日 競馬場 距離 優勝馬 性齢 タイム 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 1999年11月20日 京都 芝3930m ロードアトラス 騸4 4:28.2 熊沢重文 伊藤雄二 (株)ロードホースクラブ
第2回 2000年11月11日 京都 芝3930m テイエムダイオー 牡4 4:26.4 白浜雄造 鹿戸明 竹園正繼
第3回 2001年11月10日 京都 芝3930m アイディンサマー 牡4 4:26.1 高田潤 藤原英昭 米井勝
第4回 2002年11月9日 京都 芝3930m メジロライデン 騸6 4:31.0 嘉堂信雄 大久保正陽 (有)メジロ牧場
第5回 2003年11月15日 京都 芝3930m ウインマーベラス 牡6 4:28.5 白浜雄造 森秀行 (株)ウイン
第6回 2004年11月13日 京都 芝3930m ロードプリヴェイル 牡6 4:32.2 熊沢重文 池江泰郎 (株)ロードホースクラブ
第7回 2005年11月12日 京都 芝3930m テイエムドラゴン 牡3 4:33.2 西谷誠 小島貞博 竹園正繼
第8回 2006年11月11日 京都 芝3930m スプリングゲント 牡6 4:28.3 小坂忠士 野村彰彦 加藤春夫
第9回 2007年11月10日 京都 芝3930m テイエムドラゴン 牡5 4:24.6 白浜雄造 小島貞博 竹園正繼
第10回 2008年11月15日 京都 芝3930m キングジョイ 牡6 4:26.2 高田潤 増本豊 松岡隆雄
第11回 2009年5月16日 京都 芝3930m テイエムトッパズレ 牡6 4:25.9 佐久間寛志 鹿戸明 竹園正繼
第12回 2010年5月15日 京都 芝3930m エーシンディーエス 牡5 4:23.1 五十嵐雄祐 坂口正則 (株)栄進堂
第13回 2011年5月14日 京都 芝3930m タマモグレアー 騸7 4:27.1 林満明 中竹和也 タマモ(株)
第14回 2012年5月12日 京都 芝3930m エムエスワールド 牡9 R4:21.6 横山義行 湯窪幸雄 ロイヤルパーク
第15回 2013年5月25日 京都 芝3930m テイエムハリアー 牡7 4:23.5 熊沢重文 五十嵐忠男 竹園正繼
第16回 2014年5月31日 京都 芝3930m ルールプロスパー 牡9 4:22.6 白浜雄造 北出成人 儀賀好子
第17回 2015年5月30日 京都 芝3930m ルールプロスパー 牡10 4:26.2 白浜雄造 北出成人 儀賀好子
第18回 2016年5月28日 京都 芝3930m ニホンピロバロン 牡6 4:27.4 高田潤 田所秀孝 小林百太郎
第19回 2017年5月27日 京都 芝3930m マドリードカフェ 牡6 4:32.2 熊沢重文 荒川義之 Him Rock Racing
第20回 2018年5月12日 京都 芝3930m アスターサムソン 騸5 4:33.8 林満明 中竹和也 加藤久枝
第21回 2019年5月11日 京都 芝3930m シゲルヒノクニ 牡7 4:32.2 植野貴也 粕谷昌央 森中蕃
第22回 2020年5月16日 京都 芝3930m スズカプレスト 牡8 4:43.9 北沢伸也 橋田満 永井啓弍
第23回 2021年5月15日 中京 芝3900m マーニ 牡5 4:14.8 三津谷隼人 鮫島一歩 岡浩二
第24回 2022年5月14日 中京 芝3900m タガノエスプレッソ 牡10 4:17.7 石神深一 五十嵐忠男 八木良司
第25回 2023年5月13日 京都 芝3930m ダイシンクローバー 騸7 4:33.7 森一馬 安田隆行 大八木信行
第26回 2024年5月11日 京都 芝3930m サンデイビス 牡6 4:31.0 上野翔 村田一誠 (株)加藤ステーブル

脚注・出典

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参考文献

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  • 「京都ハイジャンプ(J・GII)」『中央競馬全重賞競走成績集 【障害・廃止競走編】』日本中央競馬会、2006年、267-276頁。 

注釈

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出典

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  1. ^ a b c 中央競馬全重賞競走成績集【障害・廃止競走編】
  2. ^ 重賞競走一覧 (レース別・関西)” (PDF). 日本中央競馬会. p. 17 (2023年). 2023年2月8日閲覧。
  3. ^ a b c 令和5年第1回京都競馬番組” (PDF). 日本中央競馬会. 2023年9月11日閲覧。
  4. ^ a b c 2023年度第1回京都競馬特別レース名解説” (PDF). 日本中央競馬会. p. 2. 2023年9月11日閲覧。
  5. ^ 第5回 京都競馬成績集計表” (PDF). 日本中央競馬会. pp. 3573-3574 (2009年). 2016年6月1日閲覧。 (索引番号:32032)
  6. ^ 4月25日(土曜)から5月31日(日曜)までの中央競馬の開催等について”. 日本中央競馬会 (2020年4月23日). 2021年5月16日閲覧。
  7. ^ 令和3年度の重賞競走の主な変更点について”. 日本中央競馬会 (2020年10月19日). 2020年5月16日閲覧。

各回競走結果の出典

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