井野英一
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井野 英一(いの えいいち、1884年(明治17年)6月24日[1] – 1944年(昭和19年)1月3日[2])は、日本の裁判官、満州国最高法院院長・満州国参議府参議。井野碩哉の兄。
経歴
[編集]東京府豊多摩郡代々幡町(現在の東京都渋谷区)出身[1]。1908年(明治41年)、東京帝国大学法科大学独法科を卒業し、司法官試補として東京地方裁判所に勤務した[1]。1911年(明治44年)に東京地方裁判所判事となり、翌年よりヨーロッパに留学した[1]。帰国後は東京区裁判所検事、同判事、東京地方裁判所部長、大審院判事を歴任した[1]。
1935年(昭和10年)に退官した後は満州国に招かれて、審判官、最高法院次長、特任審判官、最高法院院長を歴任した[3]。院長退任後は参議府参議に任じられた[4]。
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e 『帝国法曹大観』p.55
- ^ 「故退職判事井野英一位階追陞の件」 アジア歴史資料センター Ref.A12090415100
- ^ 『人事興信録 第13版(上)』
- ^ 『人事興信録 第14版(上)』
参考文献
[編集]- 帝国法曹大観編纂会『帝国法曹大観』帝国法曹大観編纂会、1929年。
- 人事興信所編『人事興信録 第13版(上)』人事興信所、1941年。
- 人事興信所編『人事興信録 第14版(上)』人事興信所、1943年。