コンテンツにスキップ

久野浩平

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

久野 浩平(ひさの こうへい、1929年11月2日 - 2010年1月1日)は、日本のテレビドラマおよびラジオドラマ演出家ディレクター福岡県出身。

概要

[編集]

九州大学卒業後、ラジオ九州(現:RKB毎日放送)に入社し、ラジオドラマのディレクターとして活躍。『魚と走る時』などを担当した。また、『中村一郎』で、劇作家として駆け出しだった寺山修司を見出した人物でもある。

その後、テレビドラマでも活躍し、特に「東芝日曜劇場」や「近鉄金曜劇場」など、TBS系列に全国放送されたRKB制作の単発ドラマを数多く演出。『死ぬほど逢いたい』、『ひとりっ子』(放送中止)、『山ほととぎす ほしいまま』、『海より深き』、『目撃者』といったテレビ創生期の名作を生み出した。これらの作品で、芸術祭賞などのテレビコンクールで多くの賞に輝いたことから「芸術祭男」の異名をとっていた。

その後RKBを退社して、1968年頃より日本教育テレビ(NET、現:テレビ朝日)に移籍。「ポーラ名作劇場」を中心に担当し、『続・氷点』、『冬の花・悠子』、『緑の夢を見ませんか?』など多くの作品を手掛けた。1974年、『幸福という名の不幸』で芸術選奨文部大臣賞受賞。

1979年頃にテレビ朝日を退社。この頃、制作プロダクションPDS設立に参加。以降、『午後の恋人』、『聖女房』、『序の舞』、『生きて行く私』、『小さな訪問者』などを手がける。

2010年1月1日に肺炎のため横浜市の病院で死去。

主な作品

[編集]

RKB時代

[編集]

NET・テレビ朝日時代

[編集]

1979年以降

[編集]

参考文献

[編集]