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中川とも

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
中川とも
国籍 日本の旗 日本
運動・動向 芝居絵、歌舞伎絵
影響を受けた
芸術家
岸田劉生

中川 とも(なかがわ とも、1890年1982年)は、日本の女性画家。歌舞伎絵で知られる。

来歴

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現在の岐阜県中津川市にて、旧恵那郡中津川町の初代町長であった中川万兵衛政憲の娘として生まれる[1]1908年から中津川尋常高等小学校に勤め始め、絵に興味を持って北野恒富について学んだ[1][2]岐阜県立恵那高等学校で15年間美術教諭をつとめるかたわら、多数の絵を作成した[1]恵那文楽や地歌舞伎に強い関心を持っており、本人も女義太夫名取で、画題としてもこうした舞台芸術を選び、東濃地方の地歌舞伎の様子を描いた芝居絵がとくに有名である[1][3]。油彩と日本画両方に通じており、靴墨ポスターカラーなど画材としては珍しいものも用いていた[4]。岐阜県の学芸功労賞も受賞している[1]

関連項目

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脚注

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  1. ^ a b c d e 小林哲夫「寄贈:元恵那市収入役・渡辺さん、中川ともの絵画を市長に」『毎日新聞』2010年5月13日岐阜版、p. 19。
  2. ^ 中川とも”. えーな恵那市. 2018年3月8日閲覧。
  3. ^ 「画家「中川とも」の世界 恵那で作品展、地歌舞伎の名場面を描く=岐阜」『読売新聞』2004年1月7日、中部朝刊、p. 23。
  4. ^ 「計180点を展示 中津川出身の画家、中川とも作品展 恵那/岐阜 」『朝日新聞』2004年1月29日朝刊、岐阜2、p. 25。