コンテンツにスキップ

三内 (青森市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本 > 青森県 > 青森市 > 三内 (青森市)
三内
三内の位置(青森県内)
三内
三内
町の位置
北緯40度48分48.45秒 東経140度42分6.46秒 / 北緯40.8134583度 東経140.7017944度 / 40.8134583; 140.7017944
日本の旗 日本
都道府県  青森県
市町村

[[青森

市]]
地区 西地区
人口
2023年(令和5年)7月1日現在)[1]
 • 合計 8,555人
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
038-0031[2]
市外局番 017[3]
ナンバープレート 青森
緯度・経度は青森市立三内中学校。

三内(さんない)は青森市地名であり、大字名である。小字には稲元・里見・ 沢辺・玉作・丸山がある。郵便番号は038-0031。

地理

[編集]

青森市市街地のやや西寄りに位置する。北は大字石江、東は西滝および大字西滝字切島、南は里見・大字浪館・大字安田・大字岩渡、西は大字石江に接する。

なお、三内字稲元のなかには大字西滝(字富永)の飛び地がある。

北西部の県道等幹線道路に面したところは商業地、そのすぐ南側は公共施設等が点在する住宅地になっている。中部から西部にかけては住宅地、南西部には丘陵・山林・工業団地もある。

河川

[編集]
  • 沖館川

歴史

[編集]

地内には三内遺跡・三内丸山遺跡など、旧石器時代縄文時代平安時代の遺跡がある。江戸時代は沖館川両岸に広がる、水田耕作を主とする村であった。沖館川北側の集落を「大三内」、南側の集落を「小三内」という。江戸時代中期、この地に菅江真澄が訪れ、ここから出土した土偶の絵を日記に描いている。明治以降、青森近郊の農村として発展。昭和40年代になると都市化が進み、住宅の数が増えていく。また、青森インターチェンジが設けられたことから、地内南西部には工業・流通の拠点として成長した。

沿革

[編集]
  • 1886(明治19)年 - 三内尋常小学校が開校。
  • 1889(明治22)年 - 三内村は東津軽郡滝内村の大字三内となる。
  • 1927(昭和2)年 - 編入により、三内は青森市の大字となる。三内尋常小学校は滝内尋常小学校と改称。
  • 1942(昭和17)年 - 三内霊園供用開始。[4]
  • 1947(昭和22)年 - 滝内小学校に滝内中学校が併置される。
  • 1969(昭和44)年 - 滝内小学校が新設された三内小学校[5]に統合された。滝内小学校の跡地は後に青森歯科医療専門学校となった。[6]
  • 1969(昭和44)年 - 大野中学校と滝内中学校が、大字浪館に新設された西中学校に統合された。
  • 1979(昭和54)年 - 東北自動車道青森インターチェンジが作られた。出入口は地内にある。
  • 1985(昭和60)年 - 三内西小学校三内中学校が開校。
  • 1994(平成6)年 - 発掘中の三内丸山遺跡から大型六本柱建物跡が見つかる。
  • 1998(平成10)年11月24日 - 一部が里見一・二丁目となる。
  • 2002(平成14)年 - 三内丸山遺跡そばに縄文時遊館がオープンする。

世帯数と人口

[編集]

2023年(令和5年)8月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]

町丁 世帯数 人口
三内字稲元 1,009世帯 1,859人
三内字里見 46世帯 107人
三内字沢辺 1,851世帯 3,800人
三内字玉作 127世帯 218人
三内字丸山 1,193世帯 2,571人
合計 4,226世帯 8,555人

小・中学校の学区

[編集]

市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[7]

町名 番地 小学校 中学校
三内字稲元 全部 青森市立三内中学校
三内字稲元 一部 青森市立三内小学校
三内字稲元 一部 青森市立三内西小学校
三内字里見 一部 青森市立三内中学校
三内字里見 一部 青森市立西中学校
三内字里見 一部 青森市立三内西小学校
三内字里見 一部 青森市立浪館小学校
三内字沢辺 全部 青森市立三内西小学校 青森市立三内中学校
三内字玉作 全部 青森市立三内小学校 青森市立三内中学校
三内字丸山 全部 青森市立三内中学校
三内字丸山 全部 青森市立西中学校
三内字丸山 全部 青森市立浪館小学校
三内字丸山 全部 青森市立三内西小���校

交通

[編集]

道路

[編集]

  地内の青森環状道路には青森インターチェンジの出入口がある。

バス

[編集]
  • 青森市営バス
    • P 浪館通り線(浪館経由三内丸山遺跡方面) - 自衛隊宿舎入口・三内西小学校前・丸山市民館前・西近野・県立美術館前・三内丸山遺跡前
    • R 県立美術館線 - 三内丸山遺跡方面(西滝経由) - ヤクルト前・ダイハツ石江店前・滝内福祉館前・里見一丁目・三内西小学校前・丸山市民館前・西近野・県立美術館前・三内丸山遺跡前・運転免許センター・西部工業団地入口・西部工業団地
    • S 滝内・三内線(つくしが丘病院方面) - 滝内・三内稲元・三内・下三内・中三内・上三内・三内霊園南口・三内温泉前・つくしが丘病院前

主な施設 

[編集]
  • 青森三内郵便局
  • ラ・セラ三内ショッピングセンター
  • 滝内福祉館
  • 青森歯科医療専門学校
  • 青森西幼稚園
  • 三内八幡宮
  • 三内霊園
  • 青森県立つくしが丘病院
  • 青森県精神保健福祉センター
  • 沖館川多目的遊水池(リバーランドおきだて)
  • 稲荷神社(三内字丸山)
  • 青森市立三内西小学校
  • 青森市立三内中学校
  • 三内丸山市民館
  • 青森県運転免許センター
  • 三内丸山遺跡センター(縄文時遊館)
  • 青森市西部工業団地
    • 多目的施設(三内丸山アリーナ)

参考文献

[編集]
  • 角川日本地名大辞典 2 青森県(1985年 角川日本地名大辞典編纂委員会 編)三内 の項

脚注

[編集]
  1. ^ a b 人口・世帯数等(住民基本台帳)”. 青森市 (2023年1月1日). 2023年2月7日閲覧。
  2. ^ 郵便番号”. 日本郵便. 2023年8月28日閲覧。
  3. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2022年9月20日閲覧。
  4. ^ 青森市三内霊園”. 青森市. 2023年10月20日閲覧。
  5. ^ 所在地は、後に里見一丁目となる。
  6. ^ 陸奧新報2023年4月10日 青森の元大工 旧滝内小中学校をジオラマに”. 2023年10月25日閲覧。
  7. ^ 青森市立小学校及び中学校の就学に関する規則”. 青森市. 2023年2月6日閲覧。