ロビン・ウォレン
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ジョン・ロビン・ウォレン | |
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生��� |
1937年6月11日 オーストラリア サウス・オーストラリア州 アデレード |
死没 |
2024年7月23日(87歳没) オーストラリア 西オーストラリア州パース |
国籍 | オーストラリア |
研究分野 | 病理学 |
出身校 | アデレード大学 |
主な業績 | ヘリコバクター・ピロリの発見 |
主な受賞歴 | ノーベル生理学・医学賞 (2005年) |
プロジェクト:人物伝 |
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ロビン・ウォレン(John Robin Warren、1937年6月11日 - 2024年7月23日[1])は、オーストラリアの病理学者。2005年ノーベル生理学・医学賞受賞。西オーストラリア大学名誉教授。
来歴
[編集]サウス・オーストラリア州アデレード生まれ。セント・ピーターズ・カレッジ卒業後、コモンウェルス奨学金を獲得しアデレード大学メディカル・スクールへ進学。1961年アデレード大学で医学士と理学士の学位と医師免許を取得。クイーン・エリザベス病院医員(1961年)、医学獣医学研究所研修医(1962年)、王立メルボルン病院臨床病理学教室研修医(1964年~1966年)、王立メルボルン大学病理学教室研修医(1966年~1968年)、豪州王立病理学カレッジ会員(1967年)、王立パース病院病理学教室専門医(1968年~1999年)。2005年から西オーストラリア大学名誉教授の地位にある。
1979年、ロイヤルパース病院の病理医をしていたときにヘリコバクター・ピロリを発見した。その後、キャリアの大部分を王立パース病院と西オーストラリア大学医学部病理学教室で過ごす(王立パース病院は西オーストラリア大学からの支援を受けている)。西オーストラリア大学での同僚バリー・マーシャルと共に、ヘリコバクター・ピロリが胃潰瘍の原因であることを証明し[1]、潰瘍患者のヘリコバクター・ピロリの検出を容易にする便利な診断テスト (14C-urea breath-test) の開発に成功[2]。この業績が認められ、2005年にノーベル生理学・医学賞をバリー・マーシャルと共同受賞した[2]。
主な受賞歴
[編集]- ウォーレン・アルパート財団賞(1994年、バリー・マーシャルと共同受賞)
- オーストラリア医師会医学賞(1995年、バリー・マーシャルと共同受賞)
- 豪州王立病理学カレッジ特別会員賞(1995年)
- 第1回西太平洋ヘリコバクター会議開催賞(1996年)
- アデレード大学特別同窓生に選出(1996年)
- パウル・エールリヒ&ルートヴィヒ・ダルムシュテッター賞(1997年、バリー・マーシャルと共同受賞)
- 西オーストラリア大学より名誉医学博士号を授与される(1997年)
- ハワード・フローリー誕生100周年記念メダル(1998年)
- ノーベル生理学・医学賞(2005年)
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ Marshall BJ, Warren JR. Unidentified curved bacilli in the stomach patients with gastritis and peptic ulceration. Lancet 1984;1(8390):1311-1315. PMID 6145023.
- ^ Surveyor I, Goodwin CS, Mullan BP, Geelhoed E, Warren JR, Murray RN, Waters TE, Sanderson CR. The 14C-urea breath-test for the detection of gastric Campylobacter pylori infection. Med J Aust. 1989; 151(8):435-439. PMID 2593958.
出典
[編集]- ^ a b “Remembering Nobel Laureate Professor Robin Warren AC” (英語). Mirage News (2024年7月25日). 2024年7月25日閲覧。
- ^ “ピロリ菌について ピロリ菌発見の歴史”. 大塚製薬. 2022年12月15日閲覧。