ロイシントランスアミナーゼ
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ロイシントランスアミナーゼ(Leucine transaminase、EC 2.6.1.6)は、以下の化学反応を触媒する酵素である。
- L-ロイシン + α-ケトグルタル酸4-メチル-2-オキソペンタン酸 + L-グルタミン酸
従って、この酵素の基質はL-ロイシンとα-ケトグルタル酸の2つ、生成物は4-メチル-2-オキソペンタン酸とL-グルタミン酸の2つである。
この酵素は転移酵素、特に窒素基を移すトランスアミナーゼに分類される。系統名はL-ロイシン:2-オキソグルタル酸 アミノトランスフェラーゼ(L-leucine:2-oxoglutarate aminotransferase)である。他に、L-leucine aminotransferase、leucine 2-oxoglutarate transaminase、leucine aminotransferase、leucine-alpha-ketoglutarate transaminase等とも呼ばれる。この酵素は、バリン、ロイシン、イソロイシンの分解及び生合成、パントテン酸や補酵素Aの合成に関与している。補因子としてピリドキサールリン酸を必要とする。
出典
[編集]- Aki K, Ogawa K, Ichihara A (1968). “Transaminases of branched chain amino acids. IV. Purification and properties of two enzymes from rat liver”. Biochim. Biophys. Acta. 159 (2): 276–84. PMID 4968655.
- Ikeda T, Konishi Y, Ichihara A (1976). “Transaminase of branched chain amino acids. XI. Leucine (methionine) transaminase of rat liver mitochondria”. Biochim. Biophys. Acta. 445 (3): 622–31. PMID 974100.