ポッタパーダ経
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『ポッタパーダ経』[1](巴: Poṭṭhapāda-sutta, ポッタパーダ・スッタ)とは、パーリ仏典経蔵長部の第9経。漢訳で『布吒婆楼経』[2](ふたばろうきょう)とも表現する。
類似の伝統漢訳経典として、『長阿含経』(大正蔵1)の第28経「布吒婆楼経」がある。
経名は、経中に登場する遊行者ポッタパーダ(布吒婆楼)に因む。
構成
[編集]登場人物
[編集]- 釈迦
- ポッタパーダ --- 遊行者
- チッタ --- 象使い
場面設定
[編集]ある時、釈迦はサーヴァッティ(舎衛城)のアナータピンディカ園(祇園精舎)に滞在していた時、遊行者ポッタパーダが3000人の行者と共にマッリカー園のエーカサーラカ堂に滞在していた。
釈迦が彼らの元に訪れると、彼らは論争しており、ポッタパーダが、「心作用と因縁の関係」について尋ねてきた。釈迦は心作用が因縁に縛られることを述べつつ、十善戒、六根清浄、正念正智、三衣一鉢による満足、五蓋の除去(五禅支の生成)、(色界の)四禅を経て無色界そして滅想受定まで至る「九次第定」について述べる。続いてポッタパーダはアートマンについて尋ねる。釈迦はアートマンを有るとも無いとも答えず、四聖諦を述べる。ポッタパーダは法悦して三宝に帰依することを誓う。
数日後、象使いの子チッタがアナータピンディカ園(祇園精舎)に釈迦を訪ね、有るとも無いとも言えないと釈迦が述べたアートマンについて問い、釈迦の説明を受ける。チッタは法悦して三宝に帰依することを誓い、出家して後に阿羅漢となった。
内容
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日本語訳
[編集]脚注・出典
[編集]関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- Poṭṭhapādasuttaṃ - Tipitaka.org