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パーマー男爵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
パーマー男爵

紋章記述

Arms:Per saltire Azure and Gules two Palmers' Staves in saltire between four Escallops Or Crest:Upon a Mount Vert in front of a Palm Tree proper three Escallops fesswise Or Supporters:On either side a Palmer supporting with the exterior hand a Palmer's Staff proper
創設時期1933年1月24日
創設者ジョージ5世
貴族連合王国貴族
初代初代男爵アーネスト・パーマー英語版
現所有者4代男爵エイドリアン・パーマー英語版
相続人ヒューゴ・パーマー閣下
相続資格初代男爵の嫡出直系男子
付随称号(グローヴナー・クレッセントの)準男爵
現況存続
邸宅マンダーストン・ハウス英語版
モットーPer Crucem Ad Palmam
(Through the cross to the palm)

パーマー男爵(: Baron Palmer)はイギリスの男爵貴族連合王国貴族爵位。実業家アーネスト・パーマー英語版1933年に叙位されたことに始まる。

歴史

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男爵家邸宅マンダーストン・ハウス英語版
初代男爵のカリカチュア

(Elf 作,『バニティ・フェア』誌 1909年)

アーネスト・パーマー英語版(1858-1948)は、ビスケット製造メーカーハントリー&パーマーズ英語版を率いるかたわら、クラシック音楽の熱心な支援家として活動した[1][2]。彼は1916年に(ウェストミンスター州グローヴナー・クレッセントの)準男爵(Baronet, of Grosvenor Crescent, in the County of Westminster)に叙されたのち、1933年にはバークシャー州レディングのパーマー男爵(Baron Palmer, of Reading in the County of Berkshire)に陛爵した[3][4][5]。初代男爵ののちは、3代男爵まで彼の直系男子によって爵位は継承された[3]

3代男爵レイモンド(1916-1990)には男子がなかったため、爵位は甥のエイドリアンが相続している[註釈 1][3]

4代男爵エイドリアン(1951-)貴族院改革以降も貴族院に籍を置く92人の世襲貴族の一人であり、クロスベンチに属して活動している[3][6][7]。彼が2020年現在のパーマー男爵家当主である。

一族の邸宅は、バークシャー州ダンズ英語版近郊に位置するマンダーストン・ハウス英語版であり、4代男爵も本邸宅に居を構えている[8]

現当主の保有爵位 / 準男爵位

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現当主である第4代パーマー男爵エイドリアン・ベイリー・ノッテイジ・パーマー英語版は、以下の爵位を有する[3][4]

  • 第4代バークシャー州レディングのパーマー男爵(4th Baron Palmer, of Reading in the County of Berkshire)
    (1933年6月24日の勅許状による連合王国貴族爵位)
  • 第4代(ウェストミンスター州グローヴナー・クレッセントの)準男爵(4th Baronet, of Grosvenor Crescent, in the County of Westminster)
    (1916年1月26日の勅許状による連合王国準男爵位)

パーマー男爵(1933年)

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法定推定相続人は現当主の息子であるヒューゴ・ベイリー・ローハン・パーマー閣下(1980 - )。

脚注

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註釈

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  1. ^ 4代男爵エイドリアンはゴードン・パーマー卿英語版を父に持ち、パーマー卿は2代男爵の次男にあたっている。

出典

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  1. ^ Biography of Samuel Ernest Palmer, 1st Baron Palmer”. aim25.com. AIM25 collection description. 2020年4月12日閲覧。
  2. ^ ‘PALMER’, Who Was Who, A & C Black, an imprint of Bloomsbury Publishing plc, 1920–2016
  3. ^ a b c d e Palmer, Baron (UK, 1933)”. www.cracroftspeerage.co.uk. 2020年4月12日閲覧。
  4. ^ a b No.29483”. The Gazette 22 February 1916. 2020年4月12日閲覧。
  5. ^ No.33954”. The Gazette 27 June 1933. 2020年4月12日閲覧。
  6. ^ 6 of the most ridiculous lords still running the country (or claiming expenses to do so)” (英語). newstatesman.com. 2018年9月10日閲覧。
  7. ^ Scott, Kirsty (2000年9月11日). “Lord with too much silver: please help” (英語). the Guardian. 2018年9月10日閲覧。
  8. ^ Seenan, Gerard (1999年8月5日). “Stately homes feel the pinch” (英語). the Guardian. 2018年9月10日閲覧。

関連項目

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