ハタノヴァンクール
ハタノヴァンクール | ||||||||||||
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第13回JBCクラシック出走時 (2013年11月4日) | ||||||||||||
欧字表記 | Hatano Vainqueur[1] | |||||||||||
品種 | サラブレッド[1] | |||||||||||
性別 | 牡[1] | |||||||||||
毛色 | 栗毛[1] | |||||||||||
生誕 | 2009年5月16日(15歳)[1] | |||||||||||
抹消日 | 2013年11月9日[2] | |||||||||||
父 | キングカメハメハ[1] | |||||||||||
母 | ハタノプリエ[1] | |||||||||||
母の父 | ブライアンズタイム[1] | |||||||||||
生国 | 日本(北海道日高町)[1] | |||||||||||
生産者 | グッドラック・ファーム[1] | |||||||||||
馬主 | グッドラック・ファーム[1] | |||||||||||
調教師 | 昆貢(栗東)[1] | |||||||||||
競走成績 | ||||||||||||
生涯成績 | 17戦7勝[1] | |||||||||||
獲得賞金 | 2億3794万6000円[1] | |||||||||||
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ハタノヴァンクール[1]は日本の競走馬・種牡馬。おもな勝ち鞍に2012年のジャパンダートダービー、2013年の川崎記念、ブリーダーズゴールドカップ。名前の由来は冠名+「勝利者」[3]。
戦績
[編集]- 特記事項なき場合、本節の出典はJBISサーチ[4]
2011年11月20日、京都競馬場での2歳新馬戦でデビューし、13着。2戦目で勝ち上がり、ラジオNIKKEI杯2歳ステークス15着を経て3歳初戦の500万下条件戦で2勝目を挙げる。4月中山競馬場の伏竜ステークスで3勝目を挙げ[5]、続く端午ステークスも勝ってオープン特別を2連勝[6]。7月11日の大井のジャパンダートダービーでは、先行したトリップを差し切って1馬身差おさえ、重賞初制覇をGI競走で果たした[3][7]。秋以降は古馬と対戦し、みやこステークス10着、ジャパンカップダート8着と2戦振るわなかったものの、東京大賞典ではローマンレジェンドの2着と巻き返した[8]。
4歳となった2013年、初戦の川崎記念は1番人気のワンダーアキュートの追撃を封じてGI2勝目を果たした[9]。その後もJRAのダート重賞、ダートグレード競走を転戦し、ダイオライト記念2着、平安ステークス5着、帝王賞4着としたあと8月門別競馬場でのブリーダーズゴールドカップは3連覇がかかっていたシビルウォーを2馬身半差下して重賞3勝目を挙げた[10]。秋に入って白山大賞典2着を経て出走のJBCクラシックはホッコータルマエの11着に終わり、入線後に騎乗していた四位洋文が下馬[11]。その後の診断で左前脚浅屈腱炎を発症していたことが明らかになり[11][12]、11月9日付で競走馬登録を抹消された[2]。
競走成績
[編集]以下の内容は、JBISサーチ[4]、netkeiba.com[13]、地方競馬全国協会[14]に基づく。
競走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離(馬場) | 頭 数 |
枠 番 |
馬 番 |
オッズ (人気) |
着順 | タイム (上り3F) |
着差 | 騎手 | 斤量 [kg] |
1着馬(2着馬) |
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2011.11.20 | 京都 | 2歳新馬 | 芝1800m(重) | 18 | 2 | 4 | 9.4( 3人) | 13着 | 1:53.5 (37.0) | 2.3 | 四位洋文 | 55 | サンライズマヌー | |
12. 3 | 阪神 | 2歳未勝利 | ダ1800m(良) | 16 | 3 | 6 | 4.0( 2人) | 1着 | 1:55.3 (38.4) | -0.7 | 四位洋文 | 54 | (ブリスコーラ) | |
12.24 | 阪神 | ラジオNIKKEI杯2歳S | GIII | 芝2000m(良) | 16 | 3 | 5 | 230.4(14人) | 15着 | 2:05.2 (37.8) | 2.8 | 四位洋文 | 55 | アダムスピーク |
2012. 1. 8 | 京都 | 3歳500万下 | ダ1800m(良) | 16 | 2 | 4 | 5.4( 3人) | 1着 | 1:53.7 (38.3) | -0.2 | 四位洋文 | 56 | (スタンドバイミー) | |
4. 1 | 中山 | 伏竜S | OP | ダ1800m(良) | 13 | 7 | 10 | 6.7( 3人) | 1着 | 1:53.5 (36.8) | -0.2 | 四位洋文 | 55 | (キングブレイク) |
4.29 | 京都 | 端午S | OP | ダ1800m(良) | 14 | 6 | 10 | 2.0( 1人) | 1着 | 1:50.9 (36.1) | 0.0 | 四位洋文 | 57 | (グッドマイスター) |
7.11 | 大井 | ジャパンダートダービー | JpnI | ダ2000m(良) | 11 | 8 | 11 | 2.9( 1人) | 1着 | 2:05.3 (36.0) | -0.2 | 四位洋文 | 56 | (トリップ) |
11. 4 | 京都 | みやこS | GIII | ダ1800m(良) | 16 | 7 | 14 | 5.6( 2人) | 10着 | 1:51.1 (37.7) | 1.5 | 四位洋文 | 57 | ローマンレジェンド |
12. 2 | 阪神 | ジャパンCダート | GI | ダ1800m(良) | 16 | 1 | 1 | 26.4( 8人) | 8着 | 1:50.2 (36.6) | 1.4 | 四位洋文 | 56 | ニホンピロアワーズ |
12.29 | 大井 | 東京大賞典 | GI | ダ2000m(重) | 12 | 4 | 4 | 7.9( 3人) | 2着 | 2:06.0 (38.7) | 0.1 | 内田博幸 | 55 | ローマンレジェンド |
2013. 1.30 | 川崎 | 川崎記念 | JpnI | ダ2100m(稍) | 11 | 3 | 3 | 2.9( 2人) | 1着 | 2:15.4 (37.2) | -0.1 | 四位洋文 | 56 | (ワンダーアキュート) |
3.13 | 船橋 | ダイオライト記念 | JpnII | ダ2400m(良) | 14 | 7 | 11 | 1.2( 1人) | 2着 | 2:35.2 (37.4) | 0.1 | 四位洋文 | 55 | オースミイチバン |
5.18 | 京都 | 平安S | GIII | ダ1900m(良) | 16 | 3 | 5 | 7.9( 3人) | 5着 | 1:57.6 (36.9) | 0.7 | 四位洋文 | 59 | ニホンピロアワーズ |
6.26 | 大井 | 帝王賞 | JpnI | ダ2000m(不) | 12 | 2 | 2 | 9.2( 5人) | 4着 | 2:04.0 (37.4) | 1.0 | 四位洋文 | 57 | ホッコータルマエ |
8.15 | 門別 | ブリーダーズゴールドC | JpnII | ダ2000m(良) | 8 | 2 | 2 | 2.1( 2人) | 1着 | 2:04.9 (37.1) | -0.5 | 四位洋文 | 58 | (シビルウォー) |
10.8 | 金沢 | 白山大賞典 | JpnIII | ダ2100m(良) | 12 | 8 | 11 | 2.9( 2人) | 2着 | 2:13.7 (37.8) | 0.1 | 四位洋文 | 60 | エーシンモアオバー |
11.4 | 金沢 | JBCクラシック | JpnI | ダ2100m(不) | 12 | 7 | 9 | 7.0( 4人) | 11着 | 2:19.8 (43.2) | 7.2 | 四位洋文 | 57 | ホッコータルマエ |
引退後
[編集]引退後は種牡馬入りが発表され、一旦はアロースタッドに入厩するも脚元の状態が良くなく一旦退厩し、馬体の立て直しのため生まれ故郷のグッドラックファームで2年ほど静養したのち、2015年12月に再度アロースタッドに入厩して2016年から種牡馬として供用されている[15]。
主な産駒
[編集]血統表
[編集]ハタノヴァンクールの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | ミスタープロスペクター系 |
[§ 2] | ||
父 キングカメハメハ 2001 鹿毛 |
父の父 Kingmambo1990 鹿毛 |
Mr.Prospector | Raise a Native | |
Gold Digger | ||||
Miesque | Nureyev | |||
Pasadoble | ||||
父の母 *マンファスManfath 1991 黒鹿毛 |
*ラストタイクーン Last Tycoon |
*トライマイベスト | ||
Mill Princess | ||||
Pilot Bird | Blakeney | |||
The Dancer | ||||
母 ハタノプリエ 1997 栗毛 |
*ブライアンズタイム Brian's Time 1985 黒鹿毛 |
Roberto | Hail to Reason | |
Bramalea | ||||
Kelley's Day | Graustark | |||
Golden Trail | ||||
母の母 ハヤベニコマチ 1992 栗毛 |
*サンデーサイレンス | Halo | ||
Wishing Well | ||||
ターンツーダイナ | *ノーザンテースト | |||
*ナイスランディング | ||||
母系(F-No.) | ナイスランデイング(USA)系(FN:1-w) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Northern Dancer 5 x 5 x 5 = 9.38%、Hail to Reason 4 x 5 = 9.38% 、Nashua 5 x 5 = 6.25% | [§ 4] | ||
出典 |
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m n o “ハタノヴァンクール”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2021年6月22日閲覧。
- ^ a b “ハタノヴァンクールの競走馬登録抹消について”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2013年11月13日). 2021年6月22日閲覧。
- ^ a b “【JDD】ハタノヴァンクールが5戦5勝で3歳馬の頂点に”. 競馬ラボ. KEIBA LAB (2012年7月11日). 2021年6月22日閲覧。
- ^ a b “ハタノヴァンクール 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2021年6月22日閲覧。
- ^ a b “ジャガーメイルの甥ハタノヴァンクールがV/伏竜S”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2012年4月1日). 2021年6月22日閲覧。
- ^ “1番人気のハタノヴァンクールが差し切りV/端午S”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2012年4月29日). 2021年6月22日閲覧。
- ^ “ハタノヴァンクールが人気に応え差し切り/JDD”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2012年7月11日). 2021年6月22日閲覧。
- ^ “岩田で雪辱、ローマンレジェンドが初GI制覇/東京大賞典”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2012年12月29日). 2021年6月22日閲覧。
- ^ “4歳馬ハタノヴァンクール、早めに抜け出しGI2勝目/川崎記念”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2013年1月30日). 2021年6月22日閲覧。
- ^ “ハタノヴァンクールが地力の違いを見せつけ重賞3勝目/ブリーダーズGC”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2013年8月15日). 2021年6月22日閲覧。
- ^ a b “ハタノヴァンクールが浅屈腱炎発症のため引退”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2013年11月6日). 2021年6月22日閲覧。
- ^ ハタノヴァンクールが引退 JBCで屈腱炎発症 - 2013年11月6日サンケイスポーツ
- ^ “ハタノヴァンクールの競走成績”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2021年6月22日閲覧。
- ^ “ハタノヴァンクール 出走履歴”. 地方競馬全国協会. 2021年6月22日閲覧。
- ^ ハタノヴァンクールがアロースタッドにスタッドイン競走馬のふるさと案内所、2016年3月20日閲覧
- ^ “スティールグレイス”. www.jbis.or.jp. 2022年8月11日閲覧。
- ^ a b c “ハタノヴァンクール 血統情報:5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2021年6月22日閲覧。
- ^ a b c “ハタノヴァンクールの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2021年6月22日閲覧。
- ^ “ジャガーメイルの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2021年6月22日閲覧。
外部リンク
[編集]- 競走馬成績と情報 netkeiba、スポーツナビ、KEIBA.GO.JP、JBISサーチ、Racing Post
- ハタノヴァンクール - 競走馬のふるさと案内所