コンテンツにスキップ

トクメン国際空港

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
トクメン国際空港
IATA: PTY - ICAO: MPTO
概要
国・地域 パナマの旗 パナマ
所在地 パナマシティ
種類 民間
運営者 Aeropuerto Internacional de Tocumen, S.A.
標高 41 m (135 ft)
座標 北緯09度04分16.91秒 西経79度23分00.43秒 / 北緯9.0713639度 西経79.3834528度 / 9.0713639; -79.3834528座標: 北緯09度04分16.91秒 西経79度23分00.43秒 / 北緯9.0713639度 西経79.3834528度 / 9.0713639; -79.3834528
公式サイト 公式サイト
地図
空港の位置(パナマ)
空港の位置(パナマ)
PTY/MPTO
空港の位置(パナマ)
滑走路
方向 ILS 長さ×幅 (m) 表面
03R/21L YES 3,050×45 舗装
03L/21R NO 2,682×61 舗装
リスト
空港の一覧
テンプレートを表示

トクメン国際空港(トクメンこくさいくうこう、Aeropuerto Internacional de Tocumen)は、パナマパナマシティ東側郊外にある国際空港コパ航空の本拠地である。2021年の旅客数は910万人だった[1]

滑走路

歴史

[編集]

パナマ運河を他国からの侵略から防護するため数ヶ所の空港が建設されていたが、日本海軍真珠湾攻撃の後からはパナマの全ての空港は米軍にのみ使用許可が出されていた。現在のトクメン地域に最も近い飛行場はパイティージャ・ポイント飛行場(Paitilla Point Airfield)で、他にも数箇所の飛行場がパナマ運河を他国の侵攻からの防衛のために建設されていた。

第2次世界大戦後、1947年6月1日にトクメン国際空港が開港。7年後には旅客ターミナル・事務棟ビルが完成し、その空港ビル(現在貨物ターミナルとして使用中)は720ヘクタールの面積で海抜38mに建てられた。その後パナマが中南米地域のハブとなるにつれ通過する旅客や航空交通量が増えビルの規模が不足したため、1971年に新ターミナルの建設が開始された。土地改良とトクメン川の移設を経て1978年8月に完成し、9月より供用開始された。現在でも同時に2機が着陸できる滑走路が併設されている地域最大級の空港となった。

1981年には軍政により、同年に飛行機事故死した元国家主席オマル・トリホス将軍にちなみ、オマル・トリホス国際空港と改称されたが、1989年の米軍パナマ侵攻ノリエガ政権が倒れ、名称は元に戻された。

元々の滑走路(03L/21R)は現在主に貨物機ビジネスジェットに使用され、現在の主要滑走路(03R/21L)は3,050 m × 45 mの規模。03R方向ではILSカテゴリーI使用可で、主に旅客機用として使用されている。

2003年には「トクメン国際空港会社(Aeropuerto Internacional de Tocumen, S.A.)」が設立され民営化された。

就航路線

[編集]

旅客

[編集]
航空会社就航地
パナマの旗 コパ航空アルメニアアルバアスンシオンアトランタバルバドスバランキージャベリーズシティベロオリゾンテボゴタボストンブラジリアブカラマンガブエノスアイレスカリカンクンカラカスカルタヘナシカゴ/オヘア、チクラーヨ、ククタコルドバキュラソー、ダビッド、デンバーフォートローダーデールジョージタウングアダラハラグアテマラシティグアヤキルハバナ、オルギン、キングストンラスベガスリベリアリマロサンゼルスマナグアマナウスマラカイボメデジンメンドーサメキシコシティマイアミモンテゴベイモンテレイモンテビデオモントリオールナッソーニューオーリンズニューヨーク/JFKオーランドパラマリボペレイラポルトープランスポルトアレグレポートオブスペインプエルトバヤルタプンタ・カナキトレシフェリオデジャネイロ、ロザリオ、サルタサルヴァドールサンアンドレス島サンフランシスコサンホセサンファンサンペドロスーラサンサルバドル、サンタクララ、サンタクルスサンタマルタサンティアゴサンティアゴ/ドミニカサントドミンゴサンパウロセント・マーチン島タンパテグシガルパトロント、バレンシア、ワシントン/ダレス
アメリカ合衆国の旗 デルタ航空アトランタロサンゼルスニューヨーク/JFKオーランド
アメリカ合衆国の旗 ユナイテッド航空ヒューストンニューアーク
アメリカ合衆国の旗 アメリカン航空マイアミ
アメリカ合衆国の旗 スピリット航空フォートローダーデール
カナダの旗 エア・カナダ・ルージュトロント
メキシコの旗 アエロメヒコ航空メキシコシティ
コロンビアの旗 ウィンゴ航空ボゴタカリカルタヘナグアテマラシティメデジンサンホセ
コロンビアの旗 アビアンカ航空ボゴタ
エルサルバドルの旗 アビアンカ・エルサルバドルサンサルバドル
コスタリカの旗 アビアンカ・コスタリカサンホセ
ベネズエラの旗 コンビアサ航空カラカスマナグア
ベネズエラの旗 アビオール・エアラインズカラカス
ベネズエラの旗 LASER航空カラカス
ベネズエラの旗 ベネゾラナ航空マラカイボ
オランダの旗 KLMオランダ航空アムステルダム
ドイツの旗 ユーロウイングスフランクフルトサントドミンゴ
フランスの旗 エールフランスパリ/ド・ゴール
スペインの旗 イベリア航空マドリード
スペインの旗 エア・ヨーロッパ (スペイン)マドリード
ポルトガルの旗 TAPポルトガル航空リスボン
トルコの旗 ターキッシュ エアラインズイスタンブール
アラブ首長国連邦の旗 エミレーツ航空ドバイ
中華人民共和国の旗 中国国際航空 北京/首都

貨物

[編集]
航空会社就航地
ブラジルの旗 ABSAカーゴフォルタレザグアヤキルマナウスマイアミキト
コロンビアの旗 アエロスクレボゴタ
アメリカ合衆国の旗 アメリジェット・インターナショナルマイアミ
コロンビアの旗 アビアンカ・カーゴボゴタ
ルクセンブルクの旗 カーゴルックス航空カンピーナスルクセンブルク
アメリカ合衆国の旗 センチュリオン・エア・カーゴマイアミ
ドイツの旗 DHLアビエーション
運航はパナマの旗 DHLアエロ・エクスプレッソ
アルバキュラソーグアテマラシティマイアミサンホセサンファン
グアテマラの旗 DHL・デ・グアテマラグアテマラシティ
コロンビアの旗 リネアス・アエレアス・サーアメリカーナスボゴタ
メキシコの旗 マスエアグアダラハラメキシコシティ
ボリビアの旗 TABマイアミサンタクルス
アメリカ合衆国の旗 UPS航空ルイビル
ベネズエラの旗 ベンセカー・インターナシヨナルカラカス

脚注

[編集]
  1. ^ 9.1 millones de pasajeros transitaron por Tocumen en 2021”. Tocumenpanama.aero. March 7 2022閲覧。

外部リンク

[編集]