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テレスコピック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テレスコピック機構の断面図

テレスコピック: telescopic)とは、機械などで重なり合った筒が伸び縮みする構造のこと。

概要

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望遠鏡風景を拡大することを意味する「テレスコーピング(: Telescoping)」が転じて作られた言葉で、携帯式の望遠鏡のように、直径の異なる筒を重ね合わせたものを引き出す、もしくは収納することにより、全長を変えることのできる機構のことである。

移動式クレーンなどの重機の多段ブーム機構や、おもに携帯型のラジオテレビアンテナオートバイフロントフォークテレスコピックフォーク)、自動車ショックアブソーバー(ダンパー)や前後の位置調節が可能なステアリングコラム(テレスコピック機能)、振出式の釣り竿などに、この構造が見られる。

また、銃器銃床で、この構造を用いて長さを変えることのできるものを「テレスコピック・ストック(: telescopic stock)」と呼び、アメリカM16アサルトサイフル短縮型M4カービンに用いられているものが代表例である。