ダレン・ビードマン
ダレン・ビードマン(Darren Beadman、香港表記:白徳民、1965年11月17日 - )は、オーストラリア・キャンベラ出身の元騎手。息子のミッチェル・ビードマンも騎手[1]。
来歴
[編集]1982年に見習騎手としてデビュー。1982年/1983年シーズン、及び1984年/1985年シーズンに見習騎手リーディングを獲得。また1984年にインスパイアード(Inspired)でゴールデンスリッパーステークスを勝ち、G1初制覇。
1990年11月6日、キングストンルール(Kingston Rule)でメルボルンカップ初制覇。
1992年11月29日、ジャパンカップでレッツイロープ(Let's Elope)に騎乗し、日本での初騎乗を果たす。同馬は3番人気に推されたが、7着に敗れた。
1994年/1995年シーズン、オーストラリア新記録となる年間186勝を挙げ、初めてシドニー地区のリーディングジョッキーとなった。
1995年12月、第9回ワールドスーパージョッキーズシリーズに出場。同シリーズ初出場を果たしたが9位に終わった。1996年4月6日、オクタゴナル(Octagonal)で初めてオーストラリアンダービーを勝つと共に、シドニー秋三冠を達成。また1995年/1996年シーズンもリーディングを獲得した。
1997年、キリスト教徒であったビードマンは、クリスチャンライフセンターで牧師になるため一時騎手を引退。2000年に復帰した。
2002年から2004年にかけてロンロ(Lonhro)の主戦騎手を務め、同馬とのコンビでG1・10勝を挙げた。また2002年/2003年シーズンから、2006年/2007年シーズンまで、5年連続でリーディングを獲得した[2]。
2005年12月、第19回ワールドスーパージョッキーズシリーズに出場。ロードマジェスティでゴールデンホイップトロフィーを勝ち、日本での初勝利を挙げた。総合成績は5位だった。翌年12月の第20回ワールドスーパージョッキーズシリーズにも出場。勝利こそなかったが3着1回、5着2回の成績で3位に入り、初めて表��台に上った。
2007年、オーストラリア競馬名誉の殿堂入り。
2008年12月14日、インスピレーション(Inspiration)で香港スプリントを勝ち、オーストラリア以外のG1初制覇。
主な勝ち鞍
[編集]オーストラリア
[編集]- オーストラリアンカップ(1992年Let's Elope、1996年Saintly、2004年Lonhro)
- オーストラリアンダービー(1996年Octagonal、2006年Headturner、2007年Fiumicino)
- ゴールデンスリッパーステークス(1984年Inspired、1997年Guineas)
- コックスプレート(1996年Saintly)
- メルボルンカップ(1990年Kingston Rule、1996年Saintly)
- ランドウィックギニーズ(1996年Octagonal、2004年Niello、2007年Mentality)
- ローズヒルギニー(1996年Octagonal、1997年Tarnpir Lane、2004年Niello)
- CFオーアステークス(1997年Saintly、2000年Redoute's Choice、2004年Lonhro)
香港
[編集]- チャンピオンズマイル(2010年Able One、2011年Xtension)
- 香港スプリント(2008年Inspiration)
- 香港ダービー(2009年Collection)
- 香港チャンピオンズ&チャターカップ(2011年Mighty High)
脚注
[編集]- ^ Horse Racing - Mitchell Beadman prepared for race debut 2010-12-14閲覧
- ^ Racing NSW Honour Roll 2010-12-14閲覧
参考文献
[編集]- ルイルイルイ Darren Beadman - ウェイバックマシン 2010-12-14閲覧
- Racing Victoria - Darren Beadman 2010-12-14閲覧