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ジー・コミュニケーション

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
株式会社ジー・コミュニケーション
G.communication Co.,Ltd
ジー・コミュニケーション名古屋本社[1]
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 G.com
本社所在地 日本の旗 日本
462-0841
愛知県名古屋市北区黒川本通2-46[1]
設立 1997年平成9年)6月
(株式会社がんばる学園として)[1]
業種 サービス業
法人番号 1180001045018 ウィキデータを編集
事業内容 グループホールディングス会社・コンサルティング事業・デザイン施工事業、物流事業、外食管理システム開発、
代表者 代表取締役社長:稲角好宣[1]
資本金 1,000万円
発行済株式総数 44,780,250株
売上高 95億0,484万8千円(2023年3月期)
営業利益 3億0,269万4千円(2023年3月期)
経常利益 3億0,932万3千円(2023年3月期)
純利益 3億0,177万7千円(2023年3月期)
純資産 80億6,068万6千円(2023年3月期)
総資産 111億0,224万4千円(2023年3月期)
従業員数 1,138名
(グループ全体、2013年3月31日現在)
決算期 3月31日
主要株主 (株)クックイノベンチャー 100%(2023年3月31日現在)
主要子会社 主な関連会社の項目を参照
関係する人物 稲吉正樹(創業者)
外部リンク http://www.g-com.jp/
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株式会社 ジー・コミュニケーション英語: G.communication Co.,Ltd)は、愛知県名古屋市に本社を置く、全国のフランチャイズチェーン外食企業群を束ねる事業再生型コンサルティング会社。

概要

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元々は稲吉正樹が個人事業として1994年(平成6年)6月に愛知県岡崎市にて創業した学習塾「がんばる学園」が母体[1]。2000年(平成12年)に居酒屋チェーン「高粋舎(はいからや)」1号店を開店したのを機に外食産業に進出すると共に社名を現社名に変更し、2005年(平成17年)以後、積極的なM&Aによりグループを拡大した[1]

リーマン・ショックの煽りを受ける形で2009年(平成21年)10月に稲吉が保有する株式の大半を日本振興銀行のグループ会社であるフーディーズ他3社に売却。その後2010年(平成22年)8月には、親会社のフーディーズが日本振興銀行の検査忌避問題に絡み資金調達が厳しくなった影響を受け、保有する全株式を阪神酒販に売却することを発表した。しかしその後2010年(平成22年)12月に株式売却の中止が発表され[2]、フーディーズが親会社に留まった。だが、2012年9月4日(平成24年)にフーディーズが破産開始決定手続きを受けたため[3]、2013年2月にはジーコミの社長である杉本英雄が新たに設立したクックイノベンチャーが第三者割当増資を受け親会社となった。なおクックイノベンチャーには「業務スーパー」を展開する神戸物産が出資しており、同年5月には神戸物産も親会社となった[4][5]

2020年6月、神戸物産が保有するクックイノベンチャーの全株式を社長の杉本らに譲渡し、神戸物産傘下から独立した[6]

なお創業時から手がけてきた学習塾部門や『NOVA』『GEOS』などのブランドを擁する英会話スクール部門等を統括するジー・エデュケーションは、2010年(平成22年)10月に創業者の稲吉が新たに設立した投資会社「いなよしキャピタルパートナーズ」に保有する全株式を売却しており、同社は社名を「NOVAホールディングス」に改めた上で現在は資本関係は消滅している[7]。ただし、ジー・エデュケーションの経営陣はそのまま残��[8]、業務提携関係は継続されていたものの、孫会社(ジー・テイストの子会社)であるジー・アカデミーが手がけていたNOVAのフランチャイズ事業を2018年3月末で終了し、学習塾事業も含めて教育事業から撤退することが明らかになっている[9]。また、旧GEOSの海外法人は引き続きジー・コミュニケーション傘下に残留している。

主なグループ会社

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  • 株式会社焼肉坂井ホールディングス(旧社名:平禄株式会社→株式会社ジー・テイスト、東京証券取引所スタンダード市場上場) - 居酒屋以外の外食部門(「仙台平禄(平禄寿司)」「とりあえず吾平」「ちゃんこ江戸沢」「えん屋」「村さ来」など)を統括
  • 株式会社ジー・フード - 居酒屋部門(「ハイカラヤ」「小樽食堂」など)を展開
  • 株式会社ノーウェア - 高齢者介護事業
  • ギンガシステム株式会社

かつての関連会社

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アントニオ猪木との関係

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2010年平成22年)6月7日にジー・テイストが新日本プロレスとの間で、プロレスラーアントニオ猪木肖像権等使用許諾契約を結んでおり、同グループでは猪木の名前を冠した居酒屋チェーン「アントニオ猪木酒場」を展開していたほか、かつて同グループ傘下だった常楽酒造から猪木の筆によるラベルを採用した焼酎「燃える闘魂」「道」を発売していた。また、猪木が2007年平成19年)に旗揚げした新団体・イノキ・ゲノム・フェデレーション(IGF)に対しても支援を行っていた。しかし後に関係を縮小する方向に向かい、唯一残っていた「アントニオ猪木酒場」新宿店を2020年7月末に閉店したことで完全に関係が切れている。

脚注

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  1. ^ a b c d e f ジー・コミュニケーション. “会社案内”. 2014年4月9日閲覧。
  2. ^ 親会社異動の中止に関するお知らせ - ジー・ネットワークス 2010年(平成22年)12月28日
  3. ^ 大型倒産速報 - 帝国データバンク 2012年9月4日
  4. ^ “クックイノベンチャー、ジーコミグループ3社の親会社に。神戸物産出資。”. フードリンクニュース. (2013年2月15日). http://www.foodrink.co.jp/news/2013/02/18102734.php 
  5. ^ 子会社の異動に関するお知らせ (PDF) - 神戸物産IRニュース・2013年5月21日
  6. ^ “「業務スーパー」の神戸物産、絶妙なタイミングで外食子会社を売却”. M&A Online. (2020年9月18日). https://maonline.jp/articles/kobebussan_mbo_20200918 
  7. ^ “ジオスとNOVA再売却 ジー・コミ社が元会長の会社へ、教室統合など検討へ”. 中日新聞. (2010年10月5日). オリジナルの2010年10月8日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20101008061949/http://www.chunichi.co.jp/article/economics/news/CK2010100502000014.html 
  8. ^ 主要株主異動のご案内 - ジー・エデュケーション2010年(平成22年)10月5日付ニュースリリース
  9. ^ 子会社に係るフランチャイズ契約終了に関するお知らせ』(PDF)(プレスリリース)ジー・テイスト、2017年12月11日https://web.archive.org/web/20180315200110/http://www.g-com.jp/pdf/2694_20171211.pdf2018年3月15日閲覧 

外部リンク

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