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ジャンタルマンタル (競走馬)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジャンタルマンタル
第29回NHKマイルカップ優勝時
(2024年5月5日)
欧字表記 Jantar Mantar[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 黒鹿毛[1]
生誕 2021年3月21日(3歳)[1]
Palace Malice[1]
インディアマントゥアナ[1]
母の父 Wilburn[1]
生国 日本の旗 日本北海道千歳市[1]
生産者 社台ファーム[1]
馬主 (有)社台レースホース[1]
調教師 高野友和栗東[1]
競走成績
タイトル JRA賞最優秀2歳牡馬(2023年)[1]
生涯成績 6戦4勝[1]
獲得賞金 3億2052万8000円[1]
(2024年5月5日現在)
勝ち鞍
GI 朝日杯FS 2023年
GI NHKマイルC 2024年
GII デイリー杯2歳S 2023年
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ジャンタルマンタル(欧字名:Jantar Mantar2021年3月21日 - )は、日本競走馬[1]。主な勝ち鞍は2023年朝日杯フューチュリティステークスデイリー杯2歳ステークス2024年NHKマイルカップ

馬名の意味は、インドにある天体観測施設。2023年度のJRA賞最優秀2歳牡馬である。

戦績

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2歳(2023年)

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10月8日京都芝1800mの2歳新馬戦に2番人気で出走。道中好位追走から直線で抜け出して先頭に立つと、最後はキープカルムに2馬身半差をつけデビュー戦を勝利で飾った[2]

11月11日に行われたデイリー杯2歳ステークスでは中団のインで脚を溜め、直線で鋭く脚を伸ばし残り200mで先頭に立つと、エンヤラヴフェイスに2馬身差をつけ重賞初制覇を果たした[3]

続いて、初のGI挑戦として12月17日の朝日杯フューチュリティステークスに出走。道中は中団の内に控え、4コーナー付近で前に進出。そのまま力強く馬群を突き抜け、1番人気にこたえるGI初優勝を飾った[4][5]

3歳(2024年)

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2月11日の共同通信杯より始動。スローな展開が影響して前を走るジャスティンミラノをとらえきれず、キャリア初黒星となる2着に敗北[6]。距離延長で挑んだクラシック初戦の皐月賞はラスト1ハロンで完全に足が止まるも、3着に踏みとどまった[7]

続いて、5月5日のNHKマイルカップに出走。前走の皐月賞から中2週というハードスケジュールであったが、アスコリピチェーノから僅差の2番人気に支持された。レースは好スタートを決めて好位で進め、最後の直線の半ばで先頭に立つと、そのまま後続を突き放し、2着アスコリピチェーノに2馬身半差をつけ勝利。朝日杯に続くGI2勝目を挙げた[8]。鞍上の川田は、「正直すごくしんどかったと思いますが、あれだけの走りをしてくれました。気持ち良く走れるようにと思っていました。素晴らしい走りでした」とねぎらうとともに、「もっと体の成長が伴い、心身が成長してくればマイルという距離において、日本で一番強い馬になるだけの可能性を秘めています」と、さらなる成長に期待を寄せた[9]。なお、5月9日にJRAが発表したところによれば、NHKマイルカップのレーティングは118ポンドで、2004年の覇者であるキングカメハメハと2021年の覇者であるシュネルマイスターの117ポンドを超え、あくまでも暫定値ではあるが、NHKマイルカップの史上最高の評価となった[10]

競走成績

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以下の内容は、JBISサーチ[11]およびnetkeiba.com[12]に基づく。

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上り3F)
着差 騎手 斤量
[kg]
1着馬(2着馬) 馬体重
[kg]
2023.10.08 京都 2歳新馬 芝1800m(良) 12 3 3 005.20(2人) 01着 R1:47.4(34.6) -0.4 0鮫島克駿 56 (キープカルム) 496
0000.11.11 京都 デイリー杯2歳S GII 芝1600m(稍) 11 2 2 003.90(1人) 01着 R1:34.5(34.7) -0.3 0鮫島克駿 56 (エンヤラヴフェイス) 490
0000.12.17 阪神 朝日杯FS GI 芝1600m(良) 17 2 3 002.70(1人) 01着 R1:33.8(34.8) -0.1 0川田将雅 56 (エコロヴァルツ) 490
2024.02.11 東京 共同通信杯 GIII 芝1800m(良) 10 8 9 002.50(1人) 02着 R1:48.2(32.6) -0.2 0川田将雅 57 ジャスティンミラノ 492
0000.04.14 中山 皐月賞 GI 芝2000m(良) 17 4 8 006.10(3人) 03着 R1:57.2(34.9) -0.1 0川田将雅 57 ジャスティンミラノ 490
0000.05.05 東京 NHKマイルC GI 芝1600m(良) 18 8 16 002.90(2人) 01着 R1:32.4(33.9) -0.4 0川田将雅 57 アスコリピチェーノ 492
  • 競走成績は2024年5月5日現在

血統表

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ジャンタルマンタル血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 ミスタープロスペクター系
[§ 2]

Palace Malice
2010 鹿毛 アメリカ
父の父
Curlin
2004 栗毛
Smart Strike Mr. Prospector
Classy'n Smart
Sherriff's Deputy Deputy Minister
Barbarika
父の母
*パレスルーマー
2003 鹿毛
Royal Anthem Theatrical
In Neon
Whisperifyoudare Red Ransom
Stellar Affair

*インディアマントゥアナ
2014 黒鹿毛 アメリカ
Wilburn
2008 鹿毛
Bernardini A.P.Indy
Cara Rafaela
Moonlight Sonata Carson City
Wheatly Way
母の母
Speed Wagon
2003 青毛
Tomorrows Cat Storm Cat
Tomorrow's Child
Rajica El Baba
Brassica
母系(F-No.) (FN:9-e) [§ 3]
5代内の近親交配 Mr.Prospector 4x5=9.38% [§ 4]
出典
  1. ^ [13] [14]
  2. ^ [14]
  3. ^ [13]
  4. ^ [13]

脚注

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注釈

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出典

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p ジャンタルマンタル”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2023年11月13日閲覧。
  2. ^ 【2歳新馬】鋭く伸びたジャンタルマンタルが快勝 鮫島駿「追い出すと素晴らしい反応」東スポ競馬(東京スポーツ新聞社)、2023年10月8日配信・閲覧
  3. ^ 【デイリー杯2歳S】ジャンタルマンタルが人気に応え2戦2勝で重賞Vサンケイスポーツ、2023年11月11日配信・閲覧
  4. ^ 【朝日杯FS】ジャンタルマンタルが無傷3連勝で2歳マイル王”. 日刊スポーツ (2023年12月17日). 2023年12月18日閲覧。
  5. ^ 【朝日杯フューチュリティS】無敗の2歳王者誕生!ジャンタルマンタルが3連勝でG1奪取!”. 競馬ラボ (2023年12月17日). 2023年12月18日閲覧。
  6. ^ 【共同通信杯】完敗2着ジャンタルマンタルの〝誤算〟 川田「向こうの方が今日のところは強かったということです」”. 東スポ競馬 (2024年2月11日). 2024年5月7日閲覧。
  7. ^ 【皐月賞】最優秀2歳牡馬のジャンタルマンタルは3着 川田将雅騎手「素晴らしいレースをしてくれました」”. netkeiba.com (2024年5月5日). 2024年5月7日閲覧。
  8. ^ 【NHKマイルC】ジャンタルマンタルが正攻法の競馬で2馬身半差V!ベスト距離で本領発揮し3歳マイル王」『サンケイスポーツ』2024年5月5日。2024年5月5日閲覧。
  9. ^ 【NHKマイルC】ジャンタルマンタルG1・2勝目、堂々の3歳マイル王 2歳王者は強かった”. 日刊スポーツ (2024年5月6日). 2024年5月7日閲覧。
  10. ^ キンカメ超え! ジャンタルマンタルのNHKマイルCレーティングは118ポンド! JRA発表」『日刊スポーツ』2024年5月9日。2024年5月9日閲覧。
  11. ^ ジャンタルマンタル 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2023年11月12日閲覧。
  12. ^ ジャンタルマンタルの競走成績”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2023年11月12日閲覧。
  13. ^ a b c ジャンタルマンタル”. JBISサーチ. 2023年11月11日閲覧。
  14. ^ a b "ジャンタルマンタルの血統表|競走馬データ". netkeiba.com. ネットドリーマーズ. 2023年12月18日閲覧

外部リンク

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