ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
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ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団 | |
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ギュルツェニヒ・大ホール | |
基本情報 | |
原語名 | Gürzenich-Orchester Köln |
出身地 | ドイツ・ノルトライン=ヴェストファーレン州ケルン |
ジャンル | クラシック音楽 |
活動期間 | 1827年 - |
公式サイト | www.guerzenich-orchester.de/ |
メンバー |
次期首席指揮者(2025/2026~) アンドレス・オロスコ=エストラーダ |
ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団(ケルン・ギュルツェニヒかんげんがくだん、ドイツ語: Gürzenich-Orchester Köln)は、ドイツ連邦共和国ノルトライン=ヴェストファーレン州の大都市・ケルンに本拠を置くオーケストラ。ケルン歌劇場専属のオーケストラとしても活動している。
概要
[編集]1827年に、ケルン市内の音楽家が集まってオーケストラコンサートを開始。
後に本拠地としてギュルツェニヒ邸跡地の演奏会場に定めたため、この名称となる。
1888年に、ケルン市公認のオーケストラとなる。
長い歴史の中でこれまでに数多くの作品を初演しており、ヨハネス・ブラームスやグスタフ・マーラーの重要なレパートリー(後述)も作曲者自身の指揮で初演している。
また、リヒャルト・シュトラウスとも関係が深く、いくつかの作品を初演をしている他、彼の唯一の「ヴァイオリンソナタ」はケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団のコンサートマスターであったロベルト・ヘックマンのヴァイオリンによって初演された。
1986年にケルン・フィルハーモニーが完成して以来、このホールを本拠地とし、ケルンを代表するオーケストラとして毎シーズン約50のコンサート、のべおよそ100000人の聴衆がいる他、世界各国でツアーも行なっている。
初演
[編集]- ヨハネス・ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 (1887)
- グスタフ・マーラー:交響曲第3番 (in collaboration with the Städtischen Kapelle Krefeld, 1902)
- グスタフ・マーラー:交響曲第5番 (1904)
- マックス・レーガー:ヒラーの主題による変奏曲とフーガ (1907)
- リヒャルト・シュトラウス:ドン・キホーテ (1898)
- リヒャルト・シュトラウス:ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら (1895)
- ベルント・アロイス・ツィンマーマン:Sinfonia prosodica (1964)
歴代首席指揮者等
[編集]- コンラディン・クロイツァー (1840–1842)
- ハインリヒ・ドルン (1843–1849)
- フェルディナント・ヒラー (1850–1884)
- フランツ・ヴュルナー (1884–1902)
- フリッツ・シュタインバッハ (1903–1914)
- ヘルマン・アーベントロート, GMD (1915–1934)
- オイゲン・パプスト (1936–1944)
- ギュンター・ヴァント, GMD (1945–1974)
- ユーリ・アーロノヴィチ (1975–1986)
- マレク・ヤノフスキ (1986–1990)
- ジェームズ・コンロン, GMD (1990–2002)
- マルクス・シュテンツ, GMD (2003–2014)
- フランソワ=グザヴィエ・ロト, GMD (2015–2024)
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アーロノヴィチ
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ヤノフスキ
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コンロン
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シュテンツ
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ロト
名誉指揮者
[編集]ギュンター・ヴァントと、30年以上にわたり親しく協業しレコーディングにおいて賞を受けているドミトリー・キタエンコの2人を、名誉指揮者に指名している。
日本人演奏家
[編集]日本人演奏家としては、瀬尾麗が1979年以降数十年間主席ヴィオラ奏者を務めた[1]。
脚注
[編集]注釈・出典
[編集]外部リンク
[編集]- Gürzenich-Orchester Köln - 公式ウェブサイト