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ケイル・マカー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ケイル・マカー
Cale Makar

コロラド・アバランチでのマカー
(2020年)
生誕
出生地
(1998-10-30) 1998年10月30日(26歳)
カナダの旗 カナダ
アルバータ州カルガリー
身長
体重
5 ft 11 in (1.80 m)
187 lb (85 kg; 13 st 5 lb)
ポジション ディフェンス
シュート 右打ち
所属チーム コロラド・アバランチ
代表 カナダ
NHLドラフト 1巡目 / 全体4位(2017年
コロラド・アバランチ
プロ選手期間 2019年 – 現在
獲得メダル
アイスホッケー
 カナダ
U20世界選手権
金メダル - 1位 2018 アメリカ

ケイル・ダグラス・マカーCale Douglas Makar, 1998年10月30日 - )は、カナダアルバータ州カルガリー出身のプロアイスホッケー選手。NHLコロラド・アバランチに所属している。ポジションはディフェンス

経歴

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ジュニア

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カルガリー・フレームスのユースチームなどでプレーした後、2014年にAJHL英語版ブルックス・バンディッツ英語版に加入。2015年には、高校卒業後にマサチューセッツ大学アマースト校へ進学予定であることを発表した。

2016-17シーズンは54試合に出場して24ゴール、51アシスト、75ポイントを記録した。この活躍により評価を急上昇させ、2017年のNHLドラフトにて全体4位でコロラド・アバランチから指名された[1]

カレッジ

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ドラフトで指名されたものの、当初の予定通りマサチューセッツ大学へ進学することを発表した[2]

2017-18シーズンにカレッジデビューし、34試合に出場して5ゴール、16アシスト、21ポイントを記録した。また、シーズン途中に開催された平昌オリンピックカナダ代表入りをオファーされたが、大学のシーズンに集中するために辞退している[3]

2018-19シーズンも引き続き大学でプレーすることを発表した。このシーズンはカンファレンスの最優秀選手賞を受賞し、NCAAトーナメントではベスト4に進出した[4]

コロラド・アバランチ

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2019年4月14日にアバランチと契約した[5]

2018-19シーズン、カルガリー・フレームスとのプレーオフ1回戦の第3戦でNHLデビューし、ゴールを記録した。プレーオフの試合でデビューしたディフェンスマンがデビュー戦でゴールを記録するのはNHL史上初だった。

2019-20シーズン、2019年12月27日のミネソタ・ワイルド戦でシーズン11ゴールを記録し、ルーキーのディフェンスマンによる球団最多ゴール記録を更新した。これらの活躍により、カルダー記念賞を受賞した[6]

2020-21シーズンはジェームス・ノリス記念賞のファイナリストに選出された[7]

2021年7月24日にアバランチと6年総額5,400万ドルの契約延長に合意した[8]

2021-22シーズン、2021年10月28日のセントルイス・ブルース戦で2ポイントを記録し、通算100ポイントに到達。キャリア106試合目での達成は、ディフェンスマンとしては歴代6位の速さだった[9]。2022年3月25日のフィラデルフィア・フライヤーズ戦でシーズン24個目となるゴールを記録し、ディフェンスマンとしては2016-17シーズン以来、NHL最多のゴール数となった[10]。これらの活躍により、アバランチの選手としては初となるジェームス・ノリス記念賞を受賞し、ハート記念賞の投票では8位だった[11]。プレーオフではナッシュビル・プレデターズとの1回戦にて、4試合で10ポイントを記録。チームはスイープで勝利し、チームメイトのネイサン・マキノン英語版から「彼は今、リーグで最高の選手だ」と称賛された[12]。その後はブルース、エドモントン・オイラーズに勝利し、カップファイナルでは3連覇を狙うタンパベイ・ライトニングに勝利。アバランチは球団3度目の優勝となった。このプレーオフではチーム最多の29ポイントを記録してコーン・スマイス賞を受賞し、NHL史上3人目となるジェームス・ノリス記念賞とコーン・スマイス賞の同時受賞となった[13]

2022-23シーズン、2022年11月21日のダラス・スターズ戦でゴールを記録し、通算200ポイントに到達。195試合目での達成は史上最速だった[14]。このシーズンは怪我で22試合を欠場したが、60試合に出場して17ゴール、49アシストを記録した。プレーオフではシアトル・クラーケンとの1回戦の第4戦にて、相手のジャレッド・マッキャン英語版を突き飛ばして負傷させ、1試合の出場停止処分を受けた[15]。第6戦から復帰するも、チームは第7戦の末に3勝4敗で敗れ、1回戦で連覇の夢が潰えた[16]

詳細情報

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賞歴

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脚注

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  1. ^ CJHL’s Makar (Brooks Bandits, AJHL) goes 4th overall in NHL Draft | Canadian Junior Hockey League”. web.archive.org (2017年11月13日). 2023年7月16日閲覧。
  2. ^ Makar Excited To Develop At UMass” (英語). NHL.com. 2023年7月16日閲覧。
  3. ^ Price, Satchel (2018年1月10日). “Avalanche prospect Cale Makar turns down 2018 Olympics invite from Team Canada, per report” (英語). SBNation.com. 2023年7月16日閲覧。
  4. ^ Minnesota Duluth wins 2nd straight title, beating UMass 3-0 - StarTribune.com”. web.archive.org (2019年4月14日). 2023年7月16日閲覧。
  5. ^ Avalanche Signs Cale Makar to Entry-Level Contract” (英語). NHL.com. 2023年7月16日閲覧。
  6. ^ Avalanche’s Cale Makar wins Calder Trophy as NHL rookie of the year” (英語). The Denver Post (2020年9月21日). 2023年7月16日閲覧。
  7. ^ Fox of Rangers wins Norris Trophy as best defenseman in NHL” (英語). NHL.com. 2023年7月16日閲覧。
  8. ^ Cale Makar Signs Six-Year Contract” (英語). NHL.com. 2023年7月16日閲覧。
  9. ^ Makar Hits Century Mark in St. Louis” (英語). NHL.com. 2023年7月16日閲覧。
  10. ^ Cale Makar sets Avalanche franchise record for defenseman goals in victory over Flyers” (英語). The Denver Post (2022年3月26日). 2023年7月16日閲覧。
  11. ^ 2022 NHL Awards: Full list of winners” (英語). Sportsnet.ca. 2023年7月16日閲覧。
  12. ^ Stanley Cup Playoffs Takeaways: Makar's magic on display as Avalanche sweep Predators” (英語). Sportsnet.ca. 2023年7月16日閲覧。
  13. ^ Avalanche's Cale Makar wins Conn Smythe Trophy as Stanley Cup Playoffs MVP” (英語). Sportsnet.ca. 2023年7月16日閲覧。
  14. ^ kyle.fredrickson@gazette.com, Kyle Fredrickson (2022年11月21日). “Cale Makar sets major NHL defensemen record in shootout victory at Dallas Stars” (英語). Denver Gazette. 2023年7月16日閲覧。
  15. ^ Avs top D-man Makar suspended 1 game for hit” (英語). ESPN.com (2023年4月25日). 2023年7月16日閲覧。
  16. ^ Avalanche’s Stanley Cup defense sputters to end in Game 7 of first round vs. underdog Seattle Kraken” (英語). The Denver Post (2023年5月1日). 2023年7月16日閲覧。

外部リンク

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受賞や功績