キムラ真
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キムラ 真(キムラ まこと、1981年7月17日 - )は、日本の劇作家、演出家、俳優[1]。劇団ナイスコンプレックス主宰。宮城県仙台市生まれ、北海道札幌市育ち。かつての名義は木村真。
経歴
[編集]- 1999年、北海高等学校卒業。北海道教育大学釧路校に入学し、演劇サークルに入部する[2]。
- 2005年、水性音楽入団。以降、2006年の解散まで全作品に出演。
- 2007年、ナイスコンプレックス旗揚げ。以降、ほぼ全作品の脚本・演出を担当し、ときどき出演。
- 2012年、極上文學『銀河鉄道の夜』を皮切りに劇団外の作品への演出活動を開始。演出としての主な作品に『極上文學』シリーズ、『PERSONA3 the Weird Masquerade』シリーズ、『SOUND THEATRE』シリーズ、『それいけ!アンパンマンミュージカル』などがある。
人物
[編集]- 趣味、特技:格闘技全般、卓球、接客
- 資格・免許:自転車とバイク(大型)
エピソード
[編集]- インタビューやツイッターで何度かあんかけ焼きそばへの愛を語っている[3][4]。
- 演劇を始めたきっかけは、大学で演劇・バンド・ボランティアをサークルで同時に始めて、最後までキムラに優しかったのが演劇だったため[5]。脚本家としての活動のきっかけは、学生時代にテレビで後藤ひろひとの『人間風車』『ダブリンの鐘つきカビ人間』を観て、キムラ自身の好きな作風だと感じたこと[6]。
脚本作品
[編集]2007年
- ナイスコンプレックス N1『カナリヤ亡く夜』 - 脚本、演出(6月7日 - 10日、明石スタジオ)
- ナイスコンプレックス N2『何苦楚ラフ』 - 脚本、演出(11月30日 - 12月2日、明石スタジオ)
2008年
- ナイスコンプレックス N3『たぐり寄せるジェンガ』 - 脚本、演出(2月28日 - 3月3日、ART THEATER かもめ座)
- ナイスコンプレックス N4『来ずトレイン末つジャック』 - 脚本、演出(4月18日 - 20日、明石スタジオ)
- ナイスコンプレックス N5『あ罵羅ボ〜ン 〜君をチッチョと呼ぶ為に〜』 - 脚本、演出(7月9日 - 13日、シアター風姿花伝)
- ナイスコンプレックス N6『八日目』 - 脚本、演出(10月29日 - 11月3日、SPACE 雑遊)
2009年
- ナイスコンプレックス N7『青春の握りこぶし〜熱くあれ〜』 - 脚本、演出(3月25日 - 29日、明石スタジオ)
- ナイスコンプレックス N8『カナリヤ亡く夜』(再演) - 脚本、演出(9月3日 - 7日、阿佐ヶ谷アルシェ)
- ナイスコンプレックス N9『ナイスコンプレックス』 - 脚本、演出(11月25日 - 29日、阿佐ヶ谷アルシェ)
2010年
- ナイスコンプレックス N10『キスより素敵な手を繋ごう』『追憶と記憶』 - 脚本、演出(3月24日 - 29日、阿佐ヶ谷アルシェ)
- ナイスコンプレックス N11『来ずトレイン末つジャック』(再演) - 脚本、演出(6月9日 - 14日、阿佐ヶ谷アルシェ)
- ナイスコンプレックス N12『サバイバーズ・ギルト』 - 脚本、演出(11月23日 - 28日、Geki地下Liberty)
2011年
- ナイスコンプレックス N13『ゲズントハイト〜お元気で〜』[7] - 脚本、演出(4月20日 - 24日、Geki地下Liberty)
- ナイスコンプレックス N14『キスより素敵な手を繋ごう』(再演)『追憶と記憶』(再演)『メロウ』 - 脚本、演出(8月12日 - 16日、サンモールスタジオ)
- ナイスコンプレックス N15『ナイスコンプレックス』(再演) - 脚本、演出(東京:11月22日 - 25日、ウエストエンドスタジオ / 札幌:12月9日 - 11日、扇谷記念スタジオ・シアターZOO)
2012年
- ナイスコンプレックス N16『キミが読む物語』[8] - 脚本、演出、出演(4月6日 - 10日、サンモールスタジオ)
- ナイスコンプレックス N17『ワチャゴナドゥ』[9] - 脚本、演出、出演(7月12日 - 16日、サンモールスタジオ)
- ナイスコンプレックス N18『ゲズントハイト〜お元気で〜』[10] - 脚本、演出(福岡:10月5日 - 8日、ぽんプラザホール / 札幌:11月1日 - 4日、扇谷記念スタジオ・シアターZOO / 東京:11月22日 - 12月2日、サンモールスタジオ)
2013年
- ナイスコンプレックス N19『
斜い人 ()』[11] - 脚本、演出、出演(5月2日 - 8日、サンモールスタジオ) - ナイスコンプレックス N20『オレンジの迷信行動』[12] - 脚本、演出、出演(8月9日 - 18日、サンモールスタジオ)
2014年
- ナイスコンプレックス 道東公演『ナイスコンプレックス』[13] - 脚本、演出(音更:1月29日、音更町文化センター 小ホール / 釧路:2月2日、まなぼっと幣舞 大ホール)
- ナイスコンプレックス N21『サバイバーズ・ギルト』[14] - 脚本、演出(5月8日 - 11日、駅前劇場)
2015年
- ナイスコンプレックス N22『鬼のぬけがら』[15] - 脚本、演出、出演(1月21日 - 26日、OFF・OFFシアター)
- ナイスコンプレックス N23『よみ人シラズ』[16] - 脚本、演出(9月9日 - 14日、吉祥寺シアター)
2016年
- ナイスコンプレックス N24『キミが読む物語』(再演)[17][18] - 脚本、演出(2月24日 - 29日、あうるすぽっと)
- 第7回せんがわ劇場演劇コンクール ナイスコンプレックス『かぜがふいた』[19] - 脚本、演出、出演(7月10日、調布市せんがわ劇場)
- ナイスコンプレックス N25『かぜのゆくえ』[20] - 脚本、演出(8月10日 - 14日、ポケットスクエア ザ・ポケット)
- ナイスコンプレックス N26『ゲズントハイト〜お元気で〜』(再々演)[21] - 脚本、演出(10月26日 - 30日、東京芸術劇場 シアターイースト)
2017年
- ナイスコンプレックス N27『キスより素敵な手を繋ごう』(再々演)[22] - 脚本、演出(2月22日 - 26日、あうるすぽっと)
- ナイスコンプレックス N28『ナイスコンプレックス』(再々々演)[23] - 脚本(4月20日 - 23日、調布市せんがわ劇場)
2018年
- ナイスコンプレックス N29 フリーカル『YAhHoo!!!!』 - 脚本、演出(4月25日 - 29日、シアターグリーン BIG TREE THEATER)
2019年
- ナイスコンプレックス N30 フリーカル『YAhHoo!!!!』 - 脚本、演出、出演(福島:9月7日 - 8日、チームスマイル・いわきPIT / 東京:9月12日 - 16日、新宿村LIVE)
2021年
- ナイスコンプレックス N31『キスより素敵な手を繋ごう』 - 脚本、演出(2月20日 - 28日、あうるすぽっと)
- ナイスコンプレックス N32 フリーカル『YAhHoo!!!!』 - 脚本、演出、出演(東京:6月4日 - 6日、シアターサンモール / 福島:6月12日 - 13日、チームスマイル・いわきPIT)
- ハピネット・メディアマーケティング『おねがいっパトロンさま! The Stage』 - 脚本、演出(9月15日 - 20日、草月ホール)
2022年
- ナイスコンプレックス N34 フリーカル『YAhHoo!!!!』 - 脚本、演出(5月11日 - 15日、あうるすぽっと)
- ナイスコンプレックス N35『キスより素敵な手を繋ごう』 - 脚本、演出(東京:6月15日 - 19日、シアターサンモール / 福岡:6月26日、北九州芸術劇場 中劇場)
2023年
- ハピネット・メディアマーケティング『おねがいっパトロンさま! The Stage 〜ココロを詠え〜』 - 脚本、演出(1月26日 - 2月5日、新宿FACE)
- ナイスコンプレックス N33『ゲズントハイト〜お元気で〜』 - 脚本、演出(
2022年2月17日 - 20日、東京芸術劇場 シアターウエスト[注釈 1] 2023年3月16日 - 21日、あうるすぽっと)
演出作品
[編集]2012年
2013年
- MAG.net/Andem 極上文學3rd『夢十夜』[25](1月17日 - 21日、シアターサンモール)
- CLIE,MAG.net/Andem 極上文學4th『藪の中』[26](6月12日 - 16日、俳優座劇場)
- CLIE,MAG.net/Andem 極上文學5th『Kの昇天〜或はKの溺死〜』[27](11月27日 - 12月3日、全労済ホール/スペース・ゼロ)
2014年
- CLIE,MAG.net/Andem 極上文學6th『ドグラ・マグラ』[28](6月26日 - 29日、紀伊國屋ホール / 7月11日 - 13日、紀伊國屋サザンシアター)
- CLIE,P3 the WM Project/アプル『PERSONA3 the Weird Masquerade 〜群青の迷宮〜』[29](9月16 - 23日、シアター1010)
- CLIE,MAG.net/Andem 極上文學7th『走れメロス』[30](東京:12月3日 - 7日、草月ホール / 大阪:12月27日 - 28日、大阪ビジネスパーク円形ホール)
2015年
- CLIE,MAG.net/Andem 極上文學8th『草迷宮』[31](東京:3月18日 - 24日、紀伊國屋ホール / 大阪:4月10日 - 12日、梅田芸術劇場 シアター・ドラ��シティ)
- CLIE,P3 the WM Project/アプル『PERSONA3 the Weird Masquerade 〜蒼鉛の結晶〜』[32](6月5日 - 13日、シアターGロッソ)
- CLIE,MAG.net/Andem 極上文學9th『高瀬舟・山椒大夫』[33](東京:10月9日 - 18日、CBGKシブゲキ!! / 大阪:10月24日 - 25日、大阪ビジネスパーク円形ホール)
- 劇王東京II ナイスコンプレックス『可哀想な姉』[34](12月26日、新宿シアター・ミラクル)
2016年
- 舞台『のぶニャがの野望 幸村と五輪の剣』(2月3日 - 7日、全労済ホール/スペース・ゼロ)[35]
- 舞台『龍狼伝 第二章』[36](4月6日 - 10日、シアター1010)
- CLIE,MAG.net/Andem 極上文學10th『春琴抄』[37](東京:6月16日 - 19日、全労済ホール/スペース・ゼロ / 大阪:6月25日 - 26日、大阪ビジネスパーク円形ホール)
- 朗読劇『チア男子!!』[38](10月1日 - 2日、舞浜アンフィシアター)
- CLIE,MAG.net 極上文學11th『人間椅子/魔術師』(東京:11月30日 - 12月4日、全労済ホール/スペース・ゼロ / 大阪:12月23日 - 25日、近鉄アート館)
2017年
- 『CLAMP×SOUND THEATRE xxxHOLiC』(1月28日 - 29日、チームスマイル・豊洲PIT)
- 『PERSONA3 the Weird Masquerade 〜藍の誓約〜』、『PERSONA3 the Weird Masquerade 〜碧空の彼方へ〜』(4月14日 - 23日、シアターGロッソ)
- 舞台『黒薔薇アリス』(5月12日 - 21日、Zeppブルーシアター六本木)
- 舞台『止まれない12人』(8月30日 - 9月3日、シアターサンモール)
- 舞台『逆転検事〜逆転のテレポーテーション〜』(11月2日 - 7日、全労済ホール/スペース・ゼロ)
2018年
- 『SOUND THEATRE × 夏目友人帳〜音劇の章 2018~』(1月6日、東京国際フォーラム ホールA)
- それいけ!アンパンマンミュージカル『まもれ!黄金の炎』(全国ツアー)
- 極上文學12th『よだかの星・風の又三郎』(3月8日 - 13日、紀伊國屋ホール)
- ナイスコンプレックス プロデュース公演 NP#1『12人の怒れる男』(9月20日 - 24日、サンモールスタジオ)
- 極上文學13th『こゝろ』(12月13日 - 18日、紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA)
2019年
- 『舞台版「BLACK BIRD」』(3月27日 - 31日、銀座博品館劇場)
- ナイスコンプレックス プロデュース公演 NP#3『12人の怒れる男』(東京:7月17日 - 21日、TACCS1179 / 大阪:8月2日 - 4日、インディペンデントシアター2nd)
- CLIE『LIVEミュージカル演劇「チャージマン研!」』(10月31日 - 11月6日、新宿FACE)
- 極上文學14th『「桜の森の満開の下」〜孤独〜』(12月7日 - 15日、新宿FACE)
2020年
- CLIE『おとぎ裁判 第2審 〜戦慄の誘拐パレード ビッグマウスにご用心♪〜』(1月10日 - 19日、CBGKシブゲキ!!)
- ナイスコンプレックス プロデュース公演 NP#5『12人の怒れる男』(東京:7月23日 - 27日、銀座博品館劇場 / 大阪:8月14日 - 16日、ABCホール)
- Lol『LIVE ミュージカル演劇「チャージマン研!」R-2』(10月10日 - 18日、新宿FACE)
- Lol『おとぎ裁判 第3審 〜魔法の豆はマネーまみれ キミのハートをジャックする♪〜』(12月12日 - 19日、紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA)
2021年
- ナイスコンプレックス プロデュース公演 NP#6『12人の怒れる男』(大阪:7月30日 - 8月1日、大阪市立芸術創造館 / 東京:8月12日 - 15日、赤坂RED/THEATER)
2022年
- 極上文學16th『ジキルとハイド』(1月22日 - 30日、紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA)
2023年
- Lol『トレンディは突然に』(7月13日 - 18日、シアターサンモール)[39]
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “キムラ真プロフィール”. ナイスコンプレックス. 2015年12月13日閲覧。
- ^ 受賞者インタビュー(1) ナイスコンプレックス・キムラ真さん(オーディエンス賞)
- ^ “劇団ナイスコンプレックスの「主宰キムラ真さん」のインタビュー”. ウルトラムービー日記. 2015年12月13日閲覧。
- ^ “2015年12月8日のTweet”. キムラ真. 2015年12月13日閲覧。
- ^ “コンクール直前インタビュー!(4)ナイスコンプレックス”. せんがわ劇場. 2016年7月10日閲覧。
- ^ “劇団紹介☆ナイスコンプレックス(facebook)”. 劇王東京Ⅱ. 2015年12月26日閲覧。
- ^ “N13ゲズントハイト ダイジェスト版”. ナイスコンプレックス. 2015年12月6日閲覧。
- ^ “N16「キミが読む物語」”. ナイスコンプレックス. 2015年12月6日閲覧。
- ^ “N17「ワチャゴナドゥ」”. ナイスコンプレックス. 2015年12月6日閲覧。
- ^ “N18「ゲズントハイト〜お元気で〜」”. ナイスコンプレックス. 2015年12月6日閲覧。
- ^ “N19「斜い人」”. ナイスコンプレックス. 2015年12月6日閲覧。
- ^ “N20「オレンジの迷信行動」”. ナイスコンプレックス. 2015年12月6日閲覧。
- ^ “N21「ナイスコンプレックス」”. ナイスコンプレックス. 2015年12月6日閲覧。
- ^ “N21「サバイバーズ・ギルト」”. ナイスコンプレックス. 2015年12月6日閲覧。
- ^ “N22「鬼のぬけがら」”. ナイスコンプレックス. 2015年12月6日閲覧。
- ^ “N23「よみ人シラズ」”. ナイスコンプレックス. 2015年12月6日閲覧。
- ^ “N24「キミが読む物語」”. ナイスコンプレックス. 2015年12月6日閲覧。
- ^ “N24「キミが読む物語」”. CoRich. 2015年12月10日閲覧。
- ^ “第7回せんがわ劇場演劇コンクール”. 調布市せんがわ劇場. 2016年6月29日閲覧。
- ^ “N25「かぜのゆくえ」”. ナイスコンプレックス. 2016年6月29日閲覧。
- ^ “N26「ゲズントハイト〜お元気で〜」”. ナイスコンプレックス. 2016年7月9日閲覧。
- ^ “N27「キスより素敵な手を繋ごう」”. ナイスコンプレックス. 2017年1月10日閲覧。
- ^ “N28「ナイスコンプレックス」”. ナイスコンプレックス. 2017年2月13日閲覧。
- ^ “銀河鉄道の夜”. MAG.net. 2015年12月13日閲覧。
- ^ “夢十夜”. MAG.net. 2015年12月13日閲覧。
- ^ “藪の中”. MAG.net. 2015年12月13日閲覧。
- ^ “Kの昇天〜或いはKの溺死”. MAG.net. 2015年12月13日閲覧。
- ^ “ドグラ・マグラ”. MAG.net. 2015年12月13日閲覧。
- ^ “PERSONA3 the WM〜群青の迷宮〜”. CLIE. 2015年12月13日閲覧。
- ^ “走れメロス”. MAG.net. 2015年12月13日閲覧。
- ^ “草迷宮”. MAG.net. 2015年12月13日閲覧。
- ^ “PERSONA3 the WM〜蒼鉛の結晶〜”. CLIE. 2015年12月13日閲覧。
- ^ “高瀬舟・山椒大夫”. MAG.net. 2016年2月25日閲覧。
- ^ “ナイスコンプレックス「可哀想な姉」”. 劇王東京II. 2015年12月6日閲覧。
- ^ “舞台「のぶニャがの野望 幸村と五輪の剣」”. コーエーテクモゲームス. 2015年12月13日閲覧。
- ^ “舞台「龍狼伝」続編の制作決定!2016年4月にシアター1010で開幕”. コミックナタリー. 2016年3月5日閲覧。
- ^ “春琴抄”. MAG.net. 2016年2月25日閲覧。
- ^ “朗読劇「チア男子!!」”. ステージナタリー. 2016年6月29日閲覧。
- ^ “トレンディは突然に”. Lol. 2023年7月28日閲覧。
外部リンク
[編集]- キムラ真の記事 - ナイスコンプレックスブログのエントリ
- キムラ真 (@naikon_kimura) - X(旧Twitter)
- ナイスコンプレックスWEB - 主宰劇団の公式サイト