カリラ・アリ
カリラ・アリ | |
|---|---|
| Khalilah Ali | |
| 生誕 |
Belinda Boyd 1950年3月17日（74歳） |
| 職業 | 人道主義者、著述家、女優 |
| 配偶者 |
モハメド・アリ （結婚 1967年、離婚 1976年） |
| 子供 | 4人 |
カリラ・カマチョ＝アリ（Khalilah Camacho-Ali、1950年3月17日 - ）は、アメリカ合衆国の女優であり、プロボクサー・モハメド・アリの最初の妻である[1]。
生涯
[編集]1950年3月17日にベリンダ・ボイド(Belinda Boyd)として生まれた。シカゴでイスラム教学校に通った[1]。両親はネーション・オブ・イスラムのメンバーだった[2]。父方の曽祖父はパキスタンのカラチ出身である[3]。
1967年8月18日、17歳でモハメド・アリと結婚した[1]。彼女は、この結婚はムスリムの両親によって手配されたものだと主張している[4]。結婚後に夫に合わせてカリラ・アリに改名したが、古い友人や家族からはベリンダと呼ばれていた。夫��徴兵拒否により世界ヘビー級王座を剥奪されたとき（後に最高裁判決により回復された）、カリラは精神的、金銭的に夫を支援した[5]。
アリの不倫により2人の関係は不和となり、カリラはアリを「不在の父親」だと非難した[1]。1974年、アリは、後に妻となるヴェロニカ・ポルシェとの不倫を始め、マニラで行われたアリの対戦（スリラー・イン・マニラ）で対面したカリラとヴェロニカは対立した[4]。1977年1月、カリラはアリと離婚した[6]。離婚の後、カリラは「彼が言っていたこととは違っていたから、彼がモラルに欠けて家族を軽視していたから、私は彼と別れたのです。私は彼がモハメド・アリの名にふさわしくないと思うし、これからはカシアス・クレイと呼ぶつもりです」と述べた[1]。
2人の間には4人の子供がいた。マリアム（愛称メイメイ、1968年生）、双子のジャミーラとラシェダ（1970年生）、モハメド・アリ・ジュニア（1972年生）である。カリラとの結婚中にアリは、ミヤ（1972年生）、カリア（1974年生）[7]、ハナ（1976年生）など、不倫相手との間の子供を多数もうけた。
カリラは1980年代に2度結婚し、いずれも離婚した[8]。現在の姓に含まれる「カマチョ」は、最後の夫の姓である。
キャリア
[編集]カリラは空手を学び、1977年までに3段まで昇格した[6]。カリラはジム・ケリーとスティーブ・サンダースに師事した[6]。最終的には9段まで昇格した[9]。
アフリカ系アメリカ人向けの雑誌『エボニー』の表紙に7回登場した[9]。 1979年の映画『チャイナ・シンドローム』に出演している[10]ほか、2020年のドキュメンタリー映画『マルコムX暗殺の真相』に出演している[11]。
脚注
[編集]- ^ a b c d e “Bitter About Ali ('i Call Him Cassius Clay'), Ex-Wife Khalilah Forges a Life of Her Own” (英語). PEOPLE.com. (1978年6月12日) 2021年2月16日閲覧。
- ^ “Remembering Muhammad Ali as a husband and father” (英語). New York Post. (2016年6月5日) 2018年1月2日閲覧。
- ^ “Muhammad Ali's ex-wife lauds Pakistani hospitality” (英語). The Nation (Pakistan) 2020年4月10日閲覧。
- ^ a b “After Their Chilla in Manila, Belinda Ali Launches a New Career—Alone” (英語). PEOPLE.com. (1976年3月1日) 2021年2月16日閲覧。
- ^ “Muhammed Ali's Ex-Wife, Khalilah Camacho Ali, Opens Up About Their Marriage” (英語). Huffington Post. (2014年1月22日) 2018年1月2日閲覧。
- ^ a b c Kisner, Ron (September 1977). “Ebony”. Ebony.(Serial). (Johnson Publishing Company): 82. ISSN 0012-9011.
- ^ Foster, Peter; Allen, Nick (2016年6月4日). “Muhammad Ali's tangled love life leaves troubled legacy” (英語). The Telegraph. ISSN 0307-1235 2018年1月2日閲覧。
- ^ Francisco Alvarado. “Khalilah Camacho-Ali Stood by Muhammad Ali Through Exile and Triumph”. New Times Broward-Palm Beach. 2021年2月16日閲覧。
- ^ a b Francisco Alvarado. “Khalilah Camacho-Ali was in the Champ's corner through some of boxing's greatest moments”. Miami New Times. 2021年2月16日閲覧。
- ^ “The China Syndrome (1979)”. IMDb. 2021年2月16日閲覧。
- ^ “Who Killed Malcolm X? (TV Mini-Series 2019–2020)”. IMDb. 2021年2月16日閲覧。