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エドゥアール・スパック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
エドゥアール・スパック

エドゥアール・スパック(Édouard Spach、1801年11月26日 - 1879年5月18日)はフランスの植物学者である。

生涯

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ストラスブールで商人の息子に生まれた。1824年にパリに出て、ルネ・デフォンテーヌアントワーヌ・ローラン・ド・ジュシューのもとで植物学を学んだ。植物学者、シャルル=フランソワ・ブリシュー・ド・ミルベル(Charles-François Brisseau de Mirbel)に雇われ、ミルベルがパリ自然史博物館の教授になると、自然史博物館で働いた。1854年に没したシャルル・ゴーディショー=ボープレの後任として、植物収蔵室の学芸員を務め、博物館の標本の分類・同定に専念した。

多くのモノグラフを著し、"Histoire naturelle des végétaux. Phanérogames"(「植物の自然史:種子植物」14巻および地図, Roret, Paris, 1834–1848)などで知られる。イポリト・フランソワ・ジョベールと共著で"Illustrationes plantarum orientalium" (「東洋の植物図」; 5巻, Roret, Paris, 1842–1857)を出版した。

キントラノオ科の属名、Spacheaに献名されている。

参考文献

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  • Philippe Jaussaud and Édouard R. Brygoo (2004). Du Jardin au Muséum en 516 biographies. Muséum national d’histoire naturelle de Paris. p. 630