エトリア=アカルナニア県
- エトリア=アカルナニア県
- Περιφερειακή ενότητα Αιτωλοακαρνανίας
- 測地系: 北緯38度40分 東経21度25分 / 北緯38.667度 東経21.417度座標: 北緯38度40分 東経21度25分 / 北緯38.667度 東経21.417度
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国 ギリシャ共和国 地方 西ギリシャ 県都 メソロンギ 面積 5,461 km² 人口 223,188 人 (2005年) 人口密度 41 人/km² ナンバープレート AI,ME 自治体コード 01 構成自治体数 7 標準時 EET(UTC+2)
夏時間はEEST(UTC+3)公式ウェブサイト www.aitoloakarnania.gr
エトリア=アカルナニア県(エトリア=アカルナニアけん、ギリシア語: Αιτωλία και Ακαρνανία / Aitolía kai Akarnanía) または エトロアカルナニア県(Αιτωλοακαρνανία / Aitoloakarnanía)は、ギリシャ共和国の西ギリシャ地方を構成する行政区(ペリフェリアキ・エノティタ)のひとつ。エトリア(古名: アイトーリア)地方とアカルナニア地方から成り立っている。県都は歴史的に中心都市であったメソロンギであるが、県内の最大の都市で、経済的な中心都市はアグリニオである。
地理
[編集]位置・広がり
[編集]西ギリシャ地方の北部、「ギリシャ本土」側に所在する。ペロポネソス半島とは、リオ・アンディリオ橋で結ばれている。また、県の北はアルタ県およびカルディツァ県、北東はエヴリタニア県、東はフォキダ県にそれぞれ接している。エトリア=アカルナニア県はギリシャで最大の面積を持つ県でもある。
地勢
[編集]エトリア=アカルナニア県の北部、北東部、西部および南東部は、アカルナニア山脈が連なっていて、山地となっている。県内にはアカルナニア山脈の他に、���ァルトス山脈、マクリノロス山脈、ナフパクティア山脈、アラキントス山脈、クラヴァ山脈、リドリキ山脈などが走っている。
西にイオニア海に面しており、県域の北西でアンヴラキコス湾、県域の南でコリンティアコス湾に面する。エトリア=アカルナニア県の西に浮かぶ島は、ケファリニア県・イタカ県に属している。
県内最長の川はアヘロオス川であり、肥沃な谷部を通り、県南西部のデルタ地帯へ流れている。他にも県内にはエヴィノス川、エルミツァ川、イナホス川、モルノス川などが流れている。
主要な都市
[編集]人口3,000人以上の都市には以下がある(人口はいずれも2001年国勢調査)。
- アグリニオ (アグリニオ市) - 42.390人
- ナフパクトス (ナフパクティア市) - 12,924人
- メソロンギ (メソロンギ市) - 12,225人
- エトリコ (メソロンギ市) - 7,423人
- アイオス・コンスタンディノス (Άγιος Κωνσταντίνος : アグリニオ市) - 5,616人
- アンフィロヒア (アンフィロヒア市) - 4,119人
- ヴォニツァ (アクティオ=ヴォニツァ市) - 3.840人
- ネオホリ(Νεοχώρι : メソロンギ市) - 3,208人
- パネトリオ(アグリニオ市) - 3,022人
歴史
[編集]エトリア=アカルナニア県の地域は、オスマン帝国時代はカルレリ県(サンジャク)と呼ばれた。ギリシャ独立戦争でギリシャ王国領となった1820年代末に、現在の県が作られたが、当時はエヴリタニア県の領域も含んでおり、ギリシャで2番目に面積が大きい県であった。1948年にエヴリタニア県が分割された。20世紀に入ると、県内のリオとペロポネソス半島の間にフェリーの運航が始まった。また、1950年代から1960年代にかけてカーフェリーも運航され始めた。第二次世界大戦とギリシャ内戦では、多くの建物が破壊され、その後修理された。
1960年代にレフカダ島との間に跳ね橋が架けられた。また、1970年代には、県内初の貯水池であるダムがアヘロオス川に建設された。
行政区画
[編集]市(ディモス)
[編集]エト���ア=アカルナニア県は、以下の自治体(ディモス、市)から構成される。人口は2001年国勢調査時点。
自治体名 | 綴り | 政庁所在地 | 面積 Km² | 人口 | |
---|---|---|---|---|---|
1 | メソロンギ | Μεσολόγγι | メソロンギ (el) | 674.1 | 35,431 |
2 | アグリニオ | Αγρίνιο | アグリニオ (el) | 1,246.7 | 96,321 |
3 | アクティオ=ヴォニツァ | Άκτιο-Βόνιτσα | ヴォニツァ (el) | 662.9 | 18,374 |
4 | アンフィロヒア | Αμφιλοχία | アンフィロヒア (el) | 1,091.8 | 21,445 |
5 | テルモ | Θέρμο | テルモ (el) | 333.7 | 9,299 |
6 | ナフパクティア | Ναυπακτία | ナフパクトス (el) | 870.4 | 29,842 |
7 | クシロメロ | Ξηρόμερο | アスタコス (el) | 584.8 | 13,717 |
旧自治体(ディモティキ・エノティタ)
[編集]カリクラティス改革以前の広域自治体(ノモス)としてのエトリア=アカルナニア県は、以下の基礎自治体(29個のディモス)から構成されていた。改革後、旧自治体は新自治体(ディモス)を構成する行政区(ディモティキ・エノティタ)となっている。
下表の番号は右図と対応している。「政庁所在地」欄で太字になっているものは、新自治体の政庁所在地となったものを示す。
番号 | デモス | ギリシャ語 | 政庁所在地 | 郵便番号 | 人口(2001年) |
---|---|---|---|---|---|
1 | メソロンギ | Μεσολόγγι | メソロンギ | 302 00 | 17,988 |
2 | アンゲロカストロ | Αγγελόκαστρο | アンゲロカストロ | 304 00 | 2,761 |
3 | アグリニオ | Αγρίνιο | アグリニオ | 302 00 | 54,253 |
4 | エトリコ | Αιτωλικό | エトリコ | 304 00 | 7,216 |
5 | アリジア | Αλυζία | カンディラ | 300 19 | 3,744 |
6 | アンフィロヒア | Αμφιλοχία | アンフィロヒア | 305 00 | 12,834 |
7 | アナクトリオ | Ανακτορίο | ヴォニツァ | 300 02 | 8,830 |
8 | アンディリオ | Αντίρριο | アンディリオ | 300 20 | 2,375 |
9 | アポドティア | Αποδοτία | アノ・ホラ | 300 23 | 2,598 |
10 | アラキントス | Αρακύνθος | パパダテス | 300 11 | 6,397 |
11 | アスタコス | Αστακός | アスタコス | 300 06 | 7,252 |
12 | テルモ | Θέρμο | テルモ | 300 08 | 9,299 |
13 | テスティイス | Θεστιείς | ケヌルイオ | 300 05 | 7,087 |
14 | イナホス | Ίναχος | ネオ・ハルキオプロ | 300 17 | 6,169 |
15 | ケクロピア | Κεκροπία | パレロス | 300 12 | 4,494 |
16 | マクリニア | Μακρυνεία | グヴァル | 300 15 | 5,241 |
17 | メデオン | Μεδεών | カトゥナ | 300 04 | 5,050 |
18 | メニディ | Μενίδι | メニディ | 300 16 | 2,449 |
19 | ナフパクトス | Ναύπακτος | ナフパクトス | 303 | 18,231 |
20 | ネアポリ | Νεάπολη | エレオフィト | 301 00 | 5,052 |
21 | イニアデス | Οινιάδες | ネオホリ | 300 01 | 10,227 |
22 | パネトリコ | Παναιτωλικό | スクテラ | 301 00 | 1,853 |
23 | パラヴォラ | Παραβόλα | パラヴォラ | 300 10 | 4,482 |
24 | パラカンビリア | Παρακαμπύλια | アノ・アイオス・ヴラシオス | 300 21 | 2,757 |
25 | プラタノス | Πλάτανος | プラタノス | 300 22 | 1,775 |
26 | ピリニ | Πυλλήνη | シモス | 300 26 | 2,000 |
27 | ストラトス | Στράτος | ストラトス | 301 00 | 6,438 |
28 | フィティエス | Φυτείες | フィティエス | 300 09 | 2,721 |
29 | ハルキア | Χάλκεια | トリコルフォ | 300 14 | 2,863 |
- Διοικητική διαίρεση νομού Αιτωλοακαρνανίας - エトリア=アカルナニア県の自治体・集落一覧(1999年 - 2010年)
郡(エパルヒア)
[編集]県には以下の5つの郡(エパルヒア)があったが、2006年以降法的な位置づけは行われていない。
郡名 | 綴り | 中心地 |
---|---|---|
メソロンギ郡 | Μεσολογγί | メソロンギ |
ナフパクティア郡 | Ναυπακτία | ナフパクトス |
トリホニダ郡 | Τριχωνίδα | アグリニオ |
ヴァルト郡 (en) | Βάλτο | アンフィロヒア |
クシロメロ郡 | Ξηρόμερο | ヴォニツァ |
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メソロンギ郡
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ナフパクティア郡
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トリホニダ郡
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ヴァルト郡
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クシロメロ郡
交通
[編集]人口推移
[編集]年 | 人口(人) | 増減 |
---|---|---|
1991 | 230,688 | - |
2001 | 228,180 | -2,508/0.01% |
マスメディア
[編集]ラジオ
[編集]- Agrinio 93.7 FM
テレビ
[編集]- Acheloos TV
- Lychnos
- Lepanto TV
新聞
[編集]著名な出身者
[編集]- ストラトス・アポストラキス (1964-、サッカー選手)
- ゲオルギオス・アタナシアディス=ノヴァス (1893-1987、ギリシャ首相・弁護士・政治家)
- フィリッポス・ダルラス (1983-、サッカー選手)
- フリストス・ガルファリス (1959-、作家)
- フリストス・カプラロス (1909-1993、画家)
- パヴロス・カラコスタス (1937-2002、作家)
- パンテリス・カラセヴダス (1877-1946、射撃選手・金メダリスト)
- ミハリス・クシス (1953-2005、マラソン選手)
- ニコラオス・マクリス (1829-1911、ギリシャ王国時代の政治家)
- コスタス・メンディス (1913-1983、俳優)
- アリスティディス・モスホス (1930-2001、オルガン奏者)
- アンドレアス・パナゴプロス (1883-1952、政治家)
- テオドロス・パパディミトリウ (1931-、彫刻家)
- ピタゴラス・パパスタマティウ (1930-1979、脚本作家)
- ハリラオス・トリクピス (1832-1896、ギリシャ王国首相)
- スピリドン・トリクピス (1788-1873、ギリシャ王国首相)
- ディミトリオス・ヴァルヴィス (1814-1886、ギリシャ王国首相)
- ジノヴィオス・ヴァルヴィス (1800-1872、ギリシャ王国首相)
- ヤンニス・イファンティス (1949-、詩人)
スポーツ
[編集]- Panaetolikos FC
外部リンク
[編集]- Official website
- culture.gr on Aitoloakarnania
- Structurae on Aitoloakarnania
- Society of Agrinio’s Youth and Students in Athens
- Katafigio Nafpaktias(Mountainous Nafpaktia)
- Katafygion Nafpaktias
プレヴェザ県 | アルタ県 カルディツァ県 |
エヴリタニア県 | ||
レフカダ県 | フォキダ県 | |||
エトリア=アカルナニア県 | ||||
ケファリニア県 | アハイア県 |