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ウィルコ (競走馬)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ウィルコ
欧字表記 Wilko[1][2]
品種 サラブレッド[1][2]
性別 [1][2]
毛色 鹿毛[1][2]
生誕 2002年1月13日[1][2]
Awesome Again[1][2]
ネイティブルーツ[1][2]
母の父 Indian Ridge[1][2]
生国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国(ケンタッキー州)[1][2]
生産者 Ro Parra[1][3]
馬主 Mrs. Susan Roy
→J. Paul Reddam, Mrs. Susan Roy
[1][3]
調教師 Jeremy Noseda
→Craig Dollase
→Jeremy Noseda
→Mark Hennig
→Craig Dollase
[1][3]
競走成績
生涯成績 29戦3勝[1][2]
獲得賞金 2,435,133ドル[1]
勝ち鞍
GI ブリーダーズカップ・ジュヴェナイル 2004年
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ウィルコ (Wilko) [2][4]とは、アメリカ合衆国生産の競走馬種牡馬。おもな勝鞍に2004年ブリーダーズカップ・ジュヴェナイル

経歴

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  • 特記事項なき場合、本節の出典はEQIBASE[1]およびRacing Post[3]

1歳のときにキーンランドのセプテンバーセールにおいて75000ドルで落札された[5]

2004年5月3日、ジェレミー・ノスィーダ厩舎所属馬としてケンプトンパーク競馬場英語版でのメイドン競走でデビューし、3着[5]。3戦目で初勝利を挙げ、7月のスーパーレイティヴステークス英語版ではドバウィの3着に入り[5]、続くヴィンテージステークス英語版シャマルダルの2着に入る[6]。8月のノーヴィス競走で2勝目を挙げ、9月のロイヤルロッジステークス英語版3着[5]のあと、10月に入ってアメリカ合衆国在住のビジネスマンJ・ポール・レッダム英語版が所有権の大半を購入し「レースぶりがヨーロッパよりアメリカのレースの方が合っているのではないか」という見解から、ブリーダーズカップ・ジュヴェナイルへと挑戦させることを決める[7]

ブリーダーズカップ・ジュヴェナイルではブックメーカーの倍率で28対1と不人気であったが、初めての海外遠征に初ダート戦ながら積極的にレースを進め、アフリートアレックスを4分の3馬身おさえて勝利した[5][8]。このあとクレイグ・ドルーズ厩舎に移ってアメリカに拠点を移して移籍初戦のハリウッドフューチュリティで3着に入り、2005年に入っての初めの2戦もサンフェリペステークス4着、サンタアニタダービー3着としアメリカクラシック三冠路線に乗りこむもケンタッキーダービーではジャコモの6着、プリークネスステークスではアフリートアレックスの12着に終わり、休養に入る。12月のブラックタイプ競走で復帰して3着に入り、マリブステークス11着を挟んで古馬になっての初戦サンアントニオハンデキャップ英語版、2戦目のサンタアニタハンデキャップでともに3着入ってドバイに向かい、ドバイワールドカップではエレクトロキューショニストの3位に入線するも[9]、のちに2位入線ブラスハットの失格で2着に繰り上がった[4][10]。帰国後は重賞、リステッド競走、オプショナルクレーミング競走に8戦出走するも3着が最高成績で勝ち星はなく、2007年ハリウッドゴールドカップハンデキャップステークスラヴァマンの8着に終わったのが最後の競馬となった[4]

競走成績

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以下の内容は、EQIBASE[1]およびRacing Post[3]の情報および記載法に基づく。

出走日 競馬場 競走名 距離 頭数 枠番
(Draw)
(PP)
馬番
(Horse No.)
(Pgm)
着順 騎手 斤量(lb./kg換算) タイム 着差/タイム差 勝ち馬/(2着)馬
2004.05.03 ケンプトンパーク メイドン 芝5f 8 4 8 3着 E. アハーン 126/57 (11馬身1/2) Turnkey
0000.05.12 ヨーク メイドン 芝6f 11 1 10 7着 E. アハーン 126/57 (4馬身1/4) Pivotal Flame
0000.06.02 ヤーマス ノーヴィス 芝6f 7 5 7 1着 E. アハーン 124/56 1:11.87 1馬身 (Dance Anthem)
0000.07.19 アスコット チェシャムS L 芝7f 11 1 7 3着 E. アハーン 126/57 (3馬身3/4) Whazzat
0000.07.08 ニューマーケット スーパーレイティヴS G3 芝7f 12 12 12 3着 E. アハーン 123/55.5 (3/4馬身) Dubawi
0000.07.28 グッドウッド ヴィンテージS G2 芝7f 10 5 11 2着 E. アハーン 123/55.5 (2馬身1/2) Shamardal
0000.08.04 ヤーマス ノーヴィス 芝7f 4 2 1 1着 E. アハーン 131/59.5 1:28.70 1/2馬身 (Shrine Mountain)
0000.08.13 ニューベリー ワシントンシンガーS L 芝7f 5 1 3 2着 E. アハーン 123/55.5 (1/2馬身) King Quay
0000.09.10 ドンカスター シャンペンS G2 芝7f 10 5 12 4着 E. アハーン 122/55.5 (4馬身1/4) Etlaala
0000.09.25 アスコット ロイヤルロッジS G2 芝1m 8 1 8 3着 E. アハーン 123/55.5 (2馬身3/4) Perfectperformance
0000.10.30 ローンスターパーク ブリーダーズカップ・ジュヴェナイル G1 ダ8.5f 8 8 8 1着 L. デットーリ 122/55.5 1:42.09 3/4馬身 Afleet Alex
0000.12.18 ハリウッドパーク ハリウッドフューチュリティ G1 ダ8.5f 7 1 1 3着 C. ナカタニ 121/55 (1馬身) Declan's Moon
2005.03.19 サンタアニタ サンフェリペS G2 ダ8.5f 8 6 6 4着 C. ナカタニ 116/52.5 (8馬身) Consolidator
0000.04.09 サンタアニタ サンタアニタダービー G1 ダ9f 11 11 10 3着 L. デットーリ 122/55.5 (1/2馬身) Buzzards Bay
0000.05.07 チャーチルダウンズ ケンタッキーダービー G1 ダ10f 20 14 14 6着 C. ナカタニ 126/57 (6馬身3/4) Giacomo
0000.05.21 ピムリコ プリークネスS G2 ダ9.5f 14 9 9 12着 C. ナカタニ 126/57 (35馬身) Afleet Alex
0000.12.10 ゴールデンゲートフィールズ ラークスパーS BT ダ6f 7 5 5 3着 C. ナカタニ 118/53.5 (アタマ) Loyalton
0000.12.26 サンタアニタ マリブS G1 ダ7f 14 14 13 11着 C. ナカタニ 119/54 (11馬身3/4) Proud Tower
2006.02.05 サンタアニタ サンアントニオH G2 ダ9f 8 5 5 3着 G. ゴメス 116/52.5 (3/4馬身) Spellbinder
0000.03.04 サンタアニタ サンタアニタH G1 ダ10f 9 8 8 3着 G. ゴメス 115/52 (8馬身1/4) Lava Man
0000.03.25 ナドアルシバ ドバイワールドC G1 ダ10f 10 9 11 2着 G. ゴメス 126/57 (1馬身1/2+3馬身) Electrocutionist
0000.05.29 ベルモントパーク メトロポリタンH G1 ダ8f 7 5 5 5着 K. デザーモ 117/53 (8馬身1/2) Sliver Train
0000.07.01 ベルモントパーク サバーバンH G1 ダ10f 7 2 2 7着 G. ゴメス 116/52.5 (23馬身3/4) Invasor
0000.07.31 サラトガ オプショナルクレーミング ダ9f 6 2 2 6着 G. ゴメス 120/54.5 (23馬身) Andromeda's Hero
2007.02.10 サンタアニタ オプショナルクレーミング 芝8f 8 1 1 4着 D. フローレス 119/54 (4馬身1/2) Macduff
0000.03.11 サンタアニタ サンタナマイルH L ダ8f 6 5 6 4着 G. ゴメス 116/52.5 (5馬身1/4) Raise the Bluff
0000.05.01 ハリウッドパーク オプショナルクレーミング AW8.5f 7 3 4 3着 M. ベイズ 118/53.5 (4馬身1/2) It's Bird
0000.06.02 ハリウッドパーク カリフォルニアンS G2 AW9f 10 7 8 7着 C. ナカタニ 119/54 (6馬身1/2) Buzzards Bay
0000.06.30 ハリウッドパーク ハリウッド金杯 G1 AW10f 9 6 6 8着 J. タラモ 115/52 (9馬身3/4) Lava Man
  • LR:リステッド競走、BT:ブラックタイプ競走

引退後

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引退後はアデナスプリングスで種牡馬となり[11]2013年度からはカナダアルバータ州にあるハイフィールドストックファームに移った[12]

血統表

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ウィルコ血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 デピュティミニスター系

Awesome Again
1994 鹿毛 カナダ
父の父
Deputy Minister
1979 鹿毛 カナダ
Vice Regent Northern Dancer
Victoria Regina
Mint Copy Bunty's Flight
Shakney
父の母
Primal Force
1987 鹿毛 アメリカ
Blushing Groom Red God
Runaway Bride
Prime Prospect Mr. Prospector
Square Generation

*ネイティブルーツ
Native Roots
1997 栗毛
Indian Ridge
1985 栗毛 アイルランド
Ahonoora Lorenzaccio
Helen Nichols
Hillbrow Swing Easy
Golden City
母の母
Phazania
1986
*タップオンウッド
Tap on Wood
Sallust
Cat o'Mountaine
Contrail Roan Rocket
Azurine
母系(F-No.) ネイティブルーツ(IRE)系(FN:4-d) [§ 2]
5代内の近親交配 アウトブリード [§ 3]
出典
  1. ^ [13]
  2. ^ [13]
  3. ^ [13]

出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p Wilko (KY)”. EQUIBASE Horse Profile. Equibase Company LLC.. 2020年5月4日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k Wilko(USA)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年5月4日閲覧。
  3. ^ a b c d e Wilko(USA) form” (英語). Racing Post. 2020年5月4日閲覧。
  4. ^ a b c BCジュヴェナイル勝ち馬、ウィルコが引退”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2007年8月14日). 2020年5月4日閲覧。
  5. ^ a b c d e f BCジュヴェナイル、英国馬ウィルコ差し切り”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2004年12月31日). 2020年5月4日閲覧。
  6. ^ ジャイアンツコーズウェイ産駒、無敗で初重賞”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2004年7月29日). 2020年5月4日閲覧。
  7. ^ Reddam Adds Wilko to BC Juvenile Mix”. BloodHorse.com. Blood-Horse LLC. (2004年10月16日). 2020年5月4日閲覧。
  8. ^ Juvenile Recap: The Tops”. BloodHorse.com. Blood-Horse LLC. (2004年11月2日). 2020年5月4日閲覧。
  9. ^ ドバイワールドC、カネヒキリは5着”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2006年3月26日). 2020年5月4日閲覧。
  10. ^ ドバイWC・2位入線馬が失格、カネヒキリ4着に”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2006年6月28日). 2020年5月4日閲覧。
  11. ^ BC Winner Wilko to Adena Springs South”. BloodHorse.com. Blood-Horse LLC. (2007年10月18日). 2020年5月4日閲覧。
  12. ^ Wilko Moves to Alberta's Highfield Stock Farm”. BloodHorse.com. Blood-Horse LLC. (2012年9月21日). 2020年5月4日閲覧。
  13. ^ a b c Wilko(USA) 血統情報:5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年5月4日閲覧。
  14. ^ ネイティブルーツ(IRE)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年5月4日閲覧。

外部リンク

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