アリナ族(サンスクリット語 अलिन Alina)は、古代インドの宗教文献『リグ・ヴェーダ』に言及される部族のひとつ(7.18.7)。十王戦争に、プール族をはじめとする十王軍のひとつとして参戦し、スダース王率いるトリツ族・バラタ族軍に敗れた。
玄奘の『大唐西域記』に記載されている、現在のアフガニスタンとパキスタンの国境付近のヌーリスターン州にあたる土地の名が、アリナ族のものであるという説がある。