アオダイ
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アオダイ | ||||||||||||||||||||||||
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保全状況評価 | ||||||||||||||||||||||||
DATA DEFICIENT (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | ||||||||||||||||||||||||
分類 | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Paracaesio caerulea (Katayama, 1934) | ||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||
Japanese Snapper |
アオダイ(学名:Paracaesio caerulea)は、スズキ目フエダイ科アオダイ属に属する海水魚の一種[1]。
分布
[編集]小笠原諸島、神奈川県三崎近海、伊豆諸島、南大東島、和歌山県沖、高知県沖、パラオ海嶺、吐噶喇列島、南西諸島、台湾、東沙群島など[2][3]。
形態
[編集]体は側扁し、側面から見ると楕円形。眼が大きく、吻部は短い[3]。全長は通常30cmだが、最大50cmに達する[3]。背鰭は棘条10本と軟条10本で、臀鰭は棘条3本と軟条8本で構成される[3]。胸鰭は長い。鰭は淡い黄色で、背側は青く、腹側は銀色[3]。
生態
[編集]餌は動物プランクトンなど。沖合の水深100m-250mの岩礁域に、群れをなして生息することが多い[3][4]。
人とのかかわり
[編集]漁獲量が少なく、あまり馴染みがないとされる[5]。奄美大島ではウンギャルマツ、ホタ等、沖縄ではシチューマチと呼ばれ、刺身、煮魚、丼等、各種郷土料理に利用されている[4]。旬は夏から秋。
脚注
[編集]- ^ “WoRMS - World Register of Marine Species - Paracaesio caerulea (Katayama, 1934)”. www.marinespecies.org. 2023年5月22日閲覧。
- ^ 日本大百科全書(ニッポニカ),世界大百科事典内言及. “アオダイとは”. コトバンク. 2021年3月23日閲覧。
- ^ a b c d e f “Paracaesio caerulea, Japanese snapper : fisheries”. www.fishbase.se. 2023年5月22日閲覧。
- ^ a b 中坊(2018).
- ^ “アオダイ | 魚類 | 市場魚貝類図鑑”. ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑. 2021年3月23日閲覧。
参考文献
[編集]- 中坊徹次『小学館の図鑑Z 日本魚類館』小学館、2018年、274頁。ISBN 978-4-09-208311-0。