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アイゾット衝撃試験

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

アイゾット衝撃試験(アイゾットしょうげきしけん、Izod impact strength test)は、衝撃に対する強さ(靭性)を評価する衝撃試験の方法である[1]。かつての技術者の名に由来して命名された。

試験値は試験される試料の巾(各規格に試験片の寸法が規定されている。)で破壊に要したエネルギーを割って求めるのでJ/mである。

合成樹脂の機械的性能の評価によく用いられている。

破壊に要するエネルギーは、振り子式の打撃ハンマーを用いて、ハンマーの持ち上げ角度と、試験後のハンマーの振り上がり角度から計算する。

同様の耐衝撃性の試験法には、吸収したエネルギーを試験片の元の断面積で割って求めるシャルピー衝撃試験という衝撃試験もある[1]

出典

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  1. ^ a b 寺沢正男 著、化学大辞典編集委員会 編『化学大辞典』 1巻(縮刷版第26版)、共立、1981年10月、6-7頁。