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とろみ剤

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

とろみ剤(とろみざい)とは、咀嚼嚥下能力が低下する、特に身体障害者や高齢者に使用する食事補助剤である。とろみのない液体はむせやすいので[1]、これを緩和するために用いる。

概要

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高齢者や嚥下機能が低下する人たちの食事に際しては、食べたものが嚥下障害などにより本来入るべき食道ではなく、気管に誤って入ってしまう誤嚥を起こし、肺炎を発症して重体・死亡事故が多く起きる。それを防ぐための介護食品用品である。主に飲料味噌汁ポタージュなどの汁系の食品に使用し、ゼリー状のとろみをつけることで飲食しやすくする。

脚注

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  1. ^ 厚生労働省ホームページ