「田川後藤寺駅」の版間の差分
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2024年11月2日 (土) 10:16時点における最新版
田川後藤寺駅* | |
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駅舎(2021年12月) | |
たがわごとうじ Tagawagotōji | |
所在地 | 福岡県田川市大字奈良[1]1829 |
所属事業者 |
■九州旅客鉄道(JR九州) ■平成筑豊鉄道 |
電報略号 | コト |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 3面5線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
(JR九州)639人/日(降車客含まず) -2021年- |
乗降人員 -統計年度- |
(平成筑豊)440人/日 -2021年- |
開業年月日 | 1896年(明治29年)2月5日[1] |
乗入路線 3 路線 | |
所属路線 | ■日田彦山線 |
駅番号 | JI 14 |
キロ程 | 30.0 km(城野起点) |
◄JI13 田川伊田 (2.6 km) (2.2 km) 池尻► | |
所属路線 | ■後藤寺線 |
駅番号 | JJ 06 |
キロ程 | 0.0 km(田川後藤寺起点) |
◄JJ05 船尾 (3.4 km) | |
所属路線 | ■糸田線 |
駅番号 | HC55 |
キロ程 | 6.8 km(金田起点) |
◄HC54 大藪 (1.9 km) | |
備考 |
共同使用駅 JR九州:直営駅 JR九州:みどりの窓口 有[1] |
田川後藤寺駅(たがわごとうじえき)は、福岡県田川市大字奈良にある、九州旅客鉄道(JR九州)・平成筑豊鉄道の駅である[1]。
平成筑豊鉄道の駅についてはディスカウントストア「MrMax」を運営する株式会社ミスターマックスがネーミングライツを取得し、2009年4月1日より愛称付きの駅名が「MrMax田川後藤寺駅」となっている[2][3]。田川市の代表駅である。
利用可能な鉄道路線
[編集]- 九州旅客鉄道(JR九州)
- 平成筑豊鉄道
- 糸田線 - 当駅が終点。 - 駅番号「HC55」
歴史
[編集]- 1896年(明治29年)2月5日:後藤寺駅(ごとうじえき)として豊州鉄道(初代)が開設[1][5]。
- 1897年(明治30年)10月20日:後藤寺 - 宮床駅間(現在の糸田駅)支線(現在の「糸田線」)、および、後藤寺 - (貨)起行駅間支線(現在の「後藤寺線」)が開通[5]。
- 1901年(明治34年)9月3日:豊州鉄道を九州鉄道(初代)が合併[6]。
- 1907年(明治40年)7月1日:九州鉄道(初代)が国有化され帝国鉄道庁(田川線)が所管[7]。
- 1916年(大正5年):駅舎改築[8]。
- 1922年(大正11年)2月5日:赤坂 - 起行間を開業した九州産業鉄道(後の産業セメント鉄道)が乗入開始[9]。
- 1943年(昭和18年)7月1日:産業セメント鉄道が戦時買収により国有化され後藤寺線に編入[9]。
- 1982年(昭和57年)11月3日:田川後藤寺駅に駅名改称[1][5]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:貨物業務取扱廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により九州旅客鉄道に継承[10]。
- 1989年(平成元年)10月1日:糸田線が平成筑豊鉄道に転換[11]。
- 1997年(平成9年)3月12日:鉄骨平屋建ての駅舎に改築[8]。
- 2009年(平成21年)4月1日:平成筑豊鉄道の駅にネーミングライツにより「MrMax」の愛称が付く[2][3]。
- 2019年(令和元年)10月1日:平成筑豊鉄道全線で駅ナンバリング導入。
駅構造
[編集]単式ホーム1面1線が2つと島式ホーム1面2線、また1番線の北方を切り欠いた切欠きホーム1線、合計3面5線のホームを有する地上駅。互いのホームは跨線橋で連絡している[1]。エレベーターは無く、バリアフリー非対応である。
駅舎は1997年に改築された鉄骨造平屋建てで、旧駅舎の約半分の大きさになっている[8]。JR九州の駅は直営駅で、みどりの窓口が設置されている[1]。駅舎内部には待合所[1]と改札口があり、JR・平成筑豊鉄道双方の自動券売機がある。平成筑豊鉄道の定期券はみどりの窓口で販売する。改札口は両社共用でJRの職員が担当している。改札口は壁で仕切られ一つの部屋になっている。2018年3月頃に3・4番乗り場に発車標が設置された。駅舎の入口にはスロープが設置されており、0・1番のりばだけなら車椅子でも利用可能である。
のりば
[編集]事業者 | のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|---|
JR九州 | 0・1 | 後藤寺線 | - | 下鴨生・新飯塚方面 |
1・3・4 | 日田彦山線 | 上り | 香春・志井・小倉方面 | |
1・4 | 下り | 豊前川崎・添田方面 | ||
平成筑豊鉄道 | 2 | ■糸田線 | - | 糸田・金田・直方方面 |
- 日田彦山線は、行き先に関係なく、1・3・4番のりばを使用している。後藤寺線は基本0番のりばを使用しているが、全23本の列車の中で、6本が1番のりばを使用している。平成筑豊鉄道は、2番のりばのみを使用している[1]。
-
改札口とみどりの窓口(2021年12月)
-
0・1番のりば(2021年12月)
-
2番のりば(2021年12月)
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3・4番のりば(2021年12月)
-
跨線橋(2021年12月)
利用状況
[編集]JR九州 - 2019年度の1日平均乗車人員は826人である[12]。
平成筑豊鉄道 - 2019年度の1日平均乗降人員は440人である[13]。
年度 | JR九州 | 平成筑豊鉄道 |
---|---|---|
1日平均 乗車人員 |
1日平均 乗降人員 | |
2008年 | 非 公 表 |
710 |
2009年 | 695 | |
2010年 | 638 | |
2011年 | 642 | |
2012年 | 632 | |
2013年 | 582 | |
2014年 | 536 | |
2015年 | 516 | |
2016年 | 900 | 512 |
2017年 | 890 | 494 |
2018年 | 879 | 470 |
2019年 | 826 | 440 |
駅周辺
[編集]JTB大型時刻表では当駅が田川市の中心駅とされている。駅前は商店街となっている。
- 田川市役所 - 田川伊田駅と当駅とのほぼ中間にあるが、当駅からのほうが若干近い。
- 田川市美術館 - 平成筑豊鉄道線の最寄りは大藪駅
- 春日神社
- 西鉄バス筑豊後藤寺バスセンター - 廃止され建物のみ残る
- 福岡地方検察庁田川支部
- 裁判所(福岡地方裁判所田川支部、福岡家庭裁判所田川支部、田川簡易裁判所)
- 田川文化センター
- 田川市体育館
- 田川市立後藤寺小学校
- 田川市立後藤寺中学校
- 福岡県立西田川高等学校
- 田川警察署後藤寺交番
- 田川構内自動車(株)後藤寺営業所(タクシー会社)
- 福岡銀行後藤寺支店
- 田川信用金庫西支店
- 後藤寺郵便局
- 田川平松郵便局
- 田川農業協同組合後藤寺支所・ヘルパーステーション
- 福岡県田川警察署 (当駅より数キロ東)
- 田川公共職業安定所(ハローワーク田川)
- 西鉄バス筑豊後藤寺自動車営業所
- 浄土真宗友末寺
- 手打ち蕎麦牧口
- 焼きそば己城
- 本のこんどう(書店)
- 食彩館後藤寺店
- 国道322号
- 福岡県道95号添田赤池線
バス路線
[編集]- 田川市コミュニティバス - 駅前に「後藤寺駅前」バス停がある。以下の路線が発着する。
- 坂谷・田川病院線:社会保険田川病院・弓削田・位登・猪膝・猪国・坂谷
- 大浦・弓削田線:大浦・弓削田・大藪・田川メルクス・田川市立病院
- 施設循環線:市役所・スマイルプラザ・鎮西団地・田川伊田駅
- 白鳥工業団地線:白鳥工業団地・東鷹高校・田川伊田駅
- 西鉄バス(西鉄バス筑豊) - 駅前には発着せず、駅の西側約200mの後藤寺本町交差点西側に後藤寺バス停が設けられている。
駅名について
[編集]駅がある田川市は、昔の伊田町と後藤寺町が合併して発足した市である。市制施行以前から伊田町の中心駅「伊田駅」、同じく後藤寺町の中心駅「後藤寺駅」が存在していた。その歴史の経緯から市制施行以後も田川市の中心地は伊田地区、後藤寺地区に二分されたままであり、市の中心駅も伊田駅と後藤寺駅の両方という扱いのため、外部のものには「どちらが中心駅か分からない」「田川市の駅なのに田川を名乗らないのは分かりにくい」という意見が絶えなかった。
そのため、伊田駅か後藤寺駅のどちらかを中心として「田川駅」に改名しようという案が浮上。そこで、伊田、後藤寺双方の地元商店街を巻き込んで、どちらが田川駅と名乗るかということで大論争に発展した。 最終的に田川市民にアンケートを取り、様々な検討を重ねて、伊田、後藤寺の両駅名の頭に「田川」の二文字を付けることが決まり、現在の名前に落ち着いた[14]。
地元では現在でも「伊田駅」「後藤寺駅」のように、頭の「田川」を省いて言うことが多い。
隣の駅
[編集]- 平成筑豊鉄道
- ■糸田線
- 大藪駅 (HC54) - 田川後藤寺駅 (HC55)
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l 『週刊JR全駅・全車両基地』第07号、朝日新聞出版、2012年9月23日、26頁。
- ^ a b “平成筑豊鉄道:駅命���権、新たに14駅契約 あすから企業名など表示/福岡”. 毎日新聞(地方版・福岡) (毎日新聞社): p. 23. (2009年3月31日)
- ^ a b “福岡県/平成筑豊鉄道の「施設命名権」 ゆめタウンやMrMaxも購入 あすから16駅に愛称/筑豊”. 西日本新聞(朝刊) (西日本新聞社): p. 18. (2009年3月31日)
- ^ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年
- ^ a b c 弓削信夫『福岡県JR全駅』葦書房、1993年10月15日、211-213頁。ISBN 4751205293。
- ^ 鉄輪、p.57。
- ^ 鉄輪、p.65。
- ^ a b c “明るく軽快にリニューアル JR田川後藤寺駅”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 3. (1997年3月6日)
- ^ a b 曽根悟(監修)(著)、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)(編)「筑豊本線・日田彦山線・後藤寺線・篠栗線」『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』第5号、朝日新聞出版、2009年8月2日、21頁。
- ^ 鉄輪、p.181。
- ^ “第3セクターの平成筑豊鉄道、1日にスタート【西部】”. 朝日新聞(西部朝刊) (朝日新聞社): p. 22. (1989年9月30日)
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2019年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2020年12月31日閲覧。
- ^ 田川市 ことしの事業と統計 (運輸・通信) 平成筑豊鉄道乗降人員
- ^ 弓削信夫『福岡鉄道風土記』葦書房、1999年1月16日、164-166頁。ISBN 4751207334。
参考文献
[編集]- 九州鉄道百年祭実行委員会・百年史編纂部会 編『九州の鉄道100年記念誌 鉄輪の轟き』(初版)九州旅客鉄道、1988年。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 田川後藤寺駅(駅情報) - 九州旅客鉄道
- 平成筑豊鉄道・田川後藤寺駅(平成筑豊鉄道沿線情報サイト)