パルデア地方

パルデア地方は、ポケットモンスター スカーレット・バイオレットの舞台となる地方。

概要

オープンワールドの舞台でもあり、巨大なカルデラのような高い山に囲まれた凹地「パルデアの大穴」を中心に、荒野や山岳地帯、平野部がひと続きとなっていることが特徴。

起伏が激しいため、自転車での移動には不向きとされる。実際に自転車に乗っている人はおらず、ライドポケモンのモトトカゲが個人の移動手段として主流になっている。入り口付近にモトトカゲ用の駐留所が設けられている街もある。また、そらとぶタクシーが公共交通機関として存在する。

中央やや南には最大都市テーブルシティがあり、そこに主人公の通う学校オレンジアカデミー^S/グレープアカデミー^Vがある。

街の総数は12。タウンが9つ、シティが3つ。

ポケモンが結晶化するテラスタルという現象が確認され、リージョンフォームとしてはパルデアのすがたが確認される。

世界観

街

自然・ダンジョン

エリア

南エリア

西エリア

東エリア

北エリア

海

施設

歴史・伝説

• パルデアの大穴について、奥底に財宝が眠るという伝説がある。地層や成分から100万年以上前から存在することが判明している。
• 約2000年前は、パルデア帝国によって治められていた。皇帝はパルデアの大穴の財宝伝説を信じ、隣国へ対抗する力を得るべく何人もの探検隊を送り込み、大探索時代が始まる。以来1000年もの年月をかけて探索が行われるが、当時の人間は誰も最深部に到達できず、探索に財産と人力をつぎ込んだ結果、帝国は次第に力を失う。
• 約800年前、パルデア帝国が周辺諸国と統合され、パルデア地方が誕生。
• 805年前、オレンジアカデミー^S/グレープアカデミー^Vが創立。
• 200年前、エリアゼロ観測隊によってエリアゼロが踏破される。その一員であるヘザーによってエリアゼロの探検記スカーレットブック^S/バイオレットブック^Vが執筆・出版される。しかし、本の内容が非現実的だったことからエリアゼロ観測隊の踏破事実が有耶無耶になる。
• 約140年前、エリアゼロでテラスタルしたポケモンが発見される。
• 約10年前、オーリム博士^S/フトゥー博士^Vによってテラスタルの仕組みが解明される。テラスタルオーブの発明につながり、実用化されたその技術は現在、ポケモンリーグや学校に提供されている。
• 災いの宝についての昔のおとぎ話がある。宝物を集めることが好きな王様が、東の国から訪れた商人が持ってきた異国の宝物「ウツワ」「ツルギ」「モッカン」「マガタマ」を金貨と引き換えに手に入れる。ところが、その夜、王様の城に災いが降りかかり、一夜にして壊れてしまった。
  • 城が壊れたのは、実は手に入れた4つの宝の正体がポケモンであり、人の手に渡る中で人間の欲や呪いを宿した末に、王様の欲望に触れたことで災いと化し暴れてしまったためだった。王様は国を守るために高名なポケモン使いを呼び、戦いの末に4匹のポケモンはそれぞれパルデア地方のどこかに封印された。
• 2023年版第57話のレホールによると、地方の各地にある物見塔は帝国時代にパルデア地方が複数の国に分かれていた際に、隣国を見張るために皇帝が建てたものである。

ポケモンリーグ

��チャンピオンランク」と呼ばれる独自のポケモンバトルのプロランクが存在する。各地には8つのポケモンジムが存在し、すべてのバッジを手に入れるとチャンピオンテストの挑戦資格を得る。チャンピオンテストに合格した者は「チャンピオンランク」の資格が与えられる。

ポケットモンスター スカーレット・バイオレットはオープンワールドゲームということもあり、ポケモンジムの挑戦順は固定されておらず、どのジムからでも自由に挑戦する事ができる。ただし、何番目に挑戦したかによって同じジムでもレベルが変わるなどというシステムはなく、どういう順序で挑戦してもレベルは固定である。そのため、あまり最初の方にレベルの高いジムに挑戦しても突破は困難である（そこにたどり着くまでに必要なライドアクションや周囲の野生ポケモン・トレーナーのレベルなどで、レベルが低いうちにレベルの高いジムに挑むこと自体が困難ではある）。

備考

• モデルはイベリア半島（スペイン・ポルトガル）ではないかと推測されている。
• 町の名前は料理に関連するものに由来している。

各言語版での名称と由来

脚注

外部リンク

• 壮大な自然と色彩豊かな街並みが織りなす「パルデア地方」 | 『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』公式サイト

関連項目

• ポケットモンスター スカーレット・バイオレット