TAKE 6
TAKE 6 | |
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基本情報 | |
出身地 | アメリカ合衆国 アラバマ州ハンツビル |
ジャンル | ゴスペル、アーバン・コンテンポラリー・ゴスペル、ボーカル・ジャズ、ソウル、R&B、コンテンポラリー・クリスチャン・ミュージック |
活動期間 | 1980年 - |
レーベル | ワーナー・ブラザース・レコード、Take 6 Records、ヘッズ・アップ、シャナキー |
公式サイト |
www |
メンバー |
アルヴィン・チーア クリスチャン・デントリー ジョーイ・キブル マーク・キブル クロード・マックナイト デイヴィッド・トーマス |
旧メンバー |
��ドリック・デント マーヴィン・ウォーレン |
TAKE 6(テイク6、テイク・シックス、Take 6)は、6人組の男性コーラス・グループ。
来歴
[編集]1980年にアメリカアラバマ州のクリスチャン学校、オークウッド・カレッジに在学していたクロード・マックナイトを中心に結成された4人組の「ジェントルメンズ・エステート・カルテット」というグループが元となる。学校のトイレで練習をすることが多く、ある日いつもどおりトイレで練習しているとトイレにいたマーク・キブルが彼らのハーモニーに合わせて歌い、これがきっかけとなりメンバーに加わる。さらにキブルの紹介でマーヴィン・ウォーレンが加わり、6人組となり、グループ名を「アライアンス」とした。学校生活の中でメンバー・チェンジが幾度もなされ、1986年頃にデイヴィッド・トーマス、セドリック・デント、アルヴィン・チーアが加わり、1987年に「TAKE 6」としての形を成した。
彼らはゴスペルを重要視したいということから、ゴスペル専門のレーベル対象にショーケースを行ったり、デモ・テープを送ったりした。ア・カペラ(無伴奏)で演奏されていたことによりメジャー・レーベルからは興味を示されないと思っていたが、あるとき行ったショーケースで、そのときは招待していなかったワーナー・ブラザース・ナッシュビルのディレクターであったジム・エド・ノーマンの目に留まり、その後すぐに契約を果たした。1988年3月にア・カペラで歌われたアルバム『TAKE 6』をリリース。このアルバムはビルボードの「インスピレイショナル・チャート」、「スピリチュアル・チャート」、「ジャズ・チャート」にランクインし、ステラー・アウォーズで「コンテンポラリー・グループによるベスト・パフォーマンス」部門と「ネスト・ニュー・アーティスト」部門を獲得、更にNAACPイメージ・アワードにもノミネート、翌年のグラミー賞にて「ベスト・ソウル・ゴスペル」、「ベスト・ジャズ・パフォーマンス」を獲得、また「ベスト・ニュー・アーティスト」にもノミネートされた。同年に来日公演を果たした。
以後快作を多く出し、1990年、1991年、1992年、1995年、1998年、2003年のグラミー賞も勝ち取った。
1991年にはマーヴィン・ウォーレンがプロデューサーへの道に進むため脱退し、代わりにマーク・キブルの弟のジョーイ・キブルが加入した。新メンバーを選定の際、クロードの実弟、歌手デビュー前のブライアン・マックナイトも候補に挙げられた。
2005年に自社レーベル「Take 6 Records」を設立し、日本での販売レーベルをエイベックスのレコード会社に移し、アルバム『フィールズ・グッド』を発表。日本先行発売となっている。またこの国内盤にはボーナストラックとして、テレサ・テンの「時の流れに身をまかせ」のカバー・ナンバー「Flowing With Time」 (スバル・アウトバックCMソング) が収録されている。
セドリック・デントはミドルテネシー州立大学にて教授も務めており、2004年よりライブ・ツアーに同行する機会は少なく、代替としてクリスチャン・デントリーが参加。グループは2008年3月にヘッズ・アップと契約、9月にスタンダードをカバーしたアルバム『ザ・スタンダード』を、2010年には3枚目のクリスマス・アルバムとなる『ワンダフル・タイム』を発表。これらアルバムでは引き続きセドリックが参加している。2011年5月にセドリックは正式に脱退し、クリスチャンがメンバーとして加入した[1]。2012年にはシャナキーよりアルバム『ワン』を発表。
日本では、『筑紫哲也NEWS23』の初期に金曜第2部で放送されていたコーナー「真夜中トーク」のテーマソングにも採用されていた。2001年にはJ-FRIENDSの「ALWAYS (A SONG FOR LOVE)」にコーラスで参加している。
2019年松田聖子の『SEIKO JAZZ 2』のプロデュースを担当。
メンバー
[編集]2011年現在のメンバーは
- クロード・マックナイト(Claude V. McKnight III クロード V. マクナイト 三世)
- マーク・キブル (Mark Kibble)
- デイヴィッド・トーマス (David Thomas)
- アルヴィン・チーア (Alvin Chea)
- ジョーイ・キブル (Joey Kibble)
- クリスチャン・デントリー (Khristian Dentley)
最初期はマーヴィン・ウォーレン (Mervyn Warren)が参加していたが、マーク・キブルの弟であるジョーイ・キブルと交代。2011年には度々ツアーに参加できないでいたセドリック・デント (Cedric Dent)の代替をしていたクリスチャン・デントリーが正式に参加した。
ディスコグラフィ
[編集]スタジオ・アルバム
[編集]- 『TAKE 6』 - Take 6 (1988年、Warner Alliance)
- 『ソー・マッチ・トゥ・セイ』 - So Much 2 Say (1990年、Warner Alliance)
- 『ヒー・イズ・クリスマス』 - He Is Christmas (1991年、Reprise)
- 『ジョイン・ザ・バンド』 - Join the Band (1994年、Reprise)
- 『ブラザーズ』 - Brothers (1996年、Reprise)
- 『ソー・クール』 - So Cool (1998年、Reprise)
- 『ウィ・ウィッシュ・ユー・ア・メリー・クリスマス』 - We Wish You a Merry Christmas (1999年、Reprise)
- 『ビューティフル・ワールド』 - Beautiful World (2002年、Warner Bros.)
- 『フィールズ・グッド』 - Feels Good (2006年、Take 6 Records)
- 『ザ・スタンダード』 - The Standard (2008年、Heads Up)
- 『ワンダフル・タイム』 - The Most Wonderful Time of the Year (2010年、Heads Up)
- 『ワン』 - One (2012年、Shanachie)
- Believe (2016年、Sono)
- Iconic (2018年、Sono)
ライブ・アルバム
[編集]- 『TAKE6 ライヴ』 - Tonight: Live (2000年、Reprise)
- The Summit - Live On Soundstage (2018年、BMG) ※with マンハッタン・トランスファー
コンピレーション・アルバム
[編集]- 『ベスト・オブ・TAKE 6』 - Best of Take 6 (1995年、Warner Music Japan) ※国内独自企画
- 『グレイテスト・ヒッツ』 - Greatest Hits (1998年、Reprise)
グラミー賞
[編集]楽曲またはアルバム | 受賞年 | 賞 | |
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Take 6 | 1989 | Best Soul Gospel Performance by a Duo or Group, Choir or Chorus | |
"Spread Love" | 1989 | Best Jazz Vocal Performance, Duo or Group | |
"The Savior Is Waiting" | 1990 | Best Gospel Vocal Performance by a Duo or Group, Choir or Chorus | |
So Much 2 Say | 1991 | Best Contemporary Soul Gospel Album | |
He Is Christmas | 1992 | Best Jazz Vocal Performance | |
Join the Band | 1995 | Best Contemporary Soul Gospel Album | |
Brothers | 1998 | Best Contemporary Soul Gospel Album | |
"Love's in Need of Love Today" with Stevie Wonder | 2003 | Best R&B Performance by a Duo or Group with Vocal |