musl
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作者 | Rich Felker (dalias) など |
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初版 | 2011年2月11日[1] |
最新版 |
1.2.5
/ 2024年3月1日[1] |
リポジトリ | |
対応OS | Linux 2.6以降 |
プラットフォーム | [3] |
種別 | 標準Cライブラリ |
ライセンス | MITライセンス |
公式サイト |
musl |
musl (マッスル) は、MITライセンスでリリースされているLinuxカーネルに基づいたオペレーティングシステム向けの標準Cライブラリである[4]。 クリーンで、効率的で、標準に準拠した標準Cライブラリの実装を目標として、Rich Felkerによって開発された[5]。
概要
[編集]musl は、効率的な静的リンクを可能にし、レースコンディションやリソースの枯渇による内部障害など、既存の実装に見られる様々なワーストケースを回避して、実時間品質の堅牢性を持つようにゼロから設計されている[6]。 動的ランタイムは単一のファイルで、安定したABIによりレースフリーのアップデートが可能である。 また、静的リンクのサポートにより、アプリケーションは大きなサイズオーバーヘッドなしに単一のポータブルバイナリとして提供できる。
POSIX:2008とC99準拠であるとしている[7]。 Linux、BSD、glibcの非標準な関数も実装されている。
muslを標準Cライブラリとして使用できるLinuxディストリビューションにはAlpine Linux、Dragora GNU/Linux-Libre、Gentoo Linux、Sabotage[8]、Morpheus Linux[9]及びVoid Linuxなどがある。 glibcにリンクされているバイナリの場合、gcompat[10]を使用することでmuslベースのディストリビューションで実行できる。
脚注
[編集]- ^ a b “musl libc Release History”. musl.libc.org. 2024年9月30日閲覧。
- ^ ハードウェアによる、浮動小数点数演算機能が必須。
- ^ “musl 1.1.24 (Draft) Reference Manual”. musl.libc.org (2020年2月5日). 2022年7月11日閲覧。
- ^ “COPYRIGHT”. git.musl-libc.org. 2020年7月1日閲覧。
- ^ “About musl”. musl.libc.org. 2020年7月1日閲覧。
- ^ “Introduction to musl”. musl-libc.org. 2022年7月12日閲覧。
- ^ “Compatibility”. wiki.musl-libc.org. 2020年7月1日閲覧。
- ^ README.md - GitHub
- ^ “Morpheus Linux”. morpheus.2f30.org. 2020年7月1日閲覧。
- ^ “gcompat”. code.foxkit.us. 2020年7月1日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト
- Comparison of C/POSIX standard library implementations for Linux - Linux向けの標準Cライブラリ実装の比較
- Project:Hardened musl - Gentoo Wiki