1984年の文学
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1984年の文学(1984ねんのぶんがく)では、1984年(昭和59年)の文学に関する出来事について記述する。
できごと
[編集]- 1月17日 - 第90回芥川龍之介賞・直木三十五賞(1983年下半期)の選考委員会開催。
- 11月22日 - 三島由紀夫の生首写真(出所が警視庁撮影)が23日号の写真週刊誌『フライデー』に掲載されたため、遺族の瑤子未亡人が警視庁に調査依頼[1]。
賞
[編集]芥川賞・直木賞
[編集]- 第90回(1983年下半期)
- 第91回(1984年上半期)
その他の賞
[編集]- 谷崎潤一郎賞(第20回) - 黒井千次『群棲』、高井有一『この国の空』
- 泉鏡花文学賞(第12回) - 赤江瀑『海峡』『八雲が殺した』
- 群像新人文学賞(第27回) - 華城文子『ダミアンズ、私の獲物』
- 野間文芸新人賞(第6回) - 青野聰『女からの声』、島田雅彦『夢遊王国のための音楽』
1984年の本
[編集]小説
[編集]- 安部公房 『方舟さくら丸』(新潮社)
- 司馬遼太郎 『箱根の坂』(講談社)
- 島田荘司 『漱石と倫敦ミイラ殺人事件』(集英社)
- 華城文子 『ダミアンズ、私の獲物』(講談社)
- 干刈あがた 『ウホッホ探険隊』(福武書店)、『ゆっくり東京女子マラソン』(福武書店)
- 増田みず子 『自由時間』(新潮社)
- 村上春樹 『螢・納屋を焼く・その他の短編』(新潮社)
- 吉村昭 『冷い夏、熱い夏』(新潮社)
- 連城三紀彦 『恋文』(新潮社)
その他
[編集]- 尾崎左永子 『源氏の恋文』(求龍堂)
- 黒澤明 『蝦蟇の油―自伝のようなもの』(岩波書店)
- 黒柳徹子 『トットチャンネル』(新潮社)
- 関川夏央 『ソウルの練習問題』(情報センター出版局)
- 戸部良一、寺本義也、鎌田伸一、杉之尾孝生、村井友秀、野中郁次郎 『失敗の本質』(ダイヤモンド社)
- 三島由紀夫 『実感的スポーツ論』(共同通信社)
- 三島由紀夫(編者:小川和佑) 『生きる意味を問う』(大和出版)
- 宮迫千鶴 『超少女へ』(北宋社)
- 宮本美智子 『ニューヨークの作家たち』(PHP研究所)
- 村上春樹、安西水丸 『村上朝日堂』(若林出版企画)
- 村上春樹、稲越功一 『波の絵、波の話』(文藝春秋)
- 群ようこ 『午前零時の玄米パン』(本の雑誌社)
死去
[編集]- 2月12日 - フリオ・コルタサル、アルゼンチンの作家。69歳没。
- 2月21日 - ミハイル・ショーロホフ、ロシアの小説家。『静かなドン』の著者として知られる。78歳没。
- 3月17日 - 伊馬春部、福岡県出身の劇作家・脚本家。75歳没。
- 4月25日 - 林達夫、日本の思想家・評論家。87歳没。
- 5月26日 - 安藤孝行、愛知県出身の翻訳家・哲学者。72歳没。
- 6月15日 - 竹山道雄、日本の評論家・ドイツ文学者。80歳没。
- 6月25日 - ミシェル・フーコー、フランスの哲学者。57歳没。
- 7月6日 - 河野与一、日本の翻訳家・哲学者。『プルターク英雄伝』の原典訳で知られる。87歳没。
- 8月25日 - トルーマン・カポーティ、米国の小説家。59歳没。
- 8月30日 - 有吉佐和子、和歌山県出身の小説家。53歳没。
- 9月13日 - ちばあきお、日本の漫画家。41歳没。
- 12月14日 - ビセンテ・アレイクサンドレ、スペインの詩人。86歳没。
- 12月27日 - 恩地三保子、日本の翻訳家。多数の児童文学を訳している。67歳没。
脚注
[編集]- ^ 佐藤秀明・井上隆史編「年譜 昭和59年11月22日」(42巻年譜・書誌 & 2005-08, p. 350)
参考文献
[編集]- 『決定版 三島由紀夫全集42巻 年譜・書誌』新潮社、2005年8月。ISBN 978-4106425820。