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須藤健一

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
須藤 健一
人物情報
生誕 (1946-01-31) 1946年1月31日
日本の旗 日本新潟県佐渡市
出身校 埼玉大学東京都立大学
学問
研究分野 文化人類学
研究機関 国立民族学博物館神戸大学
学位 文学博士
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須藤 健一(すどう けんいち、1946年1月31日[1] - )は、日本文化人類学者堺市博物館館長、国立民族学博物館名誉教授・元館長。

経歴

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出生から修学期

1946年、新潟県佐渡市で生まれた。1965年に新潟県立佐渡高等学校を卒業し、埼玉大学教養学部に進学。1969年に卒業。東京都立大学大学院社会科学研究科に進み、1975年に博士後期課程単位取得退学

文化人類学研究者として

1975年、国立民族学博物館第4研究部助手に採用された。1986年、国立民族学博物館第1研究部助教授に昇格。1986年、学位論文『ミクロネシアの親族組織と土地所有:母系制社会の構造と変化』を東京都立大学に提出して文学博士の学位を取得[2]。1991年より総合研究大学院大学文化科学研究科助教授を併任。

1993年、神戸大学国際文化学部教授に転じた。2009年、国立民族学博物館館長に就任。2017年、国立民族学博物館館長を退任し、同館名誉教授となった。2017年、堺市博物館館長に就任。

受賞・栄典

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著作

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単著書
共編著
「首長がコントロールする国家」171-185頁
須藤「家族ネットワークに依存するMIRAB社会」
  • "Contemporary migration in Oceania : Diaspora and network" , (eds),JCAS Symposium Series No.3,National Museum of Ethnology , pp.198, 1997
  • 『海人の世界』秋道智彌編、同文館 1998
「ヤップの離島支配」197-217頁.
  • 『オセアニアにおける植民地統治と島嶼民の歴史経験に関する人類学的研究』(平成8年度〜平成10年度科学研究費補助金・国際学術研究・成果報告書) 1999
  • 『技術としての身体』(叢書身体と文化 1) 野村雅一ほか編、大修館書店 1999
「性文化と身体」375-396頁.
  • 『土地所有の政治史』杉島敬志編、風響社 1999
「人と政治を動かすヤップの土地制度」299-320頁.
「ミクロネシア史」
  • 『オセアニアの国家統合と国民文化』(JCAS連携研究成果報告 2) 編著、国立民族博物館地域研究企画交流センター 2000
  • 『グローカリゼーションとオセアニアの人類学』編著、風饗社、2012
  • 『オセアニアと公共圏:フィールドワークからみた重層性』柄木田康之共編、昭和堂 2013
  • 『サタワル語辞典』石森秀三・秋道智彌共著(未出版)
論文(雑誌・紀要)
  • 土方久功・須藤健一・清水久夫編2012「土方久功日記IV」『国立民族学博物館調査報告』108.
  • 土方久功・須藤健一・清水久夫編2011「土方久功日記III」『Senri Ethnological Reports』100.
  • 土方久功・須藤健一・清水久夫編2010「土方久功日記II」『Senri Ethnological Reports』94.
  • 土方久功・須藤健一・清水久夫編2010「土方久功日記I」『国立民族学博物館調査報告』89,1-581頁.
  • 須藤2010「国立民族学博物館の創設者 梅棹忠夫先生」『国立民族学博物館研究報告』35-1, 5-8頁.
  • 須藤2007「トンガ王国の漁業振興と魚食慣行の衰退」『国際文化学研究:神戸大学大学院国際文化学研究科紀要』28, 35-66頁.
  • 須藤2000「コンセンサス形成論」『アジア・太平洋の環境・開発・文化』(日本学術振興会未来開拓学術推進事業「アジアの環境保全」ニューズレターNo.1) 43-52頁.
  • 須藤1999「母系社会の男と女」『創造の世界』108, 講談社, 60-85頁.
  • Sudo 1996 "Rank hierarchy and routes of migration : Chieftainship in the Central Caroline Islands of Micronesia" , in J.J. Fox and G.sather (eds), Origins Ancestry and Alliance, Australian National University, pp.55-69.
  • 須藤1994「母系社会の離婚と共同体」『イマーゴ』5-6, 現代思想社, 55-69頁.
  • 須藤1992「星と波と風と:ミクロネシアの伝統的航海術」『現代のエスプリ:エコロジカル・マインド』298号, 至文堂, 93-109頁.
  • Sudo 1992 "Present condition of fisheries in the Kingdom of Tonga" , Report on a Technical and Socio-Economic Baseline Study for Fisheries Development in Oceania, JICA, pp.143-193.

外部リンク

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脚注

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  1. ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.264
  2. ^ CiNii(学位論文)