萬代峰子
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萬代 峰子(よろずよ みねこ、1919年〈大正8年〉6月28日[1]。 - 没年不明)は、日本の女優。本名は、石川貴美[2]。(石川貴美子とも[1]。福岡県福岡市出身[3]。芸名は萬代峯子、万代峰子、万代峯子とも表記される。愛称は「イシカワさん」[4]。趣味は読書で、身長は11貫200匁[1]。
福岡県立福岡高等女学校(現・福岡県立福岡中央高等学校)を卒業後[2]、宝塚少女歌劇団(現・宝塚歌劇団)に入団。宝塚歌劇団25期生。宝塚一番の泣き虫とされた[5]宝塚歌劇団を退団後は東宝劇団や新春座に所属[2]。主に映画、舞台、テレビドラマなどで脇役として活躍する。第9回芸術祭賞奨励賞受賞。芸名は古今集から父がつけた[6]。
没年や遺族などに関する情報は無く、一般社団法人映像コンテンツ権利処理機構のホームページに不明権利者として記載されている[7]。
出演
[編集]映画
[編集]- あさぎり軍歌(1943年)
- 一番美しく(1944年)
- 幽霊暁に死す(1948年)
- 鉄腕涙あり(1953年)
- 夫婦善哉(1955年)
- 夜の河(1956年)
- 猫と庄造と二人のをんな(1956年)
- 運ちゃん物語(1956年)
- 霧の音(1956年)
- 金語楼純情日記 珍遊侠伝(1957年)
- 大阪物語(1957年)
- 美貌の都(1957年)
- 雪国(1957年)
- 怪談色ざんげ 狂恋女師匠(1957年)
- 夕凪(1957年)
- 太夫さんより 女体は哀しく(1957年)
- 口から出まかせ(1958年)
- 草笛の丘(1958年)
- 別れの波止場(1958年)
- 若き日の信長(1959年)
- 孔雀城の花嫁(1959年)
- がんばれ! 盤嶽(1960年)
- 雁の寺(1962年)
- ある大阪の女(1962年)
- 放浪記(1962年)
- 風流温泉 番頭日記(1962年)
- 台所太平記(1963年)
- 若い仲間たち うちら祇園の舞妓はん(1963年)
- 残月大川流し(1963年)
- 現代紳士野郎(1964年)
- 大工太平記(1965年)
- 日本女侠伝 鉄火芸者(1970年)
- ミスター・ベースボール(1992年)
舞台
[編集]テレビドラマ
[編集]- 細雪(1957年、NTV)
- 松本清張シリーズ・黒い断層 「蒼い描点」「草」(1960年・1961年、KR)
- 大奥(1968年、KTV)
- 銭形平次 (CX)
- 第113話「親子雲」(1968年)
- 第222話「牢奉行失踪」(1970年)
- 東芝日曜劇場
- 黒部の太陽 第3話(1969年、NTV)
- 素浪人 花山大吉 第69話「天国のおふくろが笑っていた」(1970年、NET)
- 大坂城の女(1970年、KTV)
- 徳川おんな絵巻 第7話「お妾拝領仕る」・第8話「嫁地獄」 (1970年、KTV)
- 雪姫隠密道中記 第26話「悲願叶った日本晴れ」(1980年、MBS)
- 裸の大将放浪記 第5話「人の口は恐ろしいので」(1981年、KTV) - はる乃
- 水戸黄門(TBS / C.A.L)
- 第12部 第22話「秘伝の薬で悪退治・富山」(1982年1月25日) - おせい
- 第13部 第16話「死を賭けた裏切り - 鳥取 -」(1983年1月31日) - 岡村ふさ
- 第14部 第18話「人情紅花夫婦染 -米沢-」(1984年2月27日) - お政
- 第15部 第10話「嫁が支えた唐津焼 -唐津-」(1985年4月1日) - 村田政代
- 第16部 第13話「想い叶えた愛の組紐 -膳所-」(1986年7月21日) - とね
- 第18部 第16話「嫁が救った唐津焼 -唐津-」(1988年12月26日) - おちか
- 第19部 第4話「大望隠した離縁状 -三春-」(1989年10月16日) - 常
- 第20部 第44話「涙で染めた紅花紬 -山形-」(1991年9月9日) - ふさ
- 第23部 第6話「姥捨は鬼の仕業 -小諸-」(1994年9月5日) - おりん
- 宮本武蔵(1984年 - 1985年、NHK)
- 木曜ゴールデンドラマ / 嫁と姑の隣人戦争II(1985年、YTV)
- 大岡越前 第11部 第10話「相合傘の出逢い」(1990年6月25日、TBS / C.A.L) - 菊
- 土曜ワイド劇場 / 棟居刑事の復讐(1996年、ANB)