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石橋守

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
石橋守
2023年4月撮影
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 福岡県
生年月日 (1966-10-23) 1966年10月23日(58歳)
身長 160cm
体重 53kg
血液型 O型
騎手情報
所属団体 日本中央競馬会
所属厩舎 栗東・境直行(1985 - 1993)
栗東・フリー(1993 - 2013)
初免許年 1985年
免許区分 平地
騎手引退日 2013年2月28日
重賞勝利 20勝(うち地方交流5勝)
G1級勝利 3勝
皐月賞(2006年)
東京優駿(2006年)
天皇賞(春)(2007年)
調教師情報
初免許年 2013年(2014年開業)
重賞勝利 2勝
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石橋 守(いしばし まもる、1966年10月23日 - )は日本中央競馬会(JRA)所属の調教師、元騎手

来歴

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騎手

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1966年10月23日、福岡県にて出生[注 1][1]。父・守義は上田武司厩舎の厩務員で、一家は栗東トレセン設立に伴い1970年秋より滋賀県に移り住む[1][2]。父は特に騎手になれと言うこともなく、体の弱い石橋に水泳をすすめた[2]。水泳では県大会へ行くほどの成果をあげるが、石橋は自然と騎手を志すようになっていった[1][2]

1985年、同期の柴田善臣須貝尚介らと共に競馬学校を卒業[3]境直行厩舎の所属騎手としてデビューし、初騎乗を初勝利で飾る[2]。1992年にミスタースペインで京阪杯を制し初重賞勝利。ライブリマウントとのコンビでは1995年のフェブラリーステークス(当時GII)、帝王賞等を7連勝。第1回ドバイワールドカップにも遠征している[4][5]。中央でのGI初勝利はデビューから22年目の2006年のことで、メイショウサムソンとのコンビで皐月賞東京優駿のクラシック二冠を勝利[注 2][2][4]。同馬とのコンビで翌2007年の天皇賞(春)も勝利した[2]

このほか、海外ではドバイ遠征の直前にバーレーンで騎乗[4]。2009年にはマカオジョッキーシリーズに出場し、最終戦のオータムトロフィー(マカオG3)を6番人気のGolden Pistolsで優勝した[6]

調教師

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2012年12月、2回目の挑戦で調教師試験に合格し、翌2013年2月に引退[7][8]河内洋の下で技術調教師として働いたのち、2014年3月1日付で厩舎を開業した[8][9]。開業時の厩舎スタッフには小原義之芹沢純一(いずれも調教専門の調教助手)がいる[10]。また2022年には騎手の角田大河が所属している。

2021年9月25日に中京9Rで勝利しJRA通算100勝を達成[11]

2024年3月23日、管理するメイショウタバル毎日杯を制し、開業11年目、重賞はのべ38頭目の出走で待望のJRA重賞初制覇を飾った[12]。なお、メイショウタバルの母メイショウツバクロは、石橋が騎手時代に最後の勝利を挙げた馬である[13]

表彰歴

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騎乗成績

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メイショウサムソンに騎乗する石橋
第73回東京優駿
日付 競馬場・開催 競走名 馬名 頭数 人気 着順
初騎乗・初勝利 1985年3月5日 1回阪神4日2R 4歳未勝利 カンキョウツバメ 15頭 7 1着
重賞初騎乗 1987年5月24日 3回東京2日10R 優駿牝馬 ルーペナイト 24頭 21 11着
重賞初勝利 1992年5月17日 3回京都8日11R 京阪杯 ミスタースペイン 16頭 1 1着
GI初勝利 2006年4月16日 3回中山8日11R 皐月賞 メイショウサムソン 18頭 6 1着
障害初騎乗 1987年1月5日 1回京都1日5R 障害未勝利 プロシルバー 12頭 8 中止
年度 1着 2着 3着 騎乗数 勝率 連対率 複勝率
1985年 25 18 34 337 .074 .128 .228
1986年 17 24 28 381 .045 .108 .181
1987年 19 13 9 265 .072 .121 .155
1988年 14 15 23 255 .055 .114 .204
1989年 18 16 18 280 .064 .121 .186
1990年 19 23 26 277 .069 .152 .245
1991年 20 22 27 324 .062 .130 .213
1992年 35 44 35 445 .079 .178 .256
1993年 28 32 43 448 .063 .134 .230
1994年 20 28 33 470 .043 .102 .172
1995年 20 24 36 454 .044 .097 .176
1996年 18 27 30 395 .046 .114 .190
1997年 22 22 22 397 .055 .111 .166
1998年 22 18 29 380 .058 .105 .182
1999年 20 27 18 404 .050 .116 .161
2000年 15 31 24 329 .046 .140 .213
2001年 21 28 23 405 .052 .121 .178
2002年 15 15 25 402 .037 .075 .137
2003年 13 12 23 310 .042 .081 .155
2004年 19 31 17 339 .056 .147 .198
2005年 18 22 23 341 .053 .117 .185
2006年 16 23 16 325 .049 .120 .169
2007年 11 22 15 394 .028 .084 .122
2008年 16 14 16 363 .044 .083 .127
2009年 5 7 6 302 .017 .040 .060
2010年 4 6 10 242 .017 .041 .083
2011年 2 5 5 121 .017 .058 .099
2012年 0 1 1 65 .000 .015 .031
2013年 1 0 1 17 .059 .059 .118
平地 473 570 616 9467 .050 .110 .175
障害 0 0 0 1 .000 .000 .000
地方 20 14 13 126 .159 .270 .373

主な騎乗馬

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調教師成績

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日付 競馬場・開催 競走名 馬名 頭数 人気 着順
初出走 2014年3月1日 1回阪神1日12R 4歳上1000万下 シゲルモトナリ 12頭 5 3着
初勝利 2014年4月13日 2回阪神6日3R 3歳未勝利 メイショウネブタ 18頭 2 1着
重賞初出走 2014年7月6日 3回中京2日11R CBC賞 カイシュウコロンボ 16頭 16 11着
重賞初勝利 2024年3月23日 2回阪神1日11R 毎日杯 メイショウタバル 10頭 5 1着
GI初出走 2021年2月21日 1回東京8日11R フェブラリーステークス スマートダンディー 16頭 16 12着
GI初勝利

主な管理馬

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※括弧内は当該馬の優勝重賞競走

主な厩舎所属者

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脚注

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注釈

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  1. ^ 福岡県は母親の出身地で、『騎手物語』によれば戸籍上の出身地は京都府とされる[1]
  2. ^ 当初調教師の瀬戸口勉は鞍上に福永祐一を考えていたが、新馬戦の日に福永は先約があったため石橋が騎乗した[4]

出典

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  1. ^ a b c d 『騎手物語』pp276-280.
  2. ^ a b c d e f 常石勝義 (2013年2月6日). “石橋守騎手が登場!ダービー&ドバイ参戦、28年間の騎手生活に迫る”. netkeiba. 2015年6月14日閲覧。
  3. ^ 騎手卒業生名簿”. JRA. 2015年6月14日閲覧。
  4. ^ a b c d 東奈緒美 (2014年2月10日). “石橋守調教師(2)『ドバイワールドカップに日本人として初出場!』”. netkeiba. 2015年6月14日閲覧。
  5. ^ a b c JRA引退騎手名鑑「2013年度」→「石橋 守」(直接リンクができないため、このような表記をしている)2015年6月14日閲覧。
  6. ^ 石橋守騎手がマカオで重賞制覇 - netkeiba.com
  7. ^ 石橋守、調教師でもダービー獲る!”. デイリースポーツ (2012年12月7日). 2015年6月14日閲覧。
  8. ^ a b 東奈緒美 (2014年2月3日). “石橋守調教師(1)『ドバイワールドカップに日本人として初出場!』”. netkeiba. 2015年6月14日閲覧。
  9. ^ 石橋守厩舎始動、初戦は土曜阪神最終で鞍上は武豊騎手”. netkeiba (2014年2月28日). 2015年6月14日閲覧。
  10. ^ 06年ダービージョッキー・石橋師、武豊で船出「臨機応変に」”. スポーツニッポン (2014年2月28日). 2015年6月18日閲覧。
  11. ^ 石橋守調教師が現役151人目の通算100勝 25日中京9Rで達成”. スポーツ報知. 2024年2月12日閲覧。
  12. ^ ゴールドシップ産駒メイショウタバル 6馬身差で圧勝 石橋師はJRA重賞初制覇/毎日杯”. 極ウマ. 2024年3月23日閲覧。
  13. ^ 石橋守の近走成績”. netkeiba.com. 2024年5月10日閲覧。
  14. ^ 石橋守騎手が功労賞”. 競馬ブック (2007年1月9日). 2015年6月14日閲覧。

参考文献

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関連項目

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