熊井明子
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熊井 明子(くまい あきこ、1940年6月11日[1] - 2024年9月21日)は、日本のポプリ研究家、エッセイスト。夫は映画監督の熊井啓。
日本にポプリを紹介し、1980年代前半に起きたブームの火付け役。 現在でもポプリの研究においての第一人者。 実妹のハーブ研究家の桐原春子とともにハーブなどの香草にも造詣が深い。 愛猫家として、猫に関するエッセイも多い。日本ペンクラブ会員。
経歴
[編集]- 長野県出身。信州大学教育学部附属松本小学校、信州大学教育学部附属松本中学校、長野県松本深志高等学校、信州大学教育学部卒業。
- 1999年に『シェイクスピアの香り』等の著作活動により第7回山本安英賞を受賞。受賞理由は、「シェイクスピアの魅力を新たな角度から探求した業績を評価して」。
- 2024年9月21日、虚血性心不全のため、東京都内の病院で死去。84歳没[2]。
著書
[編集]- ポプリ
- 愛のポプリ―素敵な手作りの香りの世界(1980/2/1、講談社)のち 1984/11/1、講談社文庫
- 熊井明子の楽しいポプリづくり(1981/1、婦人生活社)
- すてきなポプリ―やさしいポプリづくり(1981/12、講談社、なかよしスペシャル―なかよしホビーランド)
- ポプリの詩(1983/4、講談社)
- 夢の国のポプリ―楽しいポプリづくり(1987/1、角川書店 角川文庫)
- ハーブ&ポプリ―英国風の楽しみ方(共著:桐原 春子、1989/5、主婦の友社)
- ポプリ―香りを楽しむ(1993/1、家の光協会)
- だれでもできる 熊井明子のポプリ教室(1999/04、誠文堂新光社)
- 私のポプリ手帖(2006/08、千早書房)
- なかよし7月号付録「マイ♡ポプリダイアリー」(監修)
- なかよし付録、「なかよしギャルズ百科6 愛のフラワーブック」(昭和56年発行、ポプリ指導)
- 熊井明子のポプリテラピー ---心をいやし、パワーを強めるニューモイストポプリレシピ集(2013/7/18、河出書房新社)
- エッセイ、その他
- 朝やけの詩(1973/1/1、二見書房)
- 虹を織る日々―小さな愛を育んで(1977/8/15、学習研究社)のち 1981/8/1、じゃこめてい出版
- 私の猫がいない日々(1977/4/20、白川書院)
- 夢色の風にのる猫(1978/2/1、サンリオ)
- 指輪の猫(イラスト:宇野 亜喜良、1979/2、サンリオ)
- 夢もようのタピスリー(1979/10、集英社)
- 猫の文学散歩(1980/9、集英社)
- 風の香り愛のたより―あなたの花を咲かせて(1981/2、じゃこめてい出版)
- 私の部屋のポプリ(1982/7/1、生活の絵本社)のち 2012/1/7、河出文庫
- 続・私の部屋のポプリ(1982/1、生活の絵本社)復刻本 2010/8/18、河出書房新社
- 続続 私の部屋のポプリ(1981/9/1、生活の絵本社)復刻本 2011/1/19、 河出書房新社
- 新・私の部屋のポプリ(1987/3/1、パッチワーク通信社)
- 風のポプリ(1983/9、毎日新聞社)
- 暮らし上手の心づくし(1985/8、海竜社)
- 本棚からの贈りもの―小さな愛の図書館(1985/8、じゃこめてい出版)
- 猫のメリーゴーラウンド(1985/12、講談社)
- 素敵な女の生き方レッスン(1986/9、海竜社)
- あなたの花を咲かせて(1987/2、三笠書房 知的生きかた文庫)
- 想い出のポプリ―愛と香りをもとめて(1987/11、講談社)
- 人生いつもわくわくステージ(1988/12、海竜社)
- おしゃれトーク(1989/10、角川書店)のち 1992/4/1、角川文庫
- 三十歳からの素敵な心暮らし(1989/12、海竜社)
- 二人でお茶を―熊井明子対談集(1990/9、桃李出版)
- 初恋の頃(1990/11、立風書房 )
- 香りの百花譜(1991/1、主婦の友社)
- 愛があれば…―幸せのヒント18(1991/9/1、じゃこめてい出版)
- 猫と見る夢(写真:西川治、1992/2、くんぷる)
- 「赤毛のアン」の人生ノート―あなたの夢が実現できる7つの鍵(1992/2、大和出版)のち2011/5/18、岩波現代文庫
- 人生を愛する方法―たちまち幸せ気分になれる夢ノート(1993/3、大和出版)
- 猫の文学散歩(1995/4/1、朝日文庫)
- 小さな幸福の宝石箱―夢見る力が、幸運を引き寄せる(1995/4、大和出版)
- うれしい私に会える本(1995/5、大和書房)
- 人はなぜ薔薇を愛するのか(1997/02、ベネッセコーポレーション)
- 花の詩集(1997/03、ベネッセコーポレーション 福武文庫)
- 花とハーブの香り―熊井明子対談集(1997/05、誠文堂新光社)
- 熊井明子の愛する小物をめぐるお話(1997/11、あすなろ書房)
- こころに香る詩(1998/10、清流出版)
- 生き方素敵にひらめきノート(1998/11、海竜社)
- 新編香りの百花譜(2000/07、千早書房)
- 香りの旅(2001/02、千早書房)
- 「やさしい私」になれる本―笑顔をつくる魔法の言葉(2001/02、大和書房)
- 「赤毛のアン」の人生ノート―あなたの夢が実現できる7つの鍵(2001/05、大和出版)
- one UBIQUITOUS LOVE―愛のコレクター (書くことの魔法) (共著:おさない まこと、2002/02、にじゅうに)
- いつも私の猫がいる(2002/07、千早書房)
- 新編 人はなぜ薔薇を愛するのか(2003/04、千早書房)
- 香りの花手帖(2005/10、千早書房)
- 夢のかけら(2007/11、春秋社)
- 凛と咲く―草木言語花の彩時記(写真:夏梅陸夫、2008/03、じゃこめてい出版)
- 毛皮の天使たち(2010/3/25、千早書房)
- 熊井明子コレクション(千早書房)
- 〈1〉新編 香りの百花譜(2010/11)
- 〈2��香りの旅(2011/03)
- 〈3〉「うれしい私」に会える本(2011/05)
- めぐりあい 映画に生きた熊井啓との46年(2013/10/8、春秋社)
- 香りの力:心のアロマテラピー(2014/10/17、春秋社)
- 寝てもさめても猫と一緒(2017/2/17、河出書房新社)
- いくつになっても、ラヴィアンローズ(2021/6/25、春秋社 )
- シェイクスピア
- シェイクスピアの香り(1993/11、東京書籍)
- シェイクスピアの町―ストラトフォード=アポン=エイヴォンの四季( イラスト:久米 けんじ 、1995/12、東京書籍)
- シェイクスピアのハーブ(1996/06、誠文堂新光社)
- シェイクスピアの故郷―花と香りの町の文学紀行(2000/08、白石書店)
- シェイクスピアの妻(2003/9/1、春秋社)
- 今に生きるシェイクスピア(2004/11、千早書房)
- シェイクスピアの故郷―ハーブに彩られた町の文学紀行(写真:熊井 啓、2008/05、清流出版)
- シェイクスピア日和(2008/11、千早書房)
- シェイクスピアに出会う旅(2012/10/17、岩波書店、岩波現代文庫)
- 翻訳
- ジョンのお月さま(著 イラスト:カルム・ソーレ・バンドレル、1983/5、集英社)
脚注
[編集]- ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.449
- ^ “作家の熊井明子さん死去、84歳 「私の部屋のポプリ」シリーズ:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2024年10月2日). 2024年10月2日閲覧。