永井愛
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永井 愛 (ながい あい) | |
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誕生 |
1951年10月16日(73歳) 日本 東京都 |
職業 | 劇作家、演出家 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 桐朋学園芸術短期大学演劇専攻科 |
代表作 |
『見よ、飛行機の高く飛べるを』 『歌わせたい男たち』 |
主な受賞歴 |
第44回岸田國士戯曲賞 第51回読売文学賞 2018年度毎日芸術賞 |
ウィキポータル 文学 |
永井 愛(ながい あい、1951年10月16日[1] - )は、日本の劇作家、演出家[2]。劇団二兎社主宰。
父は画家の永井潔。
来歴
[編集]東京都出身[3]。東京都立富士高校時代から演劇部に入る[4]。桐朋学園芸術短期大学演劇専攻科卒[2][1]。
春秋団に研究生として参加し、そこで出会った大石静と1981年、「二兎社」を結成[1]。脚本、演出、出演を大石と二人で行う[1]。翌1982年の、老若男女12人を二人で演じた『カズオ』は再演を重ね、初期の代表作となる[5]。
1997年、『見よ、飛行機の高く飛べるを』と『ら抜きの殺意』を発表。両作品により芸術選奨文部大臣新人賞を受賞[6]。
1991年、大石は二兎社を離れ、以後永井が単独で主宰[1]。日本劇作家協会前会長[7]、理事[8]。2016年3月より副会長[9]。
2024年、劇団青年座のために2003年に書き下ろした『パートタイマー・秋子』を、自身で初演出した[10]。
受賞歴
[編集]- 第6回読売演劇大賞優秀作品賞(「時の物置」)[11]
- 1995年度(第50回)芸術祭演劇大賞(「パパのデモクラシー)」[12]
- 第31回紀伊國屋演劇賞個人賞(「僕の東京日記」)[13]
- 1997年度芸術選奨文部大臣新人賞(「見よ、飛行機の高く飛べるを」「ら抜きの殺意」)[14]
- 第1回鶴屋南北戯曲賞(「ら抜きの殺意」)[15]
- 第44回岸田國士戯曲賞(「兄帰る」)[16]
- 第8回読売演劇大賞 優秀演出家賞(「萩家の三姉妹」)[17]
- 第51回読売文学賞(シナリオ戯曲賞)(「萩家の三姉妹」)[18]
- 第1回朝日舞台芸術賞秋元松代賞(「こんにちは、母さん」と「日暮町風土記」の二作)[19]
- 第1回バッカーズ演劇奨励賞(「日暮町風土記」)[20]
- 第13回読売演劇大賞 優秀演出家賞(「歌わせたい男たち」)[21]
- 第2回(2014年度)ハヤカワ「悲劇喜劇」賞(「鷗外の怪談」)[22]。
- 平成26年度芸術選奨文部科学大臣賞[23](「鷗外の怪談」)
- 第14回バッカーズ演劇奨励賞(同上)
- 第25回読売演劇大賞 最優秀演出家賞 (「ザ・空気」)[24]
- 2018年度毎日芸術賞(「誰も書いてはならぬ」)
著書
[編集]- 『カズオ』JICC出版局 1990
- 『時の物置』而立書房 1996
- 『パパのデモクラシー』而立書房 1997
- 『僕の東京日記』而立書房 1997
- 『ら抜きの殺意』而立書房 1998
- 『見よ、飛行機の高く飛べるを』而立書房 1998
- 『萩家の三姉妹』白水社 2000
- 『兄帰る』而立書房 2000
- 『こんにちは、母さん』白水社 2001
- 『新・明暗』而立書房 2002
- 『日暮町風土記』而立書房 2002
- 『中年まっさかり』光文社 2002 のち文庫
- 『歌わせたい男たち』而立書房 2008
- 『片づけたい女たち』而立書房 2013
- 『書く女』而立書房 2016(樋口一葉を描く)
- 『ザ・空気』而立書房 2018
- 『ザ・空気 ver.2』而立書房, 2019.12
- 『ザ・空気 ver.3』而立書房 2021
- 『鴎外の怪談』而立書房 2021
- 『言葉を手がかりに:見ること、伝えること、考えること』集英社クリエイティブ 2022(上西充子との対談)
- 『パートタイマー・秋子』而立書房 2024
脚注
[編集]- ^ a b c d e 『日本女性文学大事典』(2006) p213 津金規雄執筆
- ^ a b 二兎社
- ^ “今月の戯曲:永井 愛『かたりの椅子』”. Performing Arts Network Japan. 2014年4月20日閲覧。
- ^ 『朝日新聞』2020年11月12日「語る 人生の贈りもの」(3)
- ^ 『朝日新聞』2020年11月13日「語る 人生の贈りもの」(4)
- ^ “「見よ、飛行機の高く飛べるを」”. 東京芸術劇場. 2024年2月12日閲覧。
- ^ Japan Playwrights Association - 第1回 ミノカモ学生演劇祭 ⇒終了しました 2013年3月
- ^ Japan Playwrights Association - 役員 2014年度
- ^ “日本劇作家協会新会長に鴻上尚史氏 坂手洋二氏からバトン”. スポニチアネックス (2016年3月10日). 2016年3月10日閲覧。
- ^ “永井愛、人気作を自身で初演出 「パートタイマー・秋子」、沢口靖子と13年ぶりタッグ”. 朝日新聞 (2024年1月11日). 2024年2月12日閲覧。
- ^ 演劇大賞 過去の受賞作 第6回(1999年) : 読売演劇大賞 : 文化関連事業 : 読売新聞へようこそ:
- ^ 文化庁芸術祭賞受賞一覧 文化庁
- ^ 紀伊國屋演劇賞 第31回〜 | 本の「今」がわかる 紀伊國屋書店
- ^ 芸術選奨歴代受賞者一覧(昭和25年度 - ) 文化庁
- ^ 鶴屋南北戯曲賞 光文文化財団 光文社
- ^ 白水社 : 第44回岸田國士戯曲賞選評(2000年)
- ^ 演劇大賞 過去の受賞作 第8回(2001年) : 読売演劇大賞 : 文化関連事業 読売新聞
- ^ 読売文学賞 第51回(平成11年度)〜第60回(平成20年度) : 読売文学賞 : 文化関連事業 : 読売新聞へようこそ:
- ^ 朝日舞台芸術賞 - 朝日新聞社の賞・コンクール
- ^ バッカーズとは?・アワード事業『演劇奨励賞』
- ^ 演劇大賞 過去の受賞作 第13回(2006年) : 読売演劇大賞 : 文化関連事業
- ^ "第二回ハヤカワ「悲劇喜劇」賞選考結果."公益財団法人早川清文学振興財団. 2024年8月11日閲覧。
- ^ http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150312/k10010013131000.html
- ^ 第25回読売演劇大賞(2018年) 受賞者・受賞作紹介
外部リンク
[編集]- 二兎社
- 二兎社 OFFICIAL (@nito_sha) - X(旧Twitter)