コンテンツにスキップ

歓盛寺

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
歓盛寺
所在地 富山県高岡市二塚1316
位置 北緯36度42分18秒 東経137度00分09秒 / 北緯36.7050412度 東経137.0026271度 / 36.7050412; 137.0026271
山号 最勝山
宗旨 曹洞宗
開山 大轉玄機
正式名 最勝山 歓盛寺
文化財 本堂、山門、離座敷(登録有形文化財)
法人番号 8230005006318 ウィキデータを編集
歓盛寺の位置(富山県内)
歓盛寺
テンプレートを表示

歓盛寺(かんせいじ)は、富山県高岡市にある曹洞宗寺院山号は最勝山。

歴史

[編集]

江戸中期に創建。開山は大轉玄機。

本堂、山門、離座敷の3棟が登録有形文化財

境内

[編集]
  • 本堂
入母屋造桟瓦葺、内部は八間取方丈形式で、前面に幅一間の広縁を通し、中央南寄りに向拝、背面に開山堂を張出す。側廻りは舟肘木。全体に簡明なつくりで、当地における江戸中期の曹洞宗末寺本堂の様相を伝える[1]
  • 山門
切妻造桟瓦葺、三間一戸薬医門。組物は実肘木付三斗、格天井を張り���軒は一軒繁垂木。妻飾の虹梁大瓶束笈形付、中備蟇股、冠木廻りなどを精緻な彫刻で飾る。瑞龍寺の脇門を移築したとも伝わる[2]
  • 離座敷
尼僧学林の講師控所として建立。総二階建、切妻造桟瓦葺で、本堂背面下手に接続。上下階にそれぞれ八畳二室を置き、奥の部屋はともに座敷飾の床を備える。質素ながら丁寧なつくりで、最初期の曹洞宗尼僧教育の様子を伝える貴重な遺構[3]

脚注

[編集]
  1. ^ 歓盛寺本堂(文化遺産オンライン)
  2. ^ 歓盛寺山門(文化遺産オンライン)
  3. ^ 歓盛寺離座敷(文化遺産オンライン)

関連項目

[編集]