村田一誠
村田一誠 | |
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基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 新潟県柏崎市[1] |
生年月日 | 1978年12月20日(45歳) |
身長 | 160.0cm(2020年) |
体重 | 49.0kg(〃) |
血液型 | B型 |
騎手情報 | |
所属団体 | JRA |
所属厩舎 |
美浦・松永勇(1997.3.1 - 2003.7.31) 美浦・フリー(2003.8.1 - 2019.9.30) 美浦・藤原辰雄(2019.10.1 - 2020.12.31) |
初免許年 | 1997年 |
免許区分 | 平地[2] |
騎手引退日 | 2020年12月31日 |
重賞勝利 | 6勝(地方1勝) |
通算勝利 |
9091戦397勝 (JRA8941戦392勝、地方競馬150戦5勝) |
調教師情報 | |
初免許年 | 2021年1月1日 |
経歴 | |
所属 | 美浦トレーニングセンター |
村田 一誠(むらた いっせい、1978年12月20日 - )は日本中央競馬会 (JRA) 美浦トレーニングセンター所属の調教師で、元騎手。
来歴
[編集]騎手時代
[編集]新潟県生まれ。競馬とは無縁の家庭であった。いとこから騎手になることを勧められる[3]。1992年にジャパンカップを勝った岡部幸雄とトウカイテイオーの人馬一体の姿に憧れ、騎手を志した。競馬学校卒業時には努力賞を受賞し、1997年に美浦・松永勇厩舎所属騎手としてデビュー。同期には秋山真一郎、武幸四郎、勝浦正樹、松田大作、武士沢友治、押田純子らがいる。
1年目こそ9勝に終わるも、2年目の1998年以降は勝利数2桁を毎年維持。2002年には自己最高となる45勝をマークし、関東の中堅クラスとして毎年堅実に成績を残した。
3年目の1999年にラジオたんぱ賞・ヤマニンフューシャで重賞初騎乗、朝日杯3歳S・グラスベンチャーでGI初騎乗を果たす。2001年にはNHKマイルカップでグラスエイコウオーをあわやの2着に逃げ粘らせるなど2着3回を記録し、2002年にはJRA重賞に先立ち地方交流のエーデルワイス賞をトーセンリリーで制している。
これ以降も上位人気馬への騎乗もあった中でJRA重賞未勝利が続いていたが、2007年に通算127回目の重賞騎乗となった根岸ステークスをビッググラスで制し、デビュー11年目でのJRA重賞初勝利を達成[4]。同年にはアイビスサマーダッシュを13番人気のサンアディユで制し、アルゼンチン共和国杯をアドマイヤジュピタで制するなど重賞3勝を記録。2009年にはフラワーカップを11番人気のヴィーヴァヴォドカで制するなど、人気薄の馬を連対させ、穴を空ける騎手と評されることが多い。単勝万馬券での勝利も2011年1月8日に初めて達成した。
2001年5月20日の東京第8競走牡丹賞・デルマポラリスで100勝目を達成するが、1位入線馬の降着による繰り上がりであった。2004年7月31日の新潟第6競走3歳未勝利・グラスドラマで200勝、2009年8月8日の新潟第3競走3歳未勝利・アンハートキングで300勝を達成。
調教師時代
[編集]2021年度の新規調教師免許試験に6回目の受験で合格する[5]。そのため2020年12月31日をもって騎手を引退し、翌2021年1月1日より調教師に転業した[6]。暫くは厩舎を開業せず、技術調教師となっていたが、騎手末期に所属していた藤原辰雄が同年12月20日をもって調教師を勇退したことに伴い、厩舎を引き継ぐ形で翌21日付に14馬房で厩舎を開業した[7][8][9]。
2022年3月13日、中山第12競走をリワードマレンゴで勝利し、開業35戦目で初勝利[10]。
エピソード
[編集]騎乗成績
[編集]日付 | 競馬場・開催 | 競走名 | 馬名 | 頭数 | 人気 | 着順 | |
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初騎乗 | 1997年3月1日 | 2回中山3日2R | 4歳未勝利 | アルトタイミング | 16頭 | 14 | 5着 |
初勝利 | 1997年4月12日 | 3回中山7日7R | 5歳上500万下 | トーシンオペラ | 16頭 | 6 | 1着 |
重賞初騎乗 | 1999年7月4日 | 1回福島6日11R | ラジオたんぱ賞 | ヤマニンフューシヤ | 16頭 | 16 | 6着 |
重賞初勝利 | 2007年1月28日 | 1回東京2日11R | 根岸S | ビッググラス | 16頭 | 11 | 1着 |
GI初騎乗 | 1999年12月12日 | 5回中山4日11R | 朝日杯3歳S | グラスベンチャー | 16頭 | 15 | 14着 |
年度 | 1着 | 2着 | 3着 | 騎乗数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
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1997年 | 9 | 17 | 15 | 255 | .035 | .102 | .161 |
1998年 | 26 | 24 | 25 | 410 | .063 | .122 | .183 |
1999年 | 19 | 29 | 33 | 417 | .046 | .115 | .194 |
2000年 | 34 | 36 | 36 | 474 | .072 | .148 | .224 |
2001年 | 31 | 46 | 36 | 622 | .050 | .124 | .182 |
2002年 | 45 | 49 | 41 | 621 | .072 | .151 | .217 |
2003年 | 27 | 30 | 32 | 512 | .053 | .111 | .174 |
2004年 | 18 | 18 | 28 | 463 | .039 | .078 | .138 |
2005年 | 24 | 38 | 34 | 486 | .049 | .128 | .198 |
2006年 | 18 | 27 | 21 | 478 | .038 | .094 | .138 |
2007年 | 23 | 21 | 29 | 495 | .046 | .089 | .147 |
2008年 | 15 | 18 | 18 | 427 | .035 | .077 | .119 |
2009年 | 20 | 15 | 24 | 423 | .047 | .083 | .139 |
2010年 | 16 | 15 | 21 | 484 | .033 | .064 | .107 |
2011年 | 18 | 22 | 23 | 459 | .039 | .087 | .137 |
2012年 | 18 | 16 | 23 | 467 | .039 | .073 | .122 |
2013年 | 10 | 15 | 17 | 418 | .024 | .060 | .100 |
2014年 | 6 | 13 | 10 | 274 | .022 | .069 | .106 |
2015年 | 5 | 12 | 10 | 267 | .019 | .064 | .101 |
2016年 | 4 | 2 | 8 | 196 | .020 | .031 | .071 |
2017年 | 5 | 5 | 6 | 132 | .038 | .076 | .121 |
2018年 | 1 | 2 | 0 | 97 | .010 | .031 | .031 |
2019年 | 0 | 0 | 1 | 41 | .000 | .000 | .024 |
中央 | 392 | 470 | 491 | 8918 | .043 | .097 | .152 |
地方 | 5 | 7 | 10 | 150 | .033 | .080 | .147 |
主な騎乗馬
[編集]- トーセンリリー(2002年エーデルワイス賞)
- ビッググラス(2007年根岸ステークス)
- サンアディユ(2007年アイビスサマーダッシュ)
- アドマイヤジュピタ(2007年アルゼンチン共和国杯)
- ヴィーヴァヴォドカ(2009年フラワーカップ)
- ミリオンディスク(2009年カペラステークス)
- フォーエバーマーク(2013年キーンランドカップ)
- その他
調教師成績
[編集]日付 | 競馬場・開催 | 競走名 | 馬名 | 頭数 | 人気 | 着順 | |
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初出走 | 2021年12月26日 | 5回中山8日4R | 2歳未勝利 | セイウンパキラ | 18頭 | 14 | 18着 |
初勝利 | 2022年3月13日 | 2回中山6日12R | 4歳上1勝クラス | リワードマレンゴ | 16頭 | 2 | 1着 |
重賞初出走 | 2022年7月16日 | 1回函館11日11R | 函館2歳S | ニシノシークレット | 13頭 | 6 | 6着 |
重賞初勝利 | 2024年5月11日 | 3回京都7日8R | 京都ハイジャンプ | サンデイビス | 10頭 | 6 | 1着 |
GI初出走 | |||||||
GI初勝利 |
主な管理馬
[編集]出典
[編集]- ^ “村田一誠騎手がJRA重賞初制覇”. 柏崎日報. 2022年4月30日閲覧。
- ^ “平成28年度 騎手免許試験合格者” (PDF). 日本中央競馬会 (2016年2月11日). 2016年4月7日閲覧。
- ^ “ある中堅騎手が西日本豪雨に心を痛める理由は、11年前の7月の重賞制覇とつながっていた”. Yahoo!. 2022年4月30日閲覧。
- ^ “根岸S、伏兵ビッググラスが初重賞制覇”. netkeiba.com. 2022年4月30日閲覧。
- ^ “村田一誠、6度目の挑戦で合格「10年ほど前から調教師になりたいと思いました」”. スポーツニッポン. 2022年4月30日閲覧。
- ^ “2021年度 新規調教師免許試験合格者 JRA”. www.jra.go.jp. 2020年12月10日閲覧。
- ^ 藤原 辰雄調教師の勇退および村田 一誠調教師の新規開業 - JRAニュース(日本中央競馬会)2021年11月20日
- ^ 藤原辰雄調教師の勇退発表 元騎手の村田一誠調教師が12月21日から開業 - スポーツ報知 2021年11月20日
- ^ 村田一誠調教師が新規開業「競馬を楽しめる厩舎に」 - スポーツ報知 2021年12月21日
- ^ “村田一誠調教師が中山12RでJRA初勝利!「ジョッキーがうまく乗ってくれた」”. netkeiba.com. 2022年4月30日閲覧。
- ^ WIN5締めは直千の村田/アイビスSD
- ^ 【アイビスSD】“直千”名人・村田&西田の集中講座で的中率アップ