春彦一
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春 彦一(はる ひこいち、1900年(明治33年)9月27日 - 1965年(昭和40年)11月2日[1])は、日本の地方官僚。官選岩手県知事、東京都副知事。
経歴
[編集]福岡県出身。春米吉の二男として生まれる。福岡県立嘉穂中学校、第三高等学校を卒業。1924年11月、高等試験行政科試験に合格。1925年3月、東京帝国大学法学部法律学科(英法)を卒業。同年4月、東京市役所事務員となり電気局庶務課に配属された[1]。
以後、東京市主事、電気局庶務課長、企画局庶務課長、同企画課長、同財務課長、総務局文書課長、電気局総務課長、東京市理事・電気局電車部長、市長室企画部長、東京都交通局総務課長、港湾局長、交通局長などを歴任[1]。
1946年1月、岩手県知事に就任。同年12月、東京都に復帰し労働局長に就任[1]。1947年2月、岩手知事選挙に出馬のため都を退職したが落選した。同年、関東配電取締役となる[2]。1950年5月から1955年9月まで東京都副知事を務めた[2]。
その後、新日本観光 (株) 社長、東京都住宅公社理事長を歴任[2]。
親族
[編集]- 義父 大崎清作(衆議院議員、妻の父)
伝記
[編集]- 「春さんを偲ぶ」刊行会編『春さんを偲ぶ』「春さんを偲ぶ」刊行会、1966年。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 歴代知事編纂会編『新編日本の歴代知事』歴代知事編纂会、1991年。
- 秦郁彦編『日本官僚制総合事典:1868 - 2000』東京大学出版会、2001年。
- 秦郁彦編『日本近現代人物履歴事典』東京大学出版会、2002年。