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庭坂駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
庭坂駅
南口(2022年5月)
にわさか
Niwasaka
笹木野 (3.1 km)
(14.3 km) 板谷
地図
所在地 福島県福島市町庭坂字狐林[1]
北緯37度46分17.41秒 東経140度23分23.89秒 / 北緯37.7715028度 東経140.3899694度 / 37.7715028; 140.3899694座標: 北緯37度46分17.41秒 東経140度23分23.89秒 / 北緯37.7715028度 東経140.3899694度 / 37.7715028; 140.3899694
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 奥羽本線山形線
キロ程 6.9 km(福島起点)
電報略号 ニワ
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度-
348人/日(降車客含まず)
-2004年-
開業年月日 1899年明治32年)5月15日[1][2]
備考 無人駅[1]乗車駅証明書発行機 有)
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北口(2022年5月)

庭坂駅(にわさかえき)は、福島県福島市町庭坂字狐林(きつねばやし)[1]にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)奥羽本線である。「山形線」の愛称区間に含まれている。

板谷峠の福島方の麓に当たり、開業当初から峠越えの機関車の基地として広い構内や立派な駅舎を持っていた。福島方面からの普通列車の約半数が当駅で折り返しているため、米沢方面の列車は、6往復のみとなる。

歴史

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駅構造

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駅舎の北側に接して単式ホーム1面1線(1番線)、その北側に島式ホーム1面2線(2・3番線)、計2面3線のホームを持つ地上駅である。3番線の北側に保線用の留置線を3本持つ。跨線橋があり、互いのホームを連絡しているほか、留置線を越えて駅北側出入口としても機能している。福島運転免許センターと福島自動車学校が駅の北側から徒歩数分のところにあり、この北側の出入口の主な利用者は運転免許センターの利用者と自動車学校の生徒である。

簡易委託駅を経たのち、現在は福島駅管理の無人駅である。乗車駅証明書発行機が駅舎に1台(精算機対応型)と、跨線橋の2・3番線の入口附近に1台(精算機非対応型)設置されている。

当駅は板谷峠の福島方の麓に当たり、かつての蒸気機関車時代には峠越えのため補機を連結したり切り離したりするための一大基地としてにぎわっていた。当時は駅の北側に庭坂機関区が設置され、構内には転車台や扇形の蒸気機関車を収納する車庫(扇形庫)もあった。機関区が廃止された後も広い敷地や駅周辺空き地、とても長く立派なホームなどに往時の様子が偲ばれる。なお、1番線の福島寄りにはレンガ造りのランプ小屋が残存している。周りの住宅地は機関区跡地に建てられたため、当駅の米沢側から福島側にかけて、扇状に広がっている。

開業直前に竣功した、かつての繁栄を偲ばせる大きな木造平屋・瓦葺の駅舎は2003年(平成15年)1月までに撤去された。同年3月に、小さな二代目の木造駅舎が竣功した。

のりば

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番線 路線 方向 行先
1 山形線 下り (予備ホーム)
2 下り 山形新庄方面[7]
上り 福島方面[7]
3 上り 福島方面[7]

中線(2番線)を上下本線で挟む構造であり、当駅折り返し列車は2番線を使用する。定期下り普通列車は2番線を使用し、下り本線である1番線は臨時列車および下り山形新幹線の通過用となっている。

利用状況

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2000年度(平成12年度)- 2004年度(平成16年度)の1日平均乗車人員の推移は以下のとおりであった。

乗車人員推移
年度 1日平均
乗車人員
出典
2000年(平成12年) 419 [8]
2001年(平成13年) 395 [9]
2002年(平成14年) 364 [10]
2003年(平成15年) 358 [11]
2004年(平成16年) 348 [12]

駅周辺

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あたりは板谷峠の麓に広がる福島市街の端にあたる。

南側(駅舎側)
北側

バス路線

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「庭坂駅前」停留所にて、福島交通が運行する路線バスが発着する。

隣の駅

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東日本旅客鉄道(JR東日本)
山形線(奥羽本線)
笹木野駅 - 庭坂駅 - *赤岩駅 - **板谷駅 - 峠駅
*:打消線は廃駅
**:冬季間は全列車が板谷駅を通過する。

脚注

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注釈

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  1. ^ 山形新幹線上りアプローチ線を含む三河踏切の延長短縮を図ることによる工事で、同区間ではバスで代行輸送を実施した[4]
  2. ^ 山形新幹線上りアプローチ線への線路接続による工事で、同区間ではバスで代行輸送を実施した[6]

出典

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  1. ^ a b c d e 駅の情報(庭坂駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2024年8月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年11月11日閲覧。
  2. ^ a b c d e 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、527頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  3. ^ 「「通報」●根室本線幾寅駅ほか30駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報日本国有鉄道総裁室文書課、1984年11月29日、1面。
  4. ^ 奥羽本線 線路切換工事に伴う一部区間の列車運休・バス代行輸送計画について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2023年3月14日。オリジナルの2023年3月14日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20230512132329/https://www.jreast.co.jp/press/2022/sendai/20230314_s01.pdf2024年10月31日閲覧 
  5. ^ Suicaエリア外もチケットレスで! 東北エリアから「えきねっとQチケ」がはじまります』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2024年7月11日。オリジナルの2024年7月11日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20240711051550/https://www.jreast.co.jp/press/2024/20240711_ho02.pdf2024年7月31日閲覧 
  6. ^ 奥羽本線 線路切換工事に伴う列車の区間運休およびバス代行輸送について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2024年9月18日。オリジナルの2024年9月30日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20240930092356/https://www.jreast.co.jp/aas/20240930_%E5%A5%A5%E7%BE%BD%E6%9C%AC%E7%B7%9A%20%E7%B7%9A%E8%B7%AF%E5%88%87%E6%8F%9B%E5%B7%A5%E4%BA%8B%E3%81%AB%E4%BC%B4%E3%81%86%E4%B8%80%E9%83%A8%E5%8C%BA%E9%96%93%E3%81%AE%E5%88%97%E8%BB%8A%E9%81%8B%E4%BC%91%E3%83%BB%E3%83%90%E3%82%B9%E4%BB%A3%E8%A1%8C%E8%BC%B8%E9%80%81%E8%A8%88%E7%94%BB%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6.pdf2024年10月31日閲覧 
  7. ^ a b c JR東日本:駅構内図・バリアフリー情報(庭坂駅)”. 東日本旅客鉄道. 2024年11月11日閲覧。
  8. ^ 97 鉄道輸送状況” (xls). 第116回 福島県統計年鑑. 福島県 (2002年11月). 2024年10月28日閲覧。
  9. ^ 97 鉄道輸送状況” (xls). 第117回 福島県統計年鑑. 福島県 (2003年3月). 2024年10月28日閲覧。
  10. ^ 97 鉄道輸送状況” (xls). 第118回 福島県統計年鑑. 福島県 (2004年3月). 2024年10月28日閲覧。
  11. ^ 95 鉄道輸送状況” (xls). 第119回 福島県統計年鑑. 福島県 (2005年3月). 2024年10月28日閲覧。
  12. ^ 95 鉄道輸送状況” (xls). 第120回 福島県統計年鑑. 福島県 (2006年3月). 2024年10月28日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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