コンテンツにスキップ

大森元貴

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
大森 元貴
出生名 大森 元貴
別名 Mr.Paket(ニコニコ動画時代)
生誕 (1996-09-14) 1996年9月14日(28歳)
出身地 日本の旗 日本 東京都西東京市
ジャンル
職業
担当楽器
活動期間 2013年 -
レーベル
共同作業者
公式サイト motoki ohmori official site
YouTube
チャンネル
活動期間 2021年1月19日 -
ジャンル 音楽
登録者数 約26万人
総再生回数 約3461万回
チャンネル登録者数・総再生回数は
2024年9月17日時点。

大森 元貴(おおもり もとき、1996年平成8年〉9月14日 - )は、日本バンドマンギタリスト作詞家作曲家編曲家ロックバンドMrs. GREEN APPLEのメンバーで、ボーカルギターを担当している。東京都西東京市出身。

来歴

[編集]

1996年

2013年

2021年

  • 1月19日 - YouTubeチャンネルを開設する。
  • 2月18日 - ソロデビューを発表[1]
  • 2月24日 - 1stデジタルEPFrench』でソロデビュー[2]
  • 8月6日 - 2ndデジタルEP『Midnight』をリリース[3]
  • 9月15日 - 初の著書となる絵本『メメント・モリ』(文:大森元貴、絵:大谷たらふ)を発売[4]

2024年

人物

[編集]
  • MONGOL800の影響で、小学6年生の時にエピフォンベースを購入し、謝恩会で目立ちたいという動機から同級生と先生で「1733(ワンセブンダブルスリー)」を結成する。このバンドで初のオリジナル曲とMONGOL800のコピー曲を披露した[7]。その後、コードなども学びたいと思い、ギターを始めた。家におもちゃのギターがあったため、楽器屋に持っていき、弦の張り替えから覚え、無名メーカーのレスポールタイプのギターを購入する。当時の楽曲制作は独学だったが、ベースから音楽活動を始めた経験を生かし、コード進行から作り出したという。オリジナル楽曲の制作の他、RADWIMPSONE OK ROCKのコピーをしていた[7]
  • 中学1年生の時には、独学でDTMを始める。当時について、大森は「打ち込みの概念を理解しておらず、手探りで試行錯誤していた」と語っており、オーディオインターフェースの存在を認知しておらずギターを録音する方法が分からなかったり、MIDIコントローラーの存在も認知していなかったため電子ピアノに入っているドラムの音色を鳴らして、スピーカーにマイクを近づけてリズムを録音していた[7]
  • 2013年には、Mrs. GREEN APPLEを結成。翌年にメンバーの入れ替えを行い、そのメンバーで活動休止まで続いた。
  • 趣味・特技は、絵を描くこととバレーボール。愛着の湧かない食べ物はトマト。嫌いな食べ物はいちごりんごアレルギーである[注 1]
  • 2024年1月20日、突発性難聴の診断を受けたことを公表[8]。なお、活動は継続するとしている。

交友関係

[編集]
  • 二宮和也とは、互いに食事に誘い合うほど仲が良い。二宮もミセスのファンであり、Mrs. GREEN APPLEの楽曲「Attitude」をカバーしている。2022年公開の二宮の主演映画『ラーゲリより愛を込めて』では、主題歌「Soranji」を提供している[9]
  • Sexy Zone中島健人とは、上記の映画に中島が出演しており、映画の舞台挨拶に大森がゲストとして登壇し、舞台袖でトークが弾み、急接近したという。大森は中島のことを「ティーニキ」と呼んでおり、中島は大森のことを「元貴」と呼んでいる[10]

楽曲制作

[編集]

Mrs. GREEN APPLEを結成するまで、DAWApple社製のGarageBandを使用[7]。結成以後は、同社製のLogic Pro Xと、アビッド・テクノロジー社製のPro Toolsを使用している[11]

デモ音源の制作は、トラックメイクが先、メロディと歌詞が後というスタイル。メロディと歌詞は「同時に降りてくる」という。完成形を意図して制作することはなく、入れたい言葉や母音のはまり具合をイメージと照らし合わせながら、作詞と同時にメロディを歌唱して録音している。「録音が済んだ頃には、もう他人の曲みたいな感じ」。アレンジと楽器の録音は同時進行。ギターから作り始めることは皆無に等しい。YouTubeなどの試聴サイトで、曲の冒頭部から30秒くらいしか聴いてもらえない場合を想定し、「サビまでの30秒を待たせるくらいなら、Aメロから掴みにいきたい」ので、イントロのアレンジから制作をはじめる。サビを最初につくることは少ない[11]

楽譜が「書けないし、読めない」ので自身がパソコンで作曲したものを、藤澤涼架と若井滉斗が耳で聞いて音を探っている。

使用ギター

[編集]

高校1年生の頃に、アルバイトで貯めたお金で購入したフェンダー・テレキャスターFender 50th Anniversary Telecaster)をメインで使用している。大森曰く、「音の立ち上がりが太く迫力がある。アルペジオだったりバッキングだったり、いろいろなプレイにちゃんと寄り添ってくれるオールマイティな楽器」として評価している[12]

ディスコグラフィ

[編集]

EP

[編集]
  配信日 タイトル 規格
1st 2021年2月24日 French デジタル・ダウンロード
2nd 2021年8月6日 Midnight

参加作品

[編集]
配信日 タイトル アーティスト 収録アルバム
2020年3月4日 103 feat. motoki ohmori KERENMI 1

タイアップ

[編集]
タイトル タイアップ先
2021年 メイプル ABEMA明日も好きでいて、いいですか? by 今日、好きになりました。SEASON1, 2』主題歌[13]

楽曲提供

[編集]
発売日 タイトル アーティスト 収録アルバム 備考
2017年1月18日 恋のエフェクトMAGIC 夢みるアドレセンス 5
2017年11月8日 シンガロン・シンガソン 私立恵比寿中学 MUSiC
2019年4月24日 ルラルララ Kis-My-Ft2 FREE HUGS!
2021年1月20日 Force TOMORROW X TOGETHER STILL DREAMING テレビ朝日系アニメワールドトリガー』2ndシーズン主題歌
2022年6月22日 私は最強 Ado ウタの歌 ONE PIECE FILM RED 東映系アニメ映画ONE PIECE FILM RED』挿入歌
2024年6月28日 レナセールセレナーデ ももいろクローバーZ - テレビアニメ『転生したらスライムだった件』第3期第2クールオープニングテーマ
2025年2月5日 AlwayS NiziU AWAKE

ゲーム音楽

[編集]

書籍

[編集]

受賞歴

[編集]
  • 2022年12月9日、Billboard JAPANが発表した2022年の年間ランキングにおいて、作詞家チャート「Top Lyricists」と作曲家チャート「Top Composers」にて、それぞれ9位を獲得した[16][17]
  • 2023年12月8日、Billboard JAPANが発表した2023年の年間ランキングにおいて、作詞家チャート「Top Lyricists」と作曲家チャート「Top Composers」にて、それぞれ1位を獲得した[18][19]
  • 2024年6月7日、Billboard JAPANが発表した2024年上半期ランキングにおいて、作詞家チャート「Top Lyricists」と作曲家チャート「Top Composers」にて、それぞれ1位を獲得した[20][21]。2023年の年間ランキングに引き続き、2度目の1位獲得となった。

出演

[編集]

テレビ

[編集]

アニメ

[編集]
  • ナナマル サンバツ 第10話(2017年9月5日、 日本テレビ系列)- もとき 役 ※本編終了後のミニアニメパート[24]

ラジオ

[編集]

YouTube

[編集]

CM

[編集]

Webドラマ

[編集]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 2023年7月30日放送分の日本テレビ『ニノさん』にて、大森自ら公表。
  2. ^ 2020年7月14日から9月1日は欠席。9月8日より大森のみ出演。
  3. ^ 毎週火曜日23:08 - 23:25に放送。なお、開始から2020年3月は毎週水曜 23:13 - 23:30に放送。

出典

[編集]
  1. ^ Mrs. GREEN APPLE大森元貴のソロプロジェクト始動、Twitterやインスタ開設”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2021年2月18日). 2021年5月19日閲覧。
  2. ^ Mrs. GREEN APPLE大森元貴、ソロデビュー作「French」は3曲入りEP”. BARKS (2021年2月24日). 2021年5月19日閲覧。
  3. ^ Mrs. GREEN APPLE大森元貴のソロプロジェクト第2弾始動、PR日程を一挙公開”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2021年8月1日). 2024年1月20日閲覧。
  4. ^ a b Mrs. GREEN APPLE大森元貴、絵本『メメント・モリ』予約特典の絵柄を公開”. BARKS (2021年7月30日). 2021年9月15日閲覧。
  5. ^ 朗読劇「メメント・モリ」”. 朗読劇「メメント・モリ」. 2024年11月9日閲覧。
  6. ^ Inc, Natasha. “Mrs. GREEN APPLE大森元貴の絵本「メメント・モリ」上白石萌音の出演で朗読劇に(コメントあり)”. ���テージナタリー. 2024年11月9日閲覧。
  7. ^ a b c d Interview 大森元貴/Mrs. GREEN APPLE (1ページ目)”. ミュゥスク. 2019年12月26日閲覧。
  8. ^ Mrs. GREEN APPLE大森元貴が突発性難聴に 適切な治療を受けて活動”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2024年1月20日). 2024年1月20日閲覧。
  9. ^ Mrs. GREEN APPLE大森元貴、嵐・二宮和也との交流きっかけは?食事エピソードも告白”. モデルプレス. ネットネイティブ (2023年6月22日). 2023年6月26日閲覧。
  10. ^ Sexy Zone中島健人 、赤楚衛二&山田裕貴とMrs. GREEN APPLEライブ鑑賞の経緯とは「偶然西武ドームにいて…」”. モデルプレス. ネットネイティブ (2023年12月15日). 2024年1月13日閲覧。
  11. ^ a b Interview 大森元貴/Mrs. GREEN APPLE (2ページ目)”. ミュゥスク. 2019年12月26日閲覧。
  12. ^ フェンダーなら間違いなく絶対にいい音が鳴るという安心感がある Mrs. GREEN APPLEインタビュー【後編】”. フェンダーニュース (2018年). 2019年10月5日閲覧。
  13. ^ 『明日も好きでいて、いいですか?』主題歌が「メイプル」に決定”. 大森元貴公式サイト (2021年8月9日). 2021年8月13日閲覧。
  14. ^ Mrs. GREEN APPLE、コラボ企画で“アバター”化 大森元貴「愛がギュッと詰まった」BGM書き下ろし”. ORICON NEWS (2024年5月16日). 2024年8月8日閲覧。
  15. ^ Mrs. GREEN APPLE大森元貴の絵本『メメント・モリ』が重版決定! 本人コメントも到着”. THE FIRST TIMES (2023年12月8日). 2023年12月9日閲覧。
  16. ^ 【ビルボード 2022年 年間TOP Lyricists】作詞家ランキングは2年連続Ayaseが1位に | Daily News”. Billboard JAPAN. 2023年12月14日閲覧。
  17. ^ 【ビルボード 2022年 年間TOP Composers】Ayaseが2021年に続き2連覇、Saucy Dogが初のトップ10入り | Daily News”. Billboard JAPAN. 2023年12月14日閲覧。
  18. ^ 大森元貴がBillboard JAPANにて「2023年年間 作詞家チャート“Top Lyricists”」&「2023年年間 作曲家チャート“Top Composers”」で1位を獲得!”. Mrs. GREEN APPLE official site. 2023年12月10日閲覧。
  19. ^ Mrs. GREEN APPLE大森元貴「大変光栄に思います」 作詞家・作曲家として栄冠 - 拡大写真|Infoseekニュース”. Infoseekニュース. 2023年12月10日閲覧。
  20. ^ 【ビルボード 2024年上半期Top Lyricists】3指標でトップの大森元貴が1位に Ayase/清水依与吏が続く | Daily News”. Billboard JAPAN. 2024年6月9日閲覧。
  21. ^ 【ビルボード 2024年上半期Top Composers】大森元貴が2023年年間に引き続き首位獲得 ストリーミング/動画/カラオケで3冠達成 | Daily News”. Billboard JAPAN. 2024年6月9日閲覧。
  22. ^ 日本テレビ「超・乃木坂スター誕生!」に大森元貴の出演が決定!”. Mrs. GREEN APPLE OFFICIAL SITE|OFFICIAL FAN CLUB 「Ringo Jam」 (2024年4月16日). 2024年8月27日閲覧。
  23. ^ 元競泳日本代表・入江陵介が大ファンのMrs. GREEN APPLE大森元貴と対談『スイッチインタビュー』”. TV LIFE web. ワン・パブリッシング (2024年4月3日). 2024年4月8日閲覧。
  24. ^ Mrs. GREEN APPLE、アニメ声優に初挑戦”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2017年8月21日). 2019年10月5日閲覧。
  25. ^ Mrs. GREEN APPLE、活動再開後3曲目の新曲&『ミセスLOCKS!』復活などが決定”. Billboard JAPAN (2022年3月29日). 2024年1月20日閲覧。
  26. ^ Mrs. GREEN APPLE大森元貴、しらスタコラボ第2弾で「青と夏」「僕のこと」を語る”. BARKS (2021年8月24日). 2021年8月24日閲覧。
  27. ^ “Mrs. GREEN APPLE大森元貴、ボイストレーナーしらスタとのコラボ動画公開”. ぴあ音楽 (ぴあ株式会社). (2021年8月17日). https://lp.p.pia.jp/article/news/196341/index.html 2024年1月20日閲覧。 
  28. ^ 【ガチ】フロリジナルな私は最強、故に我ら尊い人が来た日』(YouTube)よにのちゃんねる、2022年12月7日https://www.youtube.com/watch?v=lGndilDBDXs2024年1月20日閲覧 
  29. ^ Mrs. GREEN APPLE大森元貴、新CMで「青と夏」アコースティックVer.初公開 多部未華子とは初共演”. モデルプレス. ネットネイティブ (2024年5月7日). 2024年5月7日閲覧。
  30. ^ 忍者戦隊カクレンジャー:30年ぶり新作「第三部・中年奮闘編」が今夏配信 小川輝晃、ケイン・コスギら5人集結 ゲストはミセス大森元貴 講談師は神田伯山”. まんたんウェブ. MANTAN (2024年5月11日). 2024年5月11日閲覧。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]