坂本百大
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人物情報 | |
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生誕 |
1928年3月15日 日本統治下台湾 |
死没 |
2020年12月17日 (92歳没) 日本 東京都 |
出身校 | 東京大学、ジョンズ・ホプキンス大学、カリフォルニア大学ロサンジェルス校 |
学問 | |
研究分野 | 哲学(科学哲学) |
研究機関 | 東京薬科大学、駒澤大学、青山学院大学、日本大学 |
坂本 百大(さかもと ひゃくだい、1928年3月15日[1] - 2020年12月17日)は、日本の哲学者(科学哲学・記号論理学・記号学・生命倫理・心の哲学)。心身問題に対するひとつの解答として原一元論を提唱した。青山学院大学名誉教授。
略歴
[編集]1928年、台湾で生まれた。東京都目黒区出身。1948年、第一高等学校文科丙類に入学。1949年に卒業し、東京大学教養学部に入学。東京大学文学部哲学科に移り、1954年を卒業。同大学院人文科学研究科に進んで、1956年に修士課程を修了。1958年よりジョンズ・ホプキンス大学大学院哲学科で学び、その後もカリフォルニア大学ロサンジェルス校大学院哲学科、カリフォルニア大学バークレー校数学科で学んだ。
1963年9月、東京薬科大学助教授に就いた。1964年に駒澤大学文学部専任講師となり、1971年に助教授昇格。1972年、青山学院大学経済学部教授に転じた。1994年に青山学院大学を退職し、名誉教授となった。その後は日本大学文理学部教授として教鞭を執った。2000年に日本大学を定年退職した。
在任中には、1969年9月よりシカゴ大学、プリンストン大学客員研究員。1979年から1980年まで ウィーン大学客員研究員であった。1991年には放送大学客員教授。
2020年12月17日、誤嚥性肺炎のため、目黒区の病院で死去。92歳没[2][3]。
著作
[編集]- 著書
- 『人間機械論の哲学 心身問題と自由のゆくえ』(勁草書房) 1980
- 『心と身体 原一元論の構図』(岩波書店) 1986
- 『言語起源論の新展開』(大修館書店) 1991
- 『哲学的人間学』(放送大学) 1992
- 共編著
- 『現代論理学』(坂井秀寿共著、東海大学出版会) 1968
- 『思考とは何か 数学・物理学・工学・行動科学・心理学・哲学の側面から』(山内恭彦・梅岡義貴共編、ダイヤモンド社) 1970
- 『ことばの哲学』(編著、学文社、現代哲学選書) 1972
- 『システム その科学と哲学』(編、ダイヤモンド社) 1974
- 『正義と無秩序』(長尾竜一共編、国際書院) 1990
- 『科学哲学 現代哲学の転回』(野本和幸共編著、北樹出版) 2002
- 『生命倫理 21世紀のグローバル・バイオエシックス』(青木清・山田卓生共編著、北樹出版) 2005
- 翻訳
- 『オートメーションと現代』(The Voice of America 編、吉村融共訳編、誠信書房) 1965
- 『現代の科学哲学』(Voice of America 編、大出晁共監訳、誠信書房) 1967
- 『言語と行為』(ジョン・L・オースティン、大修館書店) 1978
- 『現代のイギリス哲学 ムーア・ウィトゲンシュタイン・オースティン』(G・J・ワーノック、宮下治子共訳、勁草書房、双書プロブレーマタ) 1983
- 『マインズ・アイ - コンピュータ時代の「心」と「私」』(ダグラス・ホフスタッター, ダニエル・デネット編著、監訳、TBSブリタニカ) 1984
- 『言語行為 言語哲学への試論』(J・R・サール、土屋俊共訳、勁草書房、双書プロブレーマタ) 1986
- 『現代哲学基本論文集』1 - 2(編、勁草書房、双書プロブレーマタ) 1986 - 1987
- 『心の概念』(ギルバート・ライル、井上治子, 服部裕幸共訳、みすず書房) 1987
- 『オースティン哲学論文集』(J・O・アームソン, G・J・ウォーノック編、監訳、勁草書房、双書プロブレーマタ) 1991
- 『考えることを考える』(ロバート・ノージック、共訳、青土社) 1997
- 『志向性 心の哲学』(ジョン・サール、監訳、誠信書房) 1997
- 『思考について』(ギルバート・ライル、共訳、みすず書房) 1997
外部リンク
[編集]- Hyakudai Sakamoto[リンク切れ] (archive) - 百大の経歴、趣味、人生観など。英語。
脚注
[編集]- ^ 『著作権台帳』
- ^ “坂本百大氏死去/青山学院大名誉教授”. 四国新聞社. (2021年1月8日) 2021年1月9日閲覧。
- ^ “青山学院大学 名誉教授 坂本百大氏が2020年12月17日に逝去”. 青山学院大学 HP. (2021年1月8日) 2021年1月8日閲覧。