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原ノ町駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
原ノ町駅
駅舎(2022年4月)
はらのまち
Haranomachi
磐城太田 (4.5 km)
(7.5 km) 鹿島
地図
福島県南相馬市原町区旭町2-27-2[1][2]
北緯37度38分15.60秒 東経140度58分16.74秒 / 北緯37.6376667度 東経140.9713167度 / 37.6376667; 140.9713167座標: 北緯37度38分15.60秒 東経140度58分16.74秒 / 北緯37.6376667度 東経140.9713167度 / 37.6376667; 140.9713167
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 常磐線
キロ程 286.9 km(日暮里起点)
電報略号 ノマ
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線[2]
乗車人員
-統計年度-
1,004人/日(降車客含まず)
-2023年-
開業年月日 1898年明治31年)4月3日[1][2]
備考
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原ノ町駅(はらのまちえき)は、福島��南相馬市原町区旭町[1]にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)常磐線である。南相馬市(合併以前の旧原町市)および福島県相双地方の代表駅である。

歴史

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駅名について

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所在地の名前は「はらまち」だが、旧原町市を通っていた陸前浜街道宿場は原町(はらのまち)宿と読んでいたため、駅名は後者を取って「はらのまち」とされたと推測される。

駅構造

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2面3線のホームを持つ地上駅であり、留置線が敷設され、夜間滞泊が設定されている。ホーム間は跨線橋にて連絡する。

原ノ町統括センター(旧原ノ町運輸区)所在駅。直営駅で、管理駅として常磐線の大野駅 - 新地駅間の各駅を管理している[14](2017年〈平成29年〉の相馬駅の業務委託化前までは相馬駅 - 新地駅間は相馬駅が管理していた)。ただし、お客さまサポートコールシステムが導入されており、一部の日中時間帯は遠隔対応のため改札係員は不在となる[3]

駅の北側には東口方面へ行く跨線橋があり、車椅子用のエレベーターが設置されている。駅舎正面の「ひさし」を支えているのは竹筋コンクリート製支柱だった。現在は鉄筋コンクリート製となり、竹筋コンクリートの柱の一部が駅舎内に保存されている。

構内には自動券売機話せる指定席券売機[3]自動改札機SuicaえきねっとQチケ対応)、自動精算機NewDays(Suica利用可)がある。自動精算機は浪江以南の首都圏Suicaエリアの駅から入場した交通系ICカードの精算出場処理に対応している。

震災前はびゅうプラザも営業をしていたが、震災の影響で営業を休止したまま、2015年(平成27年)6月に閉鎖した。2016年(平成28年)12月に、「原ノ町駅陣屋」として相馬野馬追に関する観光展示スペースが設けられた[15]

のりば

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番線 路線 方向 行先
1 常磐線 下り 岩沼仙台方面[16]
2 上り いわき水戸方面[16]
3 上り いわき・水戸方面[16]
下り 岩沼・仙台方面[16]

普通列車はすべての列車が当駅で折り返す。いわき方面の列車は原則として2番線で折り返す。仙台方面の列車は主に駅舎側の1番線を使用するが、いわき方面の列車との接続時分や運用の都合によっては3番線も使用する。

駅弁

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2010年(平成22年)ごろまでは、主な駅弁として下記を販売していた[17]。丸屋が販売を担当。震災以降駅弁の販売及び立ち売りは停止していた。

  • 浜のかにめし
  • 舞たけごはん
  • 浜べんとう
  • 盆唄べんとう
  • 汐干かり弁当(3月 - 8月)
  • アツアッツほっきめし弁当
  • あつあつ鮭めし
  • いなり天ざる(要予約)

利用状況

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JR東日本によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員1,004人である[利用客数 1]

2000年度(平成12年度)以降の推移は以下のとおりである。

1日平均乗車人員推移
年度 定期外 定期 合計 出典
2000年(平成12年)     2,336 [利用客数 2]
2001年(平成13年)     2,219 [利用客数 3]
2002年(平成14年)     2,144 [利用客数 4]
2003年(平成15年)     2,088 [利用客数 5]
2004年(平成16年)     2,042 [利用客数 6]
2005年(平成17年)     1,991 [利用客数 7]
2006年(平成18年)     1,906 [利用客数 8]
2007年(平成19年)     1,851 [利用客数 9]
2008年(平成20年)     1,815 [利用客数 10]
2009年(平成21年)     1,717 [利用客数 11]
2010年(平成22年)     1,679 [利用客数 12]
2011年(平成23年) 非公表
2012年(平成24年) 135 483 619 [利用客数 13]
2013年(平成25年) 134 479 613 [利用客数 14]
2014年(平成26年) 139 454 593 [利用客数 15]
2015年(平成27年) 141 467 609 [利用客数 16]
2016年(平成28年) 204 468 672 [利用客数 17]
2017年(平成29年) 340 634 975 [利用客数 18]
2018年(平成30年) 357 667 1,024 [利用客数 19]
2019年(令和元年) 358 672 1,031 [利用客数 20]
2020年(令和02年) 234 604 838 [利用客数 21]
2021年(令和03年) 255 592 847 [利用客数 22]
2022年(令和04年) 333 580 913 [利用客数 23]
2023年(令和05年) 386 618 1,004 [利用客数 1]

駅周辺

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駅前(2013年6月)

駅は南相馬市中心部に位置する。

バス路線

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隣の駅

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東日本旅客鉄道(JR東日本)
常磐線
普通
磐城太田駅 - 原ノ町駅 - *高平信号所 - 鹿島駅
*打消線は廃止信号所

脚注

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記事本文

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出典

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  1. ^ a b c d 駅の情報(原ノ町駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2024年8月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年11月5日閲覧。
  2. ^ a b c 『週刊 JR全駅・全車両基地』 50号 郡山駅・会津若松駅・三春駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年8月4日、21頁。 
  3. ^ a b c d 駅の情報(原ノ町駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2024年4月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年4月1日閲覧。
  4. ^ a b c d e 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、436頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  5. ^ 『逓信省告示第28号』明治38年2月2日官報第6475号41ページ
  6. ^ 原武史『昭和天皇御召列車全記録』新潮社、2016年9月30日、95頁。ISBN 978-4-10-320523-4 
  7. ^ 『JR時刻表』1992年4・12月号
  8. ^ 『JR時刻表』1999年4月号
  9. ^ 東北地区運転再開状況” (PDF). 東日本旅客鉄道. 2011年4月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年4月6日閲覧。
  10. ^ 在来線の地上設備の主な被害と復旧状況” (PDF). 東日本旅客鉄道. 2011年4月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年4月6日閲覧。
  11. ^ 【JR代行バス 原ノ町駅~亘理駅】』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道水戸支社、2011年5月20日。オリジナルの2011年5月20日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20110531231252/http://www.jrmito.com/press/110520/20110520_press02.pdf2020年5月27日閲覧 
  12. ^ 駅の情報(原ノ町駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2023年2月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月27日閲覧。
  13. ^ 駅の情報(原ノ町駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2023年6月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月23日閲覧。
  14. ^ 「統括センター」の新設について提案を受ける!” (PDF). JR東労組水戸 (2022年11月30日). 2024年11月5日閲覧。
  15. ^ 南相馬観光協会Facebook、2017年6月16日
  16. ^ a b c d JR東日本:駅構内図・バリアフリー情報(原ノ町駅)”. 東日本旅客鉄道. 2024年11月5日閲覧。
  17. ^ 『JR時刻表 2010年9月号』交通新聞社、2010年、617頁。 
  18. ^ JR常磐線・高速バス・路線バスの運行状況”. 南相馬市 (2024年9月19日). 2024年11月4日閲覧。

報道発表資料

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  1. ^ Suicaをご利用いただけるエリアが広がります。』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2008年12月22日。オリジナルの2020年5月24日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200524150337/https://www.jreast.co.jp/press/2008/20081218.pdf2020年5月25日閲覧 
  2. ^ 代行バスの運転について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道水戸支社、2011年5月20日。オリジナルの2011年8月15日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20110815042834/http://www.jrmito.com/press/110520/20110520_press01.pdf2020年5月27日閲覧 
  3. ^ 常磐線の運転計画について』(プレスリリース)東日本旅客鉄道水戸支社、2011年12月14日。オリジナルの2012年1月30日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20120130121543/http://www.jrmito.com/press/111214/20111214_press03.pdf2011年12月14日閲覧 
  4. ^ 常磐線竜田駅〜原ノ町駅間代行バスの運行について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道水戸支社、2015年1月22日。オリジナルの2015年1月24日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20150123193850/http://www.jrmito.com/press/150122/20150122_press01.pdf2015年1月24日閲覧 
  5. ^ 常磐線(小高駅〜原ノ町駅間)の運転再開について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道水戸支社、2016年5月31日。オリジナルの2016年5月31日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20160531233549/http://www.jrmito.com/press/160531/press_01.pdf2020年5月27日閲覧 
  6. ^ 富岡町、浪江町の避難指示解除に伴う常磐線の運行について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道水戸支社、2017年3月10日。オリジナルの2017年3月12日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20170312051832/http://www.jrmito.com/press/170310/press_01.pdf2020年5月27日閲覧 
  7. ^ 常磐線(富岡駅~浪江駅間)の運転再開について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2020年1月17日。オリジナルの2020年4月19日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200419033150/https://www.jreast.co.jp/press/2019/20200117_ho01.pdf2020年5月27日閲覧 
  8. ^ 常磐線(富岡駅〜浪江駅間)の運転再開及びおトクなきっぷの発売等について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道水戸支社、2020年1月17日。オリジナルの2020年4月11日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200411134214/http://www.jrmito.com/press/200117/press_02.pdf2020年3月14日閲覧 
  9. ^ 原ノ町駅における相馬野馬追の魅力発信』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道水戸支社、2020年7月9日。オリジナルの2020年7月9日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200709060710/http://www.jrmito.com/press/200709/press_01.pdf2020年7月9日閲覧 
  10. ^ Suicaエリア外もチケットレスで! 東北エリアから「えきねっとQチケ」がはじまります』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2024年7月11日。オリジナルの2024年7月11日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20240711051550/https://www.jreast.co.jp/press/2024/20240711_ho02.pdf2024年8月1日閲覧 

新聞記事

[編集]
  1. ^ 震災で止まって置き去りの電車、撤去作業開始」『読売新聞』2016年3月14日。オリジナルの2018年5月10日時点におけるアーカイブ。2024年11月5日閲覧。
  2. ^ JR原ノ町駅の発車曲「相馬流れ山」に 常磐線全線再開の14日から」『福島民報』。2024年11月5日閲覧。[リンク切れ]
  3. ^ JR原ノ町駅城壁風に 「相馬野馬追」文化、歴史伝える」『福島民報』2020年7月16日。オリジナルの2020年7月30日時点におけるアーカイブ。2020年7月30日閲覧。

利用状況

[編集]
  1. ^ a b 各駅の乗車人員(2023年度)”. 東日本旅客鉄道. 2024年7月21日閲覧。
  2. ^ 各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月3日閲覧。
  3. ^ 各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月3日閲覧。
  4. ^ 各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月3日閲覧。
  5. ^ 各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月3日閲覧。
  6. ^ 各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月3日閲覧。
  7. ^ 各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月3日閲覧。
  8. ^ 各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月3日閲覧。
  9. ^ 各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月3日閲覧。
  10. ^ 各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月3日閲覧。
  11. ^ 各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月3日閲覧。
  12. ^ 各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月3日閲覧。
  13. ^ 各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月3日閲覧。
  14. ^ 各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月3日閲覧。
  15. ^ 各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月3日閲覧。
  16. ^ 各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月3日閲覧。
  17. ^ 各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月3日閲覧。
  18. ^ 各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月3日閲覧。
  19. ^ 各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月6日閲覧。
  20. ^ 各駅の乗車人員(2019年度)”. 東日本旅客鉄道. 2020年7月12日閲覧。
  21. ^ 各駅の乗車人員(2020年度)”. 東日本旅客鉄道. 2021年7月10日閲覧。
  22. ^ 各駅の乗車人員(2021年度)”. 東日本旅客鉄道. 2022年8月7日閲覧。
  23. ^ 各駅の乗車人員(2022年度)”. 東日本旅客鉄道. 2023年7月10日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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